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以前から乗ってみたいと思っていた姫新線。
津山〜姫路は、学生時代の乗り鉄で、急行「みささ」を鳥取〜姫路で利用した。
確か、津山で「みまさか」と併結。姫路には夕方の到着だったと思うが、30年以上前の話、
記憶が定かでない。今回は、未乗車区間の津山〜新見を楽しみに、子供と二人出かけた。

姫路を9:46に出発し、乗り換えること3回。14:26に新見に到着。
この内容については、[前編]で。

[後編]では、新見を出発し、伯備線経由で最寄りの山陽本線土山までの道中を報告する。

新見駅では一旦外にでてみたものの、駅周辺には、さして興味を引くものはない。
一方で、15時頃には伯耆大山発、岡山貨物(タ)行きの3084レが来る。これを新見で撮るか、
それとも他の駅で撮るか?思案したものの、子供が始めた「駅スタンプ」収集も兼ね、移動
することを決意。

イメージ 1

856M    普通(新見14:5015:32備中広瀬) 115系×2連
イメージ 2
乗車車両:クモハ115-1517

後続の3084レは、木野山および美袋で運転停車はあるものの、普通列車の追い越し待ちは無い
ため、降りた駅が気に入らなくても、その周辺で撮るしかない。取り敢えず、車窓を見ながら決め
ることにし、乗車。

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子供はアイスでご満悦。

イメージ 4
これは、国道180号の跨線橋。
嘗て、ここの歩道に寝転がり、歩腹前進の狙撃兵の如く、フェンス下の隙間から3084レを捕獲し
たのを思い出したので、運転士目線で撮ってみた。

イメージ 5
石蟹手前は、菜の花が咲く。昨年、ここで3088レを狙ったが、通過時間になると太陽は山の陰。

井倉を出発し、鉄橋を2本渡ると高梁川を越しに見えるのが、「絹掛けの滝」
ここは、追っかけの時には良く利用させて貰っている。
昔、「やくも」でも車窓案内があったと思うが、最近はどうなのか記憶が無い。

ということで、子供と二人、カメラを持って狙ってみる。
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何とか捕獲。子供は、小生と違い、場所が良く分からず、撃沈。
ある意味、親父の面目を保った?

この先、桜の名所となる撮影スポットを何ヶ所か通過することになるので、前面展望で、
チェックすることに。
然し、暖冬だった割に、桜は蕾のまま?

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有名某所の桜。葉が先に成長してる?

ということで、桜コラボはお預け。
子供の駅スタンプの為には、備中高梁で途中下車すれば良かったものの、降り立ったのは、
次の備中広瀬。改札に着いて、子供の目は点。そう、無人駅。
因みに、この電車から降り立ったのは、我々親子2人だけ。
その後、再乗車する電車を含め、上下合わせて3本の列車が来たが、乗降客ゼロ。
ある意味、秘境駅!

となれば、3084レを含め、「やくも」も毎時上下の2本が通ることから、子供と一緒に撮影会開催。
それぞれが好きな場所で撮ることに。

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EOS50D+18-200EFSで構図チェック中。

この撮り鉄の記録は、別投稿に。

約1時間の撮り鉄を終え、再度、列車に乗る。

858M    普通(備中広瀬16:3216:51総社)
イメージ 9
乗車車両:モハ114-1206

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内装は、魔改造の延命工事に依り、223系と同様なシート。
昔のクロスシートが懐かしい。

この後降り立ったのは、総社。
今度は、3083レの捕獲が目的ではなく、純粋にスタンプの為。先程、ガッカリしていた子供への
償い?これで元気を取り戻したので、駅の時計を見ると、吉備線の列車に間に合いそう!二人
揃ってダッシュで向かうが、階段を降りたタイミングで、ジャスト出発。
仕方なく、再度改札まで戻り、駅の時計を見たらやはり2分遅れ。これは、駅事務所内も外も同じ
遅れ。一応、駅員さんにはその旨連絡したところ「吉備線ですか?」ということで、そうであること
を回答。約30分の待ち時間があるので、再び改札を出る。

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総社は、井原鉄道の起点駅。車両が来ないか、橋上駅社からアングルチェックしていると、一人
地元の年配の方が来られ、「もうすぐ来るよ」と教えてくださった。
ところが、吉備線の列車が入ってきたらしく、駅の方がわざわざ子供に教えてくださったので、井
原鉄道は諦めて、取り敢えず入ることに。

駅階段を降りて、ホームに出てビックリ。
吉備線もイラスト列車!

