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ベートーヴェンはご存じ通り9曲の交響曲を書いている。
その中の7番目の曲がこの曲。
クラシックを聴かない人でも知っている「運命」や「第九」と違って
この曲はクラシックを聴くようになって初めて接する人が多いはず。
そういう意味で、クラシックを聴かなければ出会えない曲と言えるんじゃないかな。
この曲をワーグナーは「舞踏の権化」と呼んだらしい。
なるほど。そんな感じ。
ただし、ウィンナワルツのような舞踏会のそれじゃなくて、もっと野太いものだけど。
とにかく最後まで聴き所=聴かせ所が満載の大名曲。
意識して聴いたことがないんだったら是非一度。
さて、今回のデイビスのこのレコードだけど。
必然性というか説得力というかそういうものを持って奏でられている感じ。
感情に溺れるような演奏も多い中で、
きちんと自分も曲も見失わずにコントロールされた演奏と言えるんじゃないかな。
かといって無表情な冷たいものじゃなくて適度の熱さもある。
それにこの曲に大事なパワーも。
もっとも、この種の熱さなんかを、くせ者と思って嫌う人もいるかも。
私の場合はちゃんと7番を聴いた気にさせてもらえたので
いい演奏だと言っていいんじゃないかな。
今日聴いたもの
ベートーヴェン 交響曲7番/デイビス ロイヤルフィル
英EMI XLP20038 (レコード)
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