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シーカヤック

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海好き・キャンプ好き・焚き火好き・自然と遊ぶのが好き
ここはシーカヤックの航海手記
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イメージ 1

ツアーカヤックの人達と同じビーチから出発

この辺りは侵食されて岩だらけだったがこのビーチだけカヤックを乗りつけられる



イメージ 2

Flower Pots(フラワーポッツ)と呼ばれるシースタック(堆積)


イメージ 3

岩肌は砂岩、目で確認できるほど小石が沢山挟まっている

大変脆いので係員が干潮時の都度、点検をし落石しそうな石があれば故意に石を落し

事前に落石事故を防いでいるそうだ。




9月14日


洞窟探検

前日にピートと話をした時にビクトリアの近くにあるプライベートスクールの学生と講師が1泊2日で土曜日(13日)来ると言っていた。

ピートはその学生達に洞窟をガイドする約束になっていて私達の12日の探検の結果が散々だった事を知っているので一緒に来ないかと誘ってきた。

が学生達は来る事は来たがついたその晩、13日に夜の洞窟探検も面白いだろうと予定を変更して実行した。

勿論ピートは彼らと共にしたのだろうと思いまた出かけるのは大変ではないかと言ったが

彼曰く、「それに着いて行くほどクレイジーじゃない」と言った。

それで朝食後、彼が私達の為にガイドをしてくれた。

12日に懸け登ったトレイルをまた懸け上がりまた同じ大岩が立ち塞がる。

がその大岩の下に隙間がありそこを体を半分にして中に入っていく。

ここは洞窟と言ったが正確には大昔の岩崩れで大岩が被さって作られた洞窟だった。

だから所々に天窓がありまったくの暗闇と言う訳ではない。

また出たり入ったりといくつかの洞窟になっている。

成る程、ピートが夜の洞窟について行くほどクレイジーでは無いと言った意味が分かるほど足場が悪い所もある

入り口は小さくても中は広々としていたり好奇心な若者が一夜を明かした後とかがある。

確かに太った人、閉所恐怖症の人には向かない所だった。

ピートは67歳(69歳?)にしては機敏な動きで前を歩き狭い岩の間を切り抜ける為の的確な指示を施す。

彼は過去にもこうしてかなりの数の好奇心者を連れてここに訪ねている。

彼はまた話題に事欠かないほど話の種が豊富だったので飽きる事が無く洞窟の中を歩き回った。

上がったり下がったり・・でもやはりかなりの登ったようで着いた所は見晴らしの良い所だった。

洞窟を抜けた時、ピートの知り合いの地元の若者と彼の彼女、彼の母親が森の中から出てきた。

彼らもまた洞窟を探検しようと歩いていたらしいがその入り口が分からず森を彷徨いながら歩いてここまで辿り着いたと言う。

ピートは若者に洞窟の出入り口を教える為に話に行ってその間に私達は見晴台でのんびりと過ごした。

今までカヤックで漕いできた所などが一望でき爽やかな風が心地よかった。

帰りは山をまさに駆け下りるほどのスピードであっという間に元の場所に戻ってきてしまった。

ピートに礼を言うとキャンプに戻り昼食にした。

暫くすると山の中で会った3人組が降りてきて私達のキャンプに加わりピート、ハンツ、ピートの友達が船から遊びに来た。

流石に日曜日だけあって行楽出来ているボーター(モーターボートの人たち)がかなりの数繰り出していた。

中にはビールを持ち出して飲んだり騒いだりしてここは何所?街中?と言うくらい煩かった。

午後は昼寝を嗜みビーチコーミングをして時間を潰す。

その時に砂浜があったので掘ってみるとアサリが出てきた。

食べられるかどうか後でピートに聞いて見ようと思った。

そして夕食を早めにして夕方のパドリングはどうか?と提案した。

この日は洞窟を歩いただけでかなりリラックスした日を送ったのでエクササイマニアのケリーとレンに異存なし。

夕日が落ちる1時間前ほどにカヤックに乗り出しゆっくりと漕ぐ

夕日がいよいよ低くなると辺りが黄金色に染まっていく。

気温も下がり始めたのでキャンプに戻ることにした。

この日も美しい夕焼けを楽しんだ。

長いので興味のある方だけ洞窟スライドショーどうぞ
2008_0916KAYAKING-GULFISLANDS +番号 ケリー撮影
IMG_+番号 私撮影
P+番号 相方撮影