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この改正からかは知らないが、「桃太郎線」だったかな?

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一旦車内に入る。
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何と、ロングシート!
というか、長椅子と言った方がしっくり来る?

因みに、このブログでは、初の顔出し!
この顔にピンと来たら「あっ!」と叫んでください。

発車までは時間があり、運転手さんもホームに居られる。
子供は運転手さんに、親子二人の写真を撮ってもらいたいらしく、交渉している。

ということで、

766D    普通(総社17:1918:04岡山)、キハ40系×2連、乗車車両:キハ40-3004
イメージ 15
撮影前、開いていたドアも「閉めましょう」と言ってサービスして頂いた。
どうも有難うございました。

吉備線内は、思いの外多くの行き違いがあり、ちょっとビックリ。
約45分のローカル線の旅で、交通の要衝岡山駅に到着。

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岡山では、姫路行きに連絡する良い電車があったが、駅スタンプ優先で改札へ直行。
このスタンプを押して子供は、「何でアンパンマンやねん!桃太郎やろ!」
電車を遅らせてまで、採った「アンパンマンスタンプ」に子供はガッカリ。
この後は、改札を出て飯を探すことに。小生は欲しいものが見つからなかったが、子供は
「にぎり寿司」が気に入ったよう。小生も空腹対策に、駅コンビニでサンドイッチを調達。

そうなれば、接続などお構いなしに、早く乗車し、食べたいと言い出す。

724M 普通(岡山18:2819:11三石) 113系×6連 (三石到着後に撮影)
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乗車車両:モハ113-2061

列車は6連だったこともあり、駅で乗車待ちしていた割には、着座率は高く、しかも東岡山
までで、結構空いた。となれば、汽車弁当の時間!といっても、ちょっと趣は違うが。
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今回乗車したこの724Mは、三石行き。
例のスタンプの為には、和気が良いかな?と思いつつも、折り返しとなる駅。駅員さんくらい
居られるだろうと思い終点まで。改札に向かい、ガーン!「嘘やろ?」
一服してから、「そうや和気まで戻れば良い」と気が付いた時には、出発時間。
地下道を潜る前に電車は出発。

寂しい山間の駅で...

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約45分待って、次の電車が来た。
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因みに、この45分間、貨物は一本も来ず。何と退屈な時間だったか。

1332M   普通(三石19:5820:41姫路)
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この後は、沿線の景色も無し。
姫路乗り換えでもスタンプ!

加古川でもスタンプを押す為に、新快速に乗車。
残念ながら、この新快速の顔写真は、疲れからか、腕の無さか、良く判らない画像。
乗車データは、3338M   新快速(姫路20:5421:07加古川) 乗車車両:クモハ224-18

加古川で、無事駅スタンプをゲットして、最後の列車に乗車。

840T 普通(加古川21:1421:21土山)
イメージ 23
乗車車両:サハ223-2041

東加古川で一旦降りて「スタンプ!」という手もあったが、二人とも疲れ気味。
無事、土山に到着。

イメージ 24

今回の乗り鉄データ。
・乗車距離:366.0km(営業キロ)
・所要時間:12時間22分(表定速度:29.6km/h)
・乗車時間:7時間33分(表定速度:48.5km/h)
・最速列車:3207M、新快速(加古川-姫路) 表定速度:85.6km/h
・最鈍足列車:766D、普通(総社-岡山) 表定速度:27.2km/h

・乗車列車数:13列車
・乗車形式(電車):223系、225系、113系、115系
・乗車形式(気動車):40系、120系、122系
・押した駅スタンプ数:7駅

今回の乗り鉄。子供には辛いかな?と思いつつも強行。
駅スタンプと乗り潰し地図の威力は凄まじく、「次の週末は何処行くの?」と聞かれている。
青春18切符も3枚残っているので、さ〜て、何処行きますか。

