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この書庫は、以前HPで公開していた記事を再掲載したものです。
内容、文面は当時のまま再録しています。 この記事に登場する路線の大半は東日本大震災をはじめとする災害によって、現在も復旧していません。
------------------------------------------------------------------------------- 2004年12月15日。 "あの"岩泉線です。
廃線候補にあがりながらも、道路整備が不十分ということで廃線を免れてきた岩泉線。 一日に3往復のみの運行のため、隣の県に住んでいながらいまだに乗った事がなかった路線に乗車してきました。 一ノ関を出発し、ピンクのラインが一ノ関〜岩泉。ブルーのラインが岩泉〜一ノ関の行程です。
朝5:30に一ノ関駅に到着。
いつものように5:40一ノ関着の上り「北斗星4号」を見送り改札を済ませます。とはいっても東北の12月ともなれば、この時間は真っ暗です。 まもなく6:02発の大船渡線始発列車が入線してきました。終点の盛行きはこの列車を逃すと9:25まで待つことになります。 大船渡線のキハ100系
一ノ関を出ると気仙沼方面へ終点の盛へと向かいます。 JR盛駅
8:43盛に到着。次に乗車する三陸鉄道の宮古行きは11:20。3時間弱の時間があります。
実はこの時間を利用してあることを計画していたのです。
その計画はまたの機会に(^^
JR盛駅の隣には、三陸鉄道の盛り駅があります。 本邦初の第三セクター線を記念する石碑
11:20三鉄の宮古行きに乗車します。
ちなみに三鉄の盛・釜石・宮古・久慈の各駅では青春18きっぷを提示すると一日乗り放題の「三鉄とく割フリーパス」を購入できます。
三鉄の36 207
たった一両ながらも車内には自動販売機も完備!
この三鉄南リアス線で終点の釜石を目指します。 太平洋沿岸を走る車窓はいい眺め!
三鉄釜石駅
隣接するJR釜石駅の2階の食堂で昼食を取り、釜石駅を探索。ターンテーブルがありました。 JR釜石駅構内のターンテーブル。写真奥に一対の動輪が保存されています。
13:39山田線に乗り宮古へ向かいます。
山田線のキハ100系
山田線は釜石と盛岡を結ぶ路線。
釜石から宮古の区間は太平洋沿岸を走り抜けます。
宮古からは岩泉直通の列車に乗り換えます。
ここでの乗換時間はわずか3分。猛ダッシュで跨線橋を駆け上がり隣のホームに待つ岩泉行き列車に飛び乗ります。
山田線・岩泉線のキハ52(赤鬼カラー)
ちなみにこの列車。ドアは手動です。
ワンマンで見かけるボタン式でも無く、ドアノブがついたホントの手動です。
いまだにこんな列車が活躍しているとは感激です(^^
岩泉線の始発駅・茂一駅に到着。 ここで20分停車して岩泉線へと進みます。
JR茂市駅
ながい停車時間が過ぎ、いよいよ岩泉線へ。
途中の押角駅は秘境駅ランク5位のツワモノ。
付近には民家もなく、駅は道路から橋を渡ったところにあるのですが、この橋というのが人が一人やっと歩けるような木橋でしかも片側にしか手すりがついていないというステキな駅です。
押角駅。ちょっと見づらいですが川を渡る橋が見えます(下)
この駅で学生さんが一人降りていきました。
さて16:28終点岩泉に到着しました。 北国の夕暮れは早く、この時間とは思えないくらい真っ暗。完全に夜です(笑)
ここ岩泉には日本三大鍾乳洞のひとつ「龍泉洞」があります。残念ながら今回の見学は断念… 岩泉駅
ここから再び茂市にもどるのですが一時間近く時間があります。とはいっても駅前は閑散としており、駅舎内であったかい缶コーヒーを飲んで時間つぶし。 さっき乗ってきた列車に乗り再び茂市へ。
もはや誰も乗ってません…
18:12茂市着。盛岡行きの山田線に乗換えます。
盛岡行き山田線は2両編成。 先頭は赤鬼色のキハ52、後は国鉄色に塗られたキハ58。
ここから盛岡までの間には秘境駅が二つあります。 大志田駅は秘境駅ランク10位、浅岸駅は秘境駅ランク11位。 しかし、辺りは真っ暗でよく見えませんでした。残念っ!