9月15日

昨日はリラックスしたにも拘らず私には少しだけ疲れが出ていたし昨日ピートにアサリに付いて尋ねた時

食べられると言っていた。そしてピートが潮干狩りの良い場所を教えてくれると言った。

カヤックをするか潮干狩りをするか少し迷ったが食い気が勝ってこの日も陸上で楽しむ事にした。

他の3人がカヤックで行ってしまうと干潮にまではかなりの時間があったのでビーチコーミングをしながら時間を潰した。

約束の時間になってもピートが来ないので一人でアサリがあるビーチに行く。

何所を掘っても出てくると言う訳ではなかったが見当を付けて掘り出す。

暫くしてピートが熊手とバケツを手にしてやってきた。

ピートに言われた所を掘ると出るわ出るわ!

ピートは私達の為に牡蠣を拾っていた。

10分とかからず入れ物が一杯になってしまった。

後はアサリを綺麗に洗い海水に付けて砂抜きをする。

ピートは牡蠣を開けながら話をする、映画の話、世間話、彼の結婚の話等、面白かった。

クレイジーピートは結構知識豊富で話す相手によって話題も変えられる柔軟な頭脳の持ち主でもあった。

クレイジーとは言っているがそれは世を欺く仮の姿ではないだろうか・・・。

仲間が帰ってくるまでに時間がかなりあったので手頃なアビュータスの木に登り滑々した木肌を楽しんだ。

暫くして帰ってきたので何所に行ってきたのか聞くとあまり遠出はしなかったようだった。

最後の晩餐となり私たちが用意したデザート、チョコレートフォンデュに舌鼓を打つ。

最後の日まで夕日は美しく向こうに落ちていった。

イメージ 1
金星?が輝く最後の夜空 



9月16日



前日の15日は満月で朝起きると西の方に月が明星のようにまだ輝いていた。

起きると直ぐに朝食の用意の傍らテントを潰す作業を始める。

レンの性質は何でも競争してしまう事だろうか、どちらが早く片付けられるか彼の潜在意識の中で競争していた。

8時過ぎには全て元の自然のままに戻った。

カヤックに荷物を詰め込み始めているとハンツが彼の船で出かけてった。

カヤックに乗り漕ぎ始めるとピートも彼の船で出かけていった。

また機会があったら出会いたいなと思った。

帰りもゆっくり名残惜しそうに周りを見渡しながらカヤックを漕ぐ

お昼前には駐車した場所に戻り車に乗り込んでいた。

これで今年のカヤックは終わったと思った。

スライドショー
(K)はケリー撮影


最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記録は自分の為に書いているので地名、人名等が多数出てきてよく分からなかったと思いますが

辛抱していただいて感謝しています。
9月10日から6泊7日でカヤックキャンプに出かけてきた。

メンバーはお馴染みのお隣夫婦との4人である。

場所はバンクーバーアイランドと本国の間に横たわっている北湾岸島(North Gulf Is.)