-END-
以前から乗ってみたいと思っていた姫新線。
津山〜姫路は、学生時代の乗り鉄で、急行「みささ」を鳥取〜姫路で利用した。
確か、津山で「みまさか」と併結。姫路には夕方の到着だったと思うが、30年以上前の話、
記憶が定かでない。今回は、未乗車区間の津山〜新見を楽しみに、子供と二人出かけた。

旅のスタートは「土山駅」。
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この後、「みどりの窓口」で、青春18切符を購入。
子供も既に2年生。二人分スタンプを押して貰いホームへ。

まず乗車したのはこれ。

723T 普通(土山08:5909:06加古川

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乗車車両:サハ223-2201
ちょっと暗いが、写真はこれしかなく...

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「青春18切符」

普通でそのまま姫路にっても、姫新線のターゲットには十分間に合うが、
乗車列車の数を増やすため、新快速に乗換。

3207M、新快速(加古川09:0809:19姫路
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乗車車両:モハ223-1023

姫路駅では、乗換専用の改札を通り、播但線、姫新線のホームへ一直線!
因みに、今回の計画では、姫路駅で弁当を買う予定だったが、乗換に集中?
乗換改札を過ぎてから、思い出したが面倒になりそのまま...

播但線には、絶滅種のこれが停車中。
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このホームからは、姫路城が見えるよう、凝ったデザインがしてある。
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ここには、行けるのか?

そうこうするうち、姫路折り返しで、我々が乗る1822D普通、播磨新宮行きとなる列車が到着。
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結構な人数が降りて行った。

◇1822D普通、播磨新宮行(姫路09:4610:22播磨新宮) キハ122×2連
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乗車車両:キハ122-2

余部を過ぎると、余部信号場。姫路鉄道部が見える。
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東嘴崎を過ぎ、鉄橋を渡ると、線路際には菜の花が。
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姫路出発から僅か36分、播磨新宮へ到着。姫新線、1回目の乗り換えとなる。
ところが、乗り継ぎ列車は単行。然も停目が1両分ズレている。
同じ目的で利用している人も多数で、着座できず。

3833D普通、佐用行 (播磨新宮10:2710:56佐用)キハ122単行
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乗車車両:キハ122-5、同じ目的の乗客多数。嬉しいやら、残念やら複雑。

菜の花の量も増えてきた。
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子供も運転席後部で被り付き。
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菜の花Part2
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兵庫の田舎に「新宿」発見!

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制限95!因みに、高速化?で100km/hが最高速度。

佐用で姫新線内2度目の乗り換え。

子供がダッシュで、座席確保。
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こちらは、さっき乗ってきた列車。
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折り返し、播磨新宮行きとなる。

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2827D普通(佐用11:0412:02津山)キハ120単行
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乗車車両:キハ120-334

佐用駅では、同じタイミングで「スーパーはくと」と「スーパーいなば」も同時に並ぶ。
両特急が出たところで、こちらの列車も出発となる。
因みに、ちょいと奥の方に座ったことで、沿線写真は無し。

佐用からは約1時間で津山に到着。
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最近、博物館か何かになった扇形庫は判り難い!

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姫新線内3回目の乗り換えとなるが、ここでは少し時間が開くため、一旦駅の外へ。

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駅のキオスクは、セブンイレブンへ改築。

ということで、駅弁ならぬコンビニ弁当を求め、入ってみる。
ところが、セブンアンドアイさんには悪いが、列車内で食欲をそそる弁当は皆無。
親父は、パンのみ購入。ところが、子供はカップヌードルが食べたいと言い出す。
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そういや、親父の時代は、駅の立ち食い蕎麦だったな。

この後、子供がメモ帳を買ってほしいと言い出す。一緒にペンが欲しいと言わなかったので、
何故かな?と思っていたら、改札へ行って、駅スタンプを押している。
そう言えば、同じ目的の人々は、スタンプを押した紙をファイルに差して持っている。
これを観察していたようで、ここからスタンプラリー?が始まることに。

一方で、親父はタラコの大群に、「タイムスリップ」状態。
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昔は当たり前だった風景。

イメージ 24
こんなのも。奥にもタラコ!

