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昨日紹介した「石ノ森章太郎研究叙説 絵物語編」から、今宵は『THE STARBOW - 星の虹 -』を紹介。
「週刊少女コミック」1978年2〜6号に連載された作品。
タイトルの上に"イラスト・めるねんXIV"とあるように、この作品は人気作家によりシリーズで、この14作目が石ノ森の出番だったというわけ。
ひとりの少女がみた夢の物語。
第一回でナスカの"線"の鳥がはばたく夢を見ます。
そして「時と空間から飛翔する瞬間に宇宙の暗黒は消え、新しい生命の夜明けがくる 星は虹になる」という声を聴きます。
彼女はこうして"星の虹"を越えていきます。
第二回。少女はスターボウを越え、冷たい氷の星にたどりつきます。
そして、氷の女王に出会います。
そして、嫉妬から愛がはじまること。冷たさを装わせるのはその犠牲をおそれる臆病なここなのだということを知ります。
第三回。少女はスターボウを越え水の星にたどり着きます。
そこで人魚になり、王子に恋をします。
そこで魔女に出会い、足と引き換えに自分の声を差し出します。
そして、彼女は人間の弱さを知ります。
"理想の愛"の重さと遠さを…
最終回。いくつもの"星の虹"を越えてきた少女。
そのひとつひとつを越えるたび、彼女はひとつづつ"おとな"になり自分を知っていきました。
絵物語というより"詩"ですね。
第一回のカラーといい、その後の点画といい、じつに美しい絵です。
これだけでも読む価値があるとおもいます。
ちなみにこの作品。「石ノ森章太郎萬画大全集」にも収録はされているのですが、第一回も含め全ページ単色とのこと。
編集の福田さんが、ぜひこの美しさを感じて欲しいということで、この「石ノ森章太郎研究叙説 絵物語編 2巻」の表紙に使用したそうです。
ことで、石ノ森作品には「月刊少年マガジン」に連載された『THE STARBOW ザ・スターボウ』というSF作品がありますがまったく別物。
今回紹介した『THE STARBOW - 星の虹 -』連載とほぼ同時の1978年2月号からスタートしています。
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2018年12月23日
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