位置はナナイモに近い周辺ボルディス島を中心としたカヤックだった。

本来の計画では6月にバンクーバー島の北部、ブラウトンアカペルゴ(Broughton Archipelago)辺りを

カヤッキングする予定だったが体調が崩れた為計画を見送った。

結果的には良かったようだ。なぜなら6月はかなり不安定なお天気で寒く雨続きの日が多かったと言われた。

病み上がりで筋力も落ち体力に不安があった為最初の計画地とは違う場所を選んだ。

ビクトリアから1時間45分ほど北上した所が今回の出発地になった。

今までは目的地に着くと1泊宿泊して翌日からカヤックキャンプとなるのが通常であったのでこの距離は手軽で

その日の内に始められると言う特典もあったのでキャンプを1日伸ばす事にした。



10日の朝、ビクトリアを8時半頃出かけ11頃にはキャンプ地に向けてカヤックを漕いでいた。

途中はサンドストン(砂岩)で出来た見事な岸壁が見られこれを堪能しながら漕いで行く。

お腹が空いてきたのでパイレイツコーブ(Pirates Cove)マリーンパークに寄ってお昼を食べる。

ここではキャンプも出来るが私たちの目的とするキャンプ地はボルディス島ブラックベリーポイント(Blackberry Pt.)であったのでまたカヤックに戻る。

プレイディス・チャンネル(Pylades Channel)を横切り目的の島ボルディス島(Valdes I.)に沿って南下する。

3時ごろにはキャンプ地のブラックベリーポイントに着く事が出来た。

心配していた体力だが十分皆の後に付いて行けることが出来た。

着くと早々にテントを張り回りを見て歩く。

ここはよく使われているキャンプ地のようで食事の用意がしやすいようにキッチンとしての機能が整っていた。

私たちが陣取った所は一番人気があるような所でピーク時ならば運が良くなければ陣取れないかなと思った。

私達の他には3人組のカヤッカーがちょっと距離を置いてテントを張っていた。

食事が済み綺麗に晴れ渡った夕日を眺めながら食後のお茶を飲んでいた。

焚き火をするには驚くほど暖かい9月のお天気だったがキャンプの雰囲気を盛り上げるために焚き火を始めた。

夕日がバンクーバー島の山の向こうに静かに沈んでいくと辺りに静けさが戻る。

明日は何をしようか話し合っているとキッチンエリアが騒がしい。ヘッドライトで照らしてみるとマウスがチョロチョロ駆け回っていた。

そして時々奇妙な叫ぶような鳴き声も聞こえるが今まで聴いた事もない鳴き声だ。

何だろうと興味が湧き辺りを照らしてみるが鳴き声の持ち主を探し当てる事は出来なかった。

各自のテントに戻り1日目を終える。



9月11日
 
2日目、素晴らしい快晴で始まった。

この日は前の晩話し合って決めた近場の島々を散策をする事にした。

まずはマイアミ小島(Miami It.)の近辺に沈没船があるとガイドブックにあったので見に行ったが

この時期の海の透明度は低く干潮時であったにもかかわらずそれらしい影も見る事が出来なかったが

大小のくらげは豊富で海の中を漂っていた。

プレイディス島でお昼を取りその後プレイディス島、ラクストン島(Pylades I. , Ruxton I.)を1週回って見る事にした。

特にラクストン島はかなりの家がありどこを見ても自家発電用のソーラーパネルが付いていた。

島の生活ものんびりしているが水は?下水は?と考える内にある程度の不便は覚悟しなければならないと思った。

キャンプ地に戻り夕食に時間があったので各自思い思いの事をして過ごす。

また隣にテントを張っているカヤッカーと交流する機会があったので会話すると

彼らはケロウナ(Kelowna,B.C)からでこのキャンプ地には何回か来ているらしい。

年配の人グレム(Graeme)と話をすると彼はどうやら昔やはりカヤックキャンプで知り合ったケロウナからのカヤッカー(ジム)と友達らしい。

まったく狭い世界だと思い彼にジムによろしくと伝えてくれるよう頼んだ。

彼らはまたフロートハウスに住むピートの事を教えてくれた。

彼らはクレイジーピートと呼び何でそう呼ぶのか聞くと真夏の暑い時にダウンジャケットを着て

ATV(四輪バギー)でビーチを駆け回っている姿を見た事があり

実際彼と話をすると彼はクレイジーと呼んでくれと言ったらしい。

話を聞く限り彼は妖しい存在のようだったが実際はとても面倒見の良い人だと言う。

この日も夕日は美しく落ち、その後も長い間夕日の余韻が残った。



9月12日

3日目の朝は風がかなり出ていた。

隣にテントを張るケロウナ組はこの日どうしても帰らなければならないので白波の中漕ぎ出した。

彼らが1時間かけてプレイディス島に着くのを見届けてから今日は何をしようか話し合った。

私たちは昨夜この*キャンプ地を動かないで6日間ここでキャンプをしようと決めたので無理をせずカヤックを漕ぐ事はしなかった。

*(これは初めての試み)