そうこうするうち、乗車時間が迫ってくる。
乗り込んだのは、見覚えのある顔多数に加え、部活で学校へ行ったと思われる高校生多数。

861D 普通(津山12:4614:26新見) キハ120単行
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乗車車両:キハ120-356

途中、美作落合だったと思うが、高校生数名が下車し出発寸前、忘れ物を乗客が発見。
これを運転士さんに告げると、このウテシさん走って追いかけながら、反対のホームに辿り着
いた落とし物の主に大声で連絡。列車の出発は少し遅れたかもしれないが、無事落とし物、所
有者のの元へ。
因みに、落とし物は自転車のカギ?このまま列車が出発していれば、落とし主の女子高生は、
何キロも歩いて家に辿り着いた上、お父さんに大目玉を喰らったのでは?などと考えてしまい、
大事に至らなかったのが、何か微笑ましく感じた。

中国勝山を過ぎると、暫く川沿いに進む。
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運転席横へ移動し、カメラを構える。

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制限25!
この速度、姫新線の津山以西には多数存在する。
これは、路盤への影響を小さくすることで、保線周期を延長することが目的とのこと。
同じような、制限速度は、加古川線や呉線にも存在したはず。

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川沿いの綺麗な景色に入った途端、空からポツリ、ポツリと落ち始める。

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トンネル内も撮ってみると面白い。

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駅名は忘れたが、姫新線内唯一のすれ違い。

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子供は、再び展望スペースの虜。

津山から1時間40分、姫新線の終点、新見に到着。
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姫路からの所要時間:4時間40分、距離:192.9km、表定速度:41.3km/h(含む乗り換え時間)

ここ新見では一旦駅の外に出る。
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近くに面白そうなものも無さそうで、コンビニ一つ見つけられない。
となれば、直ぐに引き返し、伯備線の乗客となることに。

新見から先の報告は、[後編]で。

-続く-
少し時間が空いてしまいましたが、9月23日秋分の日に,『SLやまぐち号』の乗車を目的とし
て『乗り鉄』敢行しました。
土山を出発してから、『やまぐち号』乗車。
その後、『スーパーおき4号』で一路鳥取を目指します。
 
これまでの、記事は以下です。
 
 
では、本編の続きを。
 
◆三隅発電所と岡見貨物
岡見駅の三保三隅方では三隅発電所への専用線が分岐している。その様子をぼんやりと
眺めるが,専用線の路盤には草が生い茂っており,行き来する列車が無くなったことを実感
する。ところが廃線となった時に見られる,枕木を線路上に置いて誤進入を防止する車止め?
等の対策は車窓から確認することができない。これは,将来,鉄道輸送に戻ることもあり得る
のか。岡見貨物を撮影したことが無い,というより見たことさえない小生にとっては,ちょっと
興味をそそられた。
 
ところで,この岡見貨物,詳細は知らないが,昨年の豪雨災害で山口線が不通になったのを
きっかけにトラック輸送に転換。その後,発電所の運転停止や,山口線の復旧遅れなどの影
響もあったのか,今年度は鉄道貨物輸送の契約を更新しなかったとのこと。とすれば,
「鉄道利用はCO2削減でエコロジー!」などの謳い文句は,無意味な単なるキャッチフレーズ
で空しく感じる。一方で発電事業者(電力会社)も東北大震災により発生した福島原発事故以
降,各地の原発が停止に追い込まれる。大容量の発電所は,化石燃料ベースの発電に頼らざ
るを得なくなり,燃料輸入によるコストアップ等,取り巻く経済環境が厳しくなっているのも現実に
ある。この様な中で「CO2削減の取り組みが!」というのも企業にとっては難しいのかもしれない。
ところで,山口線が電化されてEL牽引で走っていたら,ユーザがユーザだけに,選択肢は変わっ
ていたのかな?などと考えていた。
 
◆エコロジー発電?
『スーパーおき4号』は,快調に進む。
火力発電所の次は,巨大風車の列。最近全国各地で見ることが多くなった風力発電用の風車が
立ち並んでいる。日本海側は北西の季節風が吹き,且つ冬季になると晴天率が大きく下がり,時
によっては積雪も観測される地域。確かに,この地域としては太陽光発電よりは現実的かなとも
思うが,松原に林立する巨大風車は,集積された地域に存在する火力発電所に比べ,かなり違
和感がある。
イメージ 1
 
