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嵐の真っ只中を突き抜けて、
試合開始二時間以上前のシティライトスタジアムまでよく辿り着いた。
そんな私を
自分で自分を褒めてあげたい
との気持ちになった。
 
7/17(金)午後から有休を取るので、
朝早くから職場に出社し、片付かない仕事に取り組み、
12時を迎えると同時に、
それではお先に失礼します
と挨拶して職場を辞し、一路岡山へ向かった。
 
名神、中国、山陽道と車で高速道路を走らせると
初めは弱かった雨がトンネルを抜ける毎に叩き付けるほど強くなり、
立ち込める雨煙で辺りも次第に白い景色が広がって、
ワイパーを最高速で動かしても目の前の視界が開けなくなってきた。
風も大阪から兵庫に入るに連れて強くなり、
低重心ではどこメーカーにも引けを取らない
我が車のハンドルも右に左に引っ張られた。
 
数日前から台風の進路予想だけは気象庁のHPで日に幾度も確認し、
その度、予想より一日遅くなるか、あるいは、早くなれと念じたが、
予報通り正確に日本列島に向かって、
しかもよりによって、岡山市が中心を通るように北上してきた。
嵐に意思なぞあるわけないが、
昨年10/13(月・祝)のラ・サスタに続き、今年もベルを観に来たのか
と馬鹿なことを思ってしまう。
しかし、この日の朝、倉敷市に上陸と知り、
あとは遠ざかるばかりなので試合はあると確信しての出発だったが、
どうして未だにこうも雨風が強いのか。
 
岡山へと向かう道すがらの交通情報では、
備前ICより先が通行止めとなっており、
Cライトに着くまでが勝負となるかも知れない。
そう感じて手前の龍野西SAに入り腹拵えをし、
その最中、食堂に掲げられていたモニターに通行止め解除の文字が出ないかと
淡い期待を抱いたがそうは問屋が卸さず、
これから先どうなるかわからないまま車を再び走らせ、
雨は幾分ましになってきていた備前ICで下道へと降ろされた。
 
ここから先は、取りあえず一番わかりやすい道を通ると決めたが、
国道2号線に入ろうとしたところで渋滞に突入してしまった。
ノロノロとも進まない中、これではいつになっても到着するかわかったものではないと焦り、
先の考えを改めて、カーナビの地図で別ルートを探索し、
頭の中にあった過去の記憶も引っ張り出して、
渋滞の車列から隣の車線へとハンドルを切り、備前IC方面へと引き返した。
この行動の裏では、
備前やその手前の赤穂ICから日生へ行った際、
ブルーラインと書いてある看板があり、
確か海沿いを通って、岡山よりも先へ行けたはずだと思い出すに至っていた。
国道2号より遠回りになるが、この状況ならこちらが早く着くはずである。
その途中で通行止めになっていたら万事休するが、
このまま座して死を待つよりはましと大袈裟な覚悟を決めて賭けに出た。
 
この過程は省いて結果だけ述べると、私は賭けに勝ち、
急がば回れの言葉通り、車はスムーズに流れ、
この夜泊まるCライト前のホテルの駐車場に予定より一時間強遅れて到着した。
後にスタジアムで聞いたところ、前日はブルーラインが通行止めだったそうである。
また備前ICで降ろされ、大渋滞の国道2号を通らされた他の関西組が
試合には間に合いはしたが、大分遅れて到着となったのに接する度、
自らの決断は間違っていなかったと誇らしく思えた。
けれども、そもそもこんな嵐の中、車で行くのが無謀である
との至極ごもっともな指摘もいただき、全くその通りだとも気付かされ、
これだから、頭のおかしいベルサポは
と今振り返っても改めて思う。
 
必要な荷物だけを持ってチェックインし、
あてがわれた一室で身支度を整えて一度駐車場に戻り、
車のトランクに入れた応援に必要な諸々を手にして道路を渡った。
スタジアムの周囲に沿って正面入口まで着くと
二時間以上前であったが、既に開場がなされており、
階段を上ったその先でチケットの確認を受け、通路を通ってメインへ入ると、
先に入っていた方々が中央上段の屋根のある席に散らばって居た。
私もそこへ歩いて行き、ほとんど見知った方々にご挨拶をし、濡れない座席を確保した。
この頃では前より弱まっていたが、まだ雨は降っており、風も強く吹いていた。
 
