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CLASSICAL-日々の戯言
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角出しを締める

先日面白い着付けをさせていただいたのでメモ的に書いておこう。

角出し、銀座結び、などと呼ばれているらしい帯を結んでくれとのオーダーがあった。
最近の帯は丸帯でないので現実的に着付けの先生から習ったのは名古屋帯一重太鼓の変形である。

長さや帯の厚みの問題もあるので、通常の二重太鼓用の帯ではやったことがなかったが、ありがたいことに柔らかい丸帯が姑の行李から出てきていたため、丸帯では何度か練習してみたことがあった。

しかしながらまずこういうオーダーはあるまいと思っていたので、随分頭の隅に追いやられていた。引き出しが錆びるんじゃないかと思うほどに(笑)

友人はだいぶ変わったやつで、大好きなおじいさんがもともと鳶の頭であったことが自慢の江戸っ子である。
気風も気性も私なぞ地方人の想像の中の江戸っ子そのものである。

池波正太郎風に言えば、色浅黒くすうっとした手足の長い立ち姿である。
手足短くいかにも田舎者の私には羨ましい限りであるが、彼女の場合神輿のコブが肩にあるのである意味着付けは大変。

で、昨年は名古屋帯を持って来たのでなんちゃって角出し風にできた。それがいたくお気に入りのようで今回もやりたい、というのだがなにせ帯の長さが違う。

同じ方法ではできないのである。

で、なんちゃって引き抜きに挑戦してみた。
これは練習すらしたことがない。何しろ普通の二重太鼓用の帯で、中抜き、全通のものだからだ。

結ぶときに丸帯ならそのままタレを残して結ぶのだが、なにしろ裏がない。
丸帯じゃないもの。で、途中をちょっとねじって面を出し、タレ分にする。
内側に来るお太鼓部分と手先を結んで整えていく。

普通の帯枕は使えないので、ちょっと小細工をしておいた。
貸衣装にありがちの、柔らかな帯だからできたのだよなあ。

まあ、なんとかなったけれど、なかなかああいう帯は結ぶ機会がないだろうなあ。
成人式の帯のほうが結ぶ頻度はある。

人によってはあんな帯と批判もあるだろう。
わかっててやるんだから大目に見てほしいなあと思い、本日になって脱ぐまで何事もなかったことを確認し、何にせよいい経験だったと思うのだった。


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    唐桟縞の着物に博多の五献上での角出しの姐さんが居たら、声をかけてしまいますよ!!

    勢の字

    2018/1/15(月) 午後 1:09

    返信する
  • 顔アイコン

    > 勢様
    彼女は唐桟も大好きで、単衣を一枚持っている様子。
    浴衣の代わりに素合わせにして、小粋に帯を結ぶのが似合う姐さんです。

    [ yaa ]

    2018/1/15(月) 午後 5:25

    返信する

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