最新の事情は良く知らないが,これも以前は低周波などの公害(健康被害)問題が指摘されてい
たはず。当然,風を切ってビュンビュンとなれば...
太陽光(メガソーラー)や風力は,反原発の急先鋒として一躍脚光を浴びているが,その建設や
運転に関する環境アセスが曖昧に評価されていては,本末転倒?
ところで,うちの子供はスヤスヤとお休み中。子供が大きくなった頃,この様なエネルギー問題は
どう片付いているのか。
 
◆島根県中部の海岸沿い
島根県中部は,日本地図でみると真っ直ぐ長い印象を受ける。当然,山陰本線もこのエリアでは
直線区間の連続か?との印象を受けるが,連続カーブがあったり,トンネルがあったり,イメージ
していた印象とは大きく異なる。187系は制御付振子なので,カーブ手前から車体傾斜が始まる為,
カーブ通過の印象は非常に薄いが,撮った写真を後で整理し,窓枠などと比較すると大きく傾い
ているのが分かる。因みに,乗車した列車の先頭車両運転席後方にはデッキが無く,全面展望は
自由席の最前列だったので,今回は訪問すらせず。
ところで,切割区間や民家の近傍など,比較的線路に近い位置に植物が植わった場所が結構存
在する。これらの区間になると,成長した木の枝が車体を擦るのでは?と思うほど接近してくる。
窓越しにこの状況を見ると,非常に気持ち悪い。もしかしたら,車体で擦って枝落としを?などと勘
ぐってしまう。いっそのこと花魁列車でも走らせて,芝刈り列車にするのもありかも。こんな枝落し
/芝刈り車両を設計したら買ってくれるかな?などと妄想も膨らむ。もう少し,メンテナンスされて
は如何でしょうか,JR西日本さん。事故が起きてからでは遅いですよ。
 
◆キハ187
Wikipediaによると,山陰本線の今回乗車区間の最高速度は,鳥取駅〜出雲市駅間が381系や
HOT7000系の振子車両で120km/h,その他の車両は100km/h。出雲市〜益田はキハ187系運
用列車で110km/h,その他90km/h。昔はキハ47系の最高速度95km/h程度でガタゴトと走って
いたイメージだが,今回乗車したキハ187-0系はぐんぐん走るといったイメージ。
流石,450ps×2基の出力はだてではなく,加速も電車並み。

187系は3タイプあるらしく,0&1000番代が『スーパーおき』,10&1010番代が『スーパーまつかぜ』,
500&1500番代が『スーパーいなば』用となっており,この1500番代のみ先頭車後方にデッキと乗
降口がある。昨年12月に岡山〜上郡を乗車し,運転席後方でパノラマビューを見たので,今回も
と思っていたら,この1500番代以外は,全て運転席と逆のエンドがデッキ/乗降口となっているの
で,叶わなかった。また,1500番代については,智頭急行線(最高速度:130km/h)を通過すること
から,最高速度は130km/h。ブレーキの変更やATS-Pを装備している等,他の番代とには差異が
ある。但し,コストミニマムで実用的にデザインされたその前面形状が災いし,トンネル侵入時に
於ける「微気圧波」(所謂,トンネルドカン)の影響を受けるため,智頭急行線内では侵入時の速度
制限が付加されるトンネルが存在するとのこと。
 
◆出雲平野〜宍道湖畔
江津,太田と過ぎ,海の遠方右側から島根半島の西端(日御碕)が見え始めると出雲平野に入っ
ていく。
イメージ 2
 
これで,暫く日本海とはお別れ。出雲神西を過ぎ,西出雲の手前では,西出雲の車両基地
(後藤総合車両所出雲支所)が進行方向右側に見え始める。285系『サンライズ出雲』が出発
準備しているのがうかがえる。また,ここは『やくも』用の381系も配置されており,特急形車両
専門の車両所となっている。また,ここ西出雲から伯耆大山までは,伯備線を継承して施工さ
れた電化区間となり,最高速度も120km/hにアップするが,架線柱も建つことから,それまでの
解放感から比べると,車窓には障害物が出てくる。
 
