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今日の「ゲゲゲの女房」。
少年ランドの松川女史が水木サンのところに打ち合わせに来ました。
そこで、水木サンのお父さんと化け猫映画の話になります。
松川さんは、すかさず「見たことあります!入江たか子ですよね!」と言ってました。
もう故人になってしまいましたが、オイラがもっとも好きな女優さんでした。
入江たか子(1911〜1995)。おもに戦前・戦中に活躍した女優で、その美しさは「銀幕の女王」「ミス・ニッポン」「日本のグレタ・ガルボ」などと称えられました。
高峰秀子著の『私の渡世日記』によれば、山田五十鈴・原節子とともに日本映画史上の三大美人だそうです。
また、1932年には映画制作会社入江ぷろだくしょんを創立。女優・現代劇の役者としては我が国ではじめて独立プロダクションを立ち上げた人物でもあります。
1933年の「瀧の白糸」は溝口健二監督のもと入江ぷろだくしょんによって製作された無声映画でした。しかし、溝口監督は一女優のプロダクションの監督ということに屈辱を感じ、実体のない名前だけの「溝口プロダクション」という名前をテロップに列記させメンツをを保ったという曰く付きの作品でもあります。
入江は戦後、大病を患い1951年大手術を受け、命を取り留めます。しかし、その後は大映の化け猫映画に多数出演し大ヒット。
1955年には溝口監督の「楊貴妃」に出演が決まりますが、「瀧の白糸」での屈辱が忘れられない溝口は、入江の演技に執拗な駄目出しをし、「そんな演技だから化け猫映画にしか出られないんだよ」とスタッフ一同の面前で罵倒するという嫌がらせを行い、入江は降板、1959年に芸能界を引退しました。
しかし、その後も黒澤明をはじめ多くの監督がカムバックを望み、黒澤明の「椿三十郎」、市川崑の「病院坂の首縊りの家」、大林宣彦の「時をかける少女」をはじめとする多くの作品に特別出演しました。
1983年にはついにテレビにも登場!『火曜サスペンス劇場』の「麗猫伝説」です。
監督は大林宣彦。製作は円谷プロダクション!
入江たか子の娘で女優の入江若葉と親子で化け猫の共演を果たしました。
そしてついには、このテレビ作品は劇場公開までされることになったのでした。
ちなみに「麗猫伝説」で主人公を演じた柄本明の息子が、ゲゲゲの女房で水木サンのアシスタント菅井伸を演じている柄本佑。
巡り巡って繋がってるんですね。
これは1939年(昭和14年)に公開された「まごころ」(成瀬巳喜男監督)のパンフレット。
めちゃめちゃ貴重な一品です。
入江さんは優しいお母さん役(^^
ちなみにオイラの秘密基地の天井には入江さんが出演した化け猫映画のポスターが貼られてるよ。
化け猫映画はもちろん、戦前、戦中の入江作品の映像もいろいろ持ってるくらい、オイラは入江作品が大好きなんだなぁ。
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