この島(ボルディス島)の陸地を探検しようと思いピートに話しかけるべく出かけたがあいにく彼は留守で

彼の友達、ハンツ(Hans)が望遠鏡で海を眺めていた。彼はピートの側の陸地でテントを張っていた。

聞くと2ヶ月もテント暮らしをしているといった。

彼は足が悪く両手に杖を持って愛犬と共に毎朝散歩をしていた。

彼の話によるとトレイルがあり洞窟に行けると言うと言う道を歩いてみる事にした。

かなり急な坂道を上がると目の前に大岩が立ち塞がっていた。万事休す、ここまでと思いまた下って元来た道に戻る。

またハンツは伐採後の林道を登っていけば湖があると言う。

お昼の後で湖まで行ってみようと林道を歩く事にした。

1時間ほど歩いてみたが何所にもそれらしい所がないので適当な所で引き返った。

しかし歩き損ばかりでなく道の両側にブラックベリーがたわわに実っていてこの時が食べごろだった。

それをこの日の食後のデザートにしようと口に運ぶのを止めて貯め始めるが入れ物を持っていなかったので被っていた帽子を入れ物代わりに使い始めた。

勿論、帽子はブラックベリーの潰れたジュースで紫色に染まる所だったが。

この日はカヤックをしなかったが歩くと言う運動をしたので気持ちは良かった。

食後にブラックベリーに日本食料店で買ってきたフルーチェをかけて食べたのはかなりのヒットだった。

3日目の夕日も前日に変わらず美しかった。



9月13日

4日目の朝も風が出ていたが昨日ほどではなかったのでまだ探索していない他の島々を漕ぐ事にした。

まずはボルディズ島に沿って南下しポリアーパス(Porlier Pass)で潮が満ちてくるのを眺め

レイド島(Reid I.)で眺めの良いキャンプ場を探索しクパー島(Kuper I.)でお昼にする。

それからカット(The Cut)と呼ばれる人工水路を通りセィーダス島(Thetis I.)のテレグラフマリーナでアイスクリーム休憩を取る。

昔、セィーダス島とクーパー島は一つの島だったがこのカットが出来て2つの島になった。

クーパー島はインディアンの居住地セィーダス島は一般の人が居住している。

それからぐるりとセィーダス島を回ってキャンプに戻った。

この時は疲れが出てしまったが何とか漕ぎとおせた。

この日は朝こそ風があったものの海上は無風状態でかなり暑かったのでそれでバテてしまったのかも知れない。

カヤックから戻って少し経つとこのキャンプ地の近くに住む住人、ピート(Pete)がやってきた。

彼はハンツから私たちの事を聞いてきたのだろう。

話し出すと止まらないようでとても話好きの人柄が分かる。


そしてまたこの日も約束されていたかのような美しい夕日で終わった。


イメージ 1
漕いだ所
赤色: 10日
黄色: 11日
ピンク:13日

スライドショーはかなりのボリュームがあるので暇な時にどうぞ。
バーガスアイランド(Vargas Island)最終日



最後の晩は狼の遠吠えこそ聞こえなかったが中々眠れない夜だった。