まず自席でリバーシブルフラッグを組み立て、
次にレインコートの上下を着て傘は差さずに横断幕を張りに出掛けた。
昨年までカンスタ、今年からCライトと呼ばれるこのスタジアムでは
電光掲示盤のあるゴール裏がホーム側となるのだが、
昨年4/19(土)ではまだ横断幕を作っておらず、
その後の8/16(土)はアウェイチームとしての参戦だったので、
芝生が広がる反対側のゴール裏の金網に張り出した。
そのため何度も来ているスタジアムなのに
この日初めてホーム側に横断幕設置となった。
両方のゴール裏に横断幕を張り出したスタジアムは
味の素フィールド西が丘に続いて二つ目である。
 
イメージ 1
 
台風の進路から予測するに、雨風は治まるだろうから、
横断幕が必要以上に濡れる心配はない。
しかし、チーム保有の横断幕がゴール裏にも張られていたため、
張り出しやすい場所が狭く、ここに全てを張り出せない。
仕方なく掲示盤を挟んだバックスタンド側の
蔦が茂ったフェンスに横断幕を張り出したのだが、
表面が濡れた蔦をかき分け見つけた金網部分に紐を括り付ける作業をしながら、
ここにせよ、ラ・サスタの石垣にせよ、
どうしてベルのホーム側は横断幕が設置しづらいところばかりなのか
と思わずにいられなかった。
しかも、この作業でゴール裏がほとんど埋め尽くされてしまったので、
この後、仕事帰りに駆け付けた方や備前ICからの国道2号の渋滞に巻き込まれ遅れた方たちは、
バックの最上部までも使って、横断幕を設置せざるを得なかった。
試合中でも張り出せる利点はあるが、
場所の確保と設置容易性という問題は何とか解決したいものである。
 
そして自席に戻ってこの日掲げるボードの作成に取りかかった。
前節7/12(日)に掲げた言葉を形作っていたガムテープを剥がして、新たな言葉を作る。
日替わりならぬ試合替わりできるのは、ガムテープならではの利点だが、
その分、毎回言葉を考えねばならないのが難点である。
「誰に」「何を」伝えるかの二点がボードでも横断幕でも一番大切だが、
この日は「誰に」はあったが、「何を」が見つからないままCライトに着いてしまった。
なので、「誰に」だけを言葉にしようと決め、
高橋千帆を応援するため
「千帆!」
とシンプルに示すこととして、
ガムテープを貼り、カッターで文字を切り出して仕上げた。
ただし、この作成中に「帆」の字の形がわからなくなり、
実際に紙に書いた手本を見て作り上げたが、全体的にバランス悪い。
突発的に思ったことを考えなしに表現したことがその原因であり、
しかも小学生の時分、図画工作で五段階評価の2を取ったセンスのなさが
20年以上経った今でも追い打ちをかけている。
だから、前もって構想を練り、文言や構図の推敲が
私にとって必要不可欠なのだと
嫌と言う程思い知らされた一事となった。
 
イメージ 2
 
このボード作成の間にさらに雨は弱まり、試合までには上がると思われたので、
メイン中央付近の前方席を確保しに動き、場所取り代わりにリバーシブルフラッグを置いた。
このCライトでは電光掲示盤にスタジアム併設のカメラで観客席が映し出されており、
このフラッグも一、二回映っていた。
それよりも何よりも、
ミキティマニアの掲げるミキティフラッグに何度も繰り返し焦点が当てられており、
そのしつこい程の撮影を全て油断なく対応し切ったマニアとの攻防を一人面白く観ていた。
後にマニアに聞いたところ、
別のフラッグも持って来て、その都度取り替えればよかった
との反省とも貪欲とも受け取れる発言をしていたので、
お互い想定内の激しい攻防だったのだと思うと、次の対戦が楽しみである。
 
イメージ 3
 
電光掲示盤前のトラック外にベルの選手たちが姿を現しアップを始めた。
既にレインコートの上は脱いでいたので、
ここで雨に降られては一大事と傘を持って近くまで観に出掛けたが、
その出番はなく余計な荷物となった。
 
イメージ 4
 
以前にも書いたと思うが、
このスタジアムはメインとゴール裏とを通路が繋いでおり、
その両端からピッチ外でのアップを近くで観られる構造をしている。
この便利の良さを利用して、前節から変更された全体のアップをじっと眺めた。
大きな変更点は2列だったのが4列に変わったことで、
その並びが前節からとても新鮮に思えた。
またピッチ内でのアップにおいても、先発組だけが二列になって最後にダッシュをするなど、
監督交替後の変化が目に見えてわかるようになっている。
 