さて21:53盛岡に到着。辺りはすごい霧につつまれ視界不良。次の列車まで70分ほどあるので駅の地下で夕食をすませ一ノ関行きの東北本線に。 出発予定を過ぎても発車しません。行き違いの列車待ちとのこと。約3分遅れて出発。 その後も霧のため安全確認をしながらの徐行運転。一ノ関に着いたのは予定より約20分遅れの23:40過ぎでした。 東北本線の701系…
8年前の記事です。
残念ながら、この記事に掲載された路線の約半分は、震災のために現在も運行が見送られたままです。
まず今回の旅のメインだった岩泉線。
2010年7月31日に起こった土砂崩れによる脱線事故が発生しました。以降、全線が運休したままです。
残念がらJR東日本は今後はバスによる継続を発表してしまいましたが、現在も住民との対話が行われています。
そして最初に乗った大船渡線。
気仙沼から終点の盛駅までは東日本大震災により壊滅的被害を受け、現在も復旧の目途が立っていません。
主要駅だった陸前高田駅や大船渡駅などすべてが流されてしまいました。
盛と釜石を結んだ三陸鉄道南リアス線。この路線も津波で大きな被害を受けてしまいました。
2013年4月には盛〜吉浜間が復旧予定、さらに2014年4月には釜石まで復旧し、全線が再開予定です。
山田線の釜石〜宮古間も、大槌をはじめほとんどが津波で壊滅してしまいました。
こちらも復旧の目途はたっていません。
この記事に登場したキハ52やキハ58といった国鉄時代からの気動車もすべて廃止されてしまいました。
昼食をとったJR釜石駅2階の食堂もなくなってしまいました。
わずか8年の間に、ずいぶん変わってしまいましたねぇ…
被災地の一日も早い復興を願っています。
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すごいコースですね、尊敬に値します!
ぜひともこのコースを体験したいものです。
でも・・・
早く少しでも復興して欲しいです。
2013/1/12(土) 午後 6:53
フリードッグさん>
あの景色はすべて無くなってしまいましたが、今でもしっかり脳裏に焼き付いてます。
きっとまたスバラシイ町並みが復活しますよ(^^
全線が復活したら、ぜひ挑戦してみてくださね!
2013/1/12(土) 午後 7:09 [ しら ]
キハ52も、カラーリングで別車両のように見えますね。
ここに登場した車両は、現在どうなっているのか気になります。
安倍総理、被災地に行かれたようですが復興が加速すると良いですね・・・
2013/1/12(土) 午後 7:10 [ じのもんた ]
じのさん>
この記事に登場したキハ52,58は廃車解体されず、ミャンマーへと旅立ったと記憶しています。
遠く離れた地で、今も元気に走ってると思います(^^
今日、宮城県に来てましたね。
はやく復興するといいな〜
2013/1/12(土) 午後 7:16 [ しら ]
懐かしいですね!
2013/1/12(土) 午後 8:05
ものっちさん>
ですよね〜
そういえば、ものっちさんのプロフィール画像も"赤鬼"ですね(^^
2013/1/12(土) 午後 8:12 [ しら ]
あ♪北斗星★いいな!
電車がらがら(笑)999みたい〜風情ありますね^^
2013/1/12(土) 午後 11:32
マチルダさん>
この時は北斗星に見とれて写真撮ってませんでした(^^;
貸切状態でしたよ〜 たまにはいいね(^^
2013/1/12(土) 午後 11:39 [ しら ]