しかも昼間の満潮時には海水がテント迄あと30〜40cmと言う距離だったので夜の満潮で浸水してはかなわない。

だから夜中に波打ちの音が近くなるとそれが気になって起き上がりテントから頭だけ出して外を見渡した。

大分離れている、安心してまた寝袋に潜り込む。

そして夜は明ける。

いつもと変わらない朝食を済ませ片付けをしているとモーターボートの音がする。

昨夜と同じウォータータクシーがこちらに向かってきた。

ケリーとレンが乗っていた。

ケリーの顔はまだ少し腫れていたが足取りはしっかりとしていた。

ケリーが今回の事は彼女自身の落ち度でもあったから気にせずにといつもどおりの気さくさに戻っていた

大事に至らなかったからよかったしウォータータクシーがまだ走っていたから救われた。

この場所からトフィーノはモーターボートで20分の距離で、途中タクシードライバーは彼らに簡単なガイドもしてくれたらしい。



キャンプを片付け帰りはバンクーバーの4人組と一緒にトフィーノに帰る事にした。

ゴードンは本当に色々よく知っている。彼が途中でガイドをしながら進んでいく。

ゆっくり漕いで行くので私は途中でテリーと話しながら漕ぐ事ができた。

私は彼に私の漕ぎ方は遅いからと言うと彼はカヤックはレースでは無いのだからと励ましてくれた。

ゆっくり漕いでもトフィーノは2時間は掛からない距離だった。

私たちは4人組と別れ元の場所に戻ってきた。

ケリーも普通に戻り最後までカヤックを遣り通す事が出来て満足気だった。

またここに戻ってこようね、今度は必ず鯨を見る為にとケリーと話した。

無事に無傷で戻ってきた事に今回は本当に本当に感謝した。








長々とお付き合いありがとうございました。
バーガスアイランド(Vargas Island)5日

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

Did you hear That (聞いたかい?)突然、相方が起こす。

歳のせいだろうか・・最近はキャンプでぐっすり眠る事が出来なくなった。

だから相方が話しかけた時にも直ぐに反応する事が出来た。

何時頃だろう、多分深夜過ぎだろう。

ウォォォォン、ウォ〜〜〜ンと 甲高い遠吠えが聞こえる。

狼だ!

遠吠えとは言うがこの時はかなり近くで吠えている様な感じだった。

遠吠えは右から左に移動しながらしている。その内近場の遠吠えに応えるように遠くの方で遠吠えも聞こえる。

相方はむっくりと起き上がり聞き入っている。

5分間ほどしてまた静寂が戻る。聞こえるのは波打ちの音だけ・・・。

少しだけ恐怖を感じながらまた眠りに着く。

次に起きたのは朝になってからだった。

朝食を用意しながら普段から眠りは浅い方だと言うレンに狼の遠吠えの事を聞いてみた。

驚いた事に彼は知らなかった。

同じビーチでキャンプをする4人組に聞いてみたらテリーを除く3人も聞いていなかったらしい。

狼がこの島に居る事は知っていたが実際に感じるのは初めて、姿など見たくも無い!