イメージ 5
 
このピッチ外から内へのアップの移行に合わせて、
もう雨は降ることがないと確信し、
屋根のある上の席から中央最前列に近い席へと移動した。
そこで聞いた両チームの先発発表で、
対戦相手のアルビレックス新潟レディースの高橋悠がベンチであることに、
そして、斉藤友里までも控えだったことに、続けて驚いた。
今年4/11(土)五十公野では
この二人が中盤のアルビレックスに完敗という感じだったので、
層の厚さなのか、それとも、怪我なのかとの思いが交錯した。
また、この日も当然のことながら駆け付けた高橋サポにとっては、
岡山に折角遠征してきた彼女を間近で観られる良い機会のはずが一転してしまったので、
何ともお気の毒としか言い様がない。
ベルはというと、前節から先発は変わりなく、ベンチも同様であった。
アップが終了し、選手入場までの間に、ベルの選手紹介兼モチベーションビデオが流され、
ラ・サスタにも電光掲示盤があったらなあと
詮なきことが思い浮かべながらその映像を眺めて過ごした。
 
イメージ 6

当初、ナイトゲームとは言え真夏の7月の暑さを覚悟してはいたが、
台風通過後の風が涼しい以上に冷たくも感じる中、試合が始まった。
この試合も先の五十公野での試合と同様、アルビレックスがペースを握る形で、
特に、小原由梨愛が左から右からと自在に前線へと走り込み、
左SBで先発した渡辺彩香と共に鋭いサイドアタックの中心を担っていた。
その対応に中島千尋が追われていたが、時間が進むに連れて慣れてきた感じを受けた。
また、押されてはいたが、ベルが攻撃する場面も訪れてはいたので、
今年のアウェイでの戦いよりも着実に成長していると感じられたが
それでも、小原や佐伯彩のスピードある突破を受ける度に、ヒヤヒヤさせられた。
けれども、前半は0−0で折り返し、期待を持って後半に臨めた。
 
イメージ 7
 
前半同様、アルビレックスが押す形が目立った後半、
最初に動いたのはベルであり、
前節に続いて先発した大久保舞に替えて、葛間理代が入った。
そして、残り15分で右ウイングの浅野未希に替わって
細川元代が左ウイングに入り、小林真規子が右から左へと移った。
この交替後に、ゴール中央のやや距離のある地点で
松岡実希が倒されてファールの判定となり、FKのチャンスを得た。
 
宮間あやのことだから、もしかしたら、直接狙うかもしれない。
そう思って注視し続けたこのFK、
その通りに宮間が直接ゴールにズドーンと決めて
残り時間約10分というところでベルが均衡を破って先制した。
私が思ったところで、必ずしもそうなるとは限らないし、
そうなったとしても、必ずしも入るとも限らないのだが、
それが期待通りとなり、抱いていた期待よりもはるかに上回る快感と歓びで溢れ返った、
胸のすく様なゴールだった。
 
このゴール後の再開、左サイドにボールが動いた際、
ゴールを守る福元美穂から昨年のRSではお馴染みとなった
モトヨー!
と叫ぶコーチングが響き渡ると同時に、
細川が瞬時に動き、そのボールをカットした場面を目にし、
今年足りなかったのはこれだと一人感心しきりとなった。
 
イメージ 8
 
アディショナルタイム、小林に替わって岸野早奈が入り、
三人の交替枠を十分に使い切って一点を守り切り、
この試合は1−0でベルが勝利した。
今シーズン久しぶりの勝利に嬉しさは募ったが、
それ以上に、昨年全く勝てなかったアルビレックスにようやく勝てたことが嬉しかった。
嵐の中、大変な目に遭ったが、誠にその甲斐のあった試合となった。
 

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7/17 vs アルビL
Cスタジアムでは、ゲートフリーの後はかなりピッチに近い位置から試合を、終わりの15分程度観戦できます。
しかしあのあやさん「神のFK」の瞬間はなんとトイレのなかでした😢

2015/9/17(木) 午後 7:41 [ 松0614 ]

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> 松0614さん
コメントありがとうございます。

この試合のクライマックスというべき後半終わり15分を
ピッチの近くで観られたとは羨ましいと思ったのですが、
あのFKを見逃していたとは...
何ともお気の毒としか言いようがありません。

2015/9/17(木) 午後 8:52 [ y_yu-1ro- ]

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