これからは一人で森の中を歩く事は避けた方がいい。





5日目は朝から太陽も出ていた。

今日は隣にある小さな島、ブランデンアイランド(Blunden Is.)を一周する事にする。

ゴードンから聞いていた秘密のキャンプサイトも今後の為に確認しておこう。

途中にあるロックガーデン(暗礁)の為時々海面に白波が立つ。

うねりも少々あり予断を許さない所もあった。

この島の近くにはパッフィンと呼ばれる鳥も見られるらしいが私達には見つけられなかった。



写真は参考の為、↑パッフィンとはこんな鳥





お昼を食べ秘密のキャンプサイトも見つけられたのでまたアフースベイに戻る

キャンプに戻る前に大きなアフースベイを漕いで見る事にした。

南端にもキャンプ場がある。もし良さそうならこの次に来る時はそこも考慮しようと見学に行く。

ビーチの方から一人のカヤッカーがこちらに向かって漕いできた。

彼がすれ違いざまに「泳ぐ用意はいいかい?」と言う。

はて?と言う感じで笑顔でやり過ごす。

浜に上がるつもりが無いのなら浜に近づく事はしないほうがいい。

この大きな湾ではサーフィンが出来るようなうねりがありそのうねりが何時崩れて白波になるか分からない。

その事を実体験した。私は今回初めてサーフを経験してしまった。

うねりの中でビーチ方向を見ていると左目の端に白いものが見えた。

アッ!と悲鳴を上げる間も無く凄い勢いで浜の方に押されていく。

カヤックは横波に弱い、そのままではころころと転がり転覆してしまう。

パドルをつっかえ棒のように重心を波に掛けて転覆をどうにか避ける事が出来たが浜辺が近くに見えてきた。

波は次から次へと来る。その前に方向を変えて波と垂直にならなければならない。

必死に漕いで体制を整え方向を変え波を真っ向から受け頭から大きく被った。

それを2つやり過ごすと安全海域に入った。

上半身はびしょぬれ、気が付いたらウォーターボトルは海上を漂い、カメラケースは片側のロープだけ付いていて半分海の中だった。

急いでカメラケースを救い上げもしかしたらカメラが濡れてしまったかもしれないと心配になったが大丈夫だった。

私の危機を見ていた3人もどうする事も出来なく見ていたらしいが転覆の危機から逃れた私を見て無事を喜んだと共にサーフをやってのけた事に驚いていた。

一番驚いたのは私本人かもしれない、本能で対処した事だが間違った動きでなかった事が8年間漕いでいた経験が物をいったのだろう。

海の真ん中に出てホッとした。そしてなるほど、あのカヤッカーが言った言葉が思い出された。

帰って来てから乾いた服に着替えると火を熾し体を暖めた。

その後スライドショーにある隣の太平洋に面した大きなビーチに遊びに行く。

充分ビーチで楽しい時間を過ごすと夕食の時間が近づいてきた。

最後の晩餐、私たちの担当だった。




ケリーは**ナッツアレルギーを持っている。

何所に出かける時でもアレルギーが起きた時の緊急薬【エピペン】は持って出かける。

使った事はまだ一度も無い、それはいつも食品のラベルをよく読みレストランなどでは必ずナッツ類が入っていないか聞く。

私たちもこの事はよく熟知していたが最後の晩餐で使ったソースの一部に胡桃の油が入っていた。

食べてから10分くらいして彼女が体の異変に気が付く。

私たちが使ったペーストの瓶のラベルを読むとそれが書いてあった。

私たちの落ち度だった。生死に直面した事態に落ちてしまった事に深く後悔したが起きてしまった事を元には戻せない。

彼女は食べた物を吐き戻す為に岩場に隠れたがその間に隣でキャンプしている4人組にウォータータクシーの電話番号を知らないか聞く。

出来れば病院で対処をしたほうがいい、タクシーに電話して営業時間を聞く。

日没までタクシーは走る。日没までにはまだ1時間はある、彼女が戻ってきた。

彼女の声はしわがれ憔悴した感じが受け取れる。少し前まで彼女は楽しい時間を過ごしていた事に満足していた。

今は打って変わって近寄りがたい態度であるが私たちもどうしていいか分からないのでおろおろするばかりであった。

ケリーは大丈夫、常時携帯しているエピペンをするからとか言っていたが彼女も実際に使った事が無い。

私たちは大事をとって病院に行って欲しかったのでタクシーがまだある時間に行く様にとレンに進める。

ケリーを説得し承諾を得てタクシーを呼ぶ。タクシーが来るまでの時間がやけに長かった。

その間にその晩に泊まるホテルの確保をしなければならない。

この週末は連休だった、ホテルがあるかどうか分からないが責任を感じた相方はとにかく電話をする。

やっと一箇所見付かりそれをレンに伝える。

タクシーがやって来た、ケリーとレンはタクシーに乗り込みケリーは明日の朝また戻ってくるからと言って去った。

残った私たちは片づけをして明日の事を思った。

隣でキャンプする4人も事の事態を知り、もし手助けが必要だったら何でも言ってくれと申し出た。

その晩は4人が作った焚き火を囲んで話をした、長い夜だった。






パッフィンの画像はこのサイトよりお借りしました。http://asahina.net/kiyotaka/novascotia.html

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