高架駅の出雲市を過ぎると一畑電鉄と別れ,斐伊川を渡る。鉄分を含んだ砂で,若干赤茶け
た中洲が確認できる。この斐伊川,宍道湖に注いで終わりと思いきや,そこから続く,宍道湖,
大橋川(松江の中心を流れる川),中海(汽水湖),境水道を経て日本海出るところまでが,斐
伊川水系ということらしい。ということで,境水道は,中海と日本海を繋いでいるので海峡と考
えがちだが,前記した理由により河川の一部ということになる。
 
出雲平野で特徴のあるのが築地松と呼ばれる生垣?母屋の北西方向を主に,高さを揃えた松
の木が植えられている独特の風景であるが,山陰本線の車窓からは一度も確認することができ
なかった。これは,列車の速度が速いからではなく,この様な日本の原風景が無くなってきてい
ることの証。一抹の寂しさは残る。
宍道に到着するころから,宍道湖が見え始める。山陰本線は湖畔をカーブしながら順調なペー
スで松江を目指す。若干後方に目をやると,西に傾いた太陽が湖面に反射し,良い雰囲気を醸
し出していた。
イメージ 3
 
一方,やや前方,宍道湖の東端には「嫁ヶ島」が見え始めると,そろそろ松江。松江の手前から
高架となるので,松江城(別名烏城)を探す。結局,ビルの間からその写真を撮ることは出来な
かったが,帰ってから写真を整理し,先程撮った嫁ヶ島の写真を見ると,隅の方に小さくその黒
い姿を捉えていた。
イメージ 4
 
◆中国地方最後の通過県,鳥取へ
松江から先は,複線と単線が交互に来るような不思議な区間。いっそのこと米子まで複線にして
しまえばと思うのは,利用者であって,ただでさえ自動車に押されているローカル線。複線化は
夢のまた夢と考えられる。尚,我々の乗った特急『スーパーおき』,松江〜東松江は複線で順調か
と思いきや,高架を終わるころにはスローダウン。単線区間に入るための分岐器制限かと思いき
や,その先の東松江(記憶が曖昧で,もしかすると揖屋駅)で運転停車する。対向で来たのは普
通列車。特急を待たせるのだから,せめて『やくも』であって欲しかった。その先の揖屋駅から荒
島寄りは途中まで複線区間となっているが,この複線区間の扱いは揖屋駅構内とのこと。電化時
にトンネルの付け替えが必要となり同時に複線化したが,諸事情(多分建設費)により,荒島駅ま
では複線延伸されなかったのが,現在もそのままになっていると思われる。
 
安来を出ると伯備線の分岐する伯耆大山までは複線区間となる。旧清水寺信号場を過ぎ,今回
の「乗り鉄」最後の通過県である鳥取県に入る。ルートとしてはこの後,智頭急行線走行時に岡山
県を通るが,岡山県は既に新幹線で通過/乗換済み。
県境を過ぎて直ぐ,車窓右側に米子貨物駅と大きなヤードが現れる。嘗ては貨物の操車が行わ
れていた大きなヤードだが,現在は本線近傍に出発線と到着線。一番南側に貨物の荷役線があ
るだけ。貨物ヤードの一部は架線が張られ,電留線となっている。下り本線直ぐ横の上り出発線に
は3088レが組成され待機しているが,牽引機のロクヨンは未だ米子運転所に居るらしく,繋がれて
いない。
 
あれこれ眺めながら,米子に到着。到着時に目にしたのは,下り方面に向けて出発準備中のホキ
工臨らしき編成。幡生方にはDD51-1186が連結されているが,我々の列車の停まった位置からは,
ホームの柱が邪魔になり,機番を確認するのがやっと。
イメージ 5
 
ところで,米子到着とタイミングを同じくして,子供は目覚め。
イメージ 6
「今,どこ?」
「米子! ねずみ男が見えるでしょ。前に来たとき見たよね」
ということで,場所を認識。
出発と同時に境線で運行される『鬼太郎列車』を見つけてしっかり目覚めた様子。
一方で,小生は休憩中のロクヨンを見ていた。
イメージ 7
 
◆米子界隈の車窓
米子は,小生が少年時代を過ごした場所。然し,今回米子は通過点。駅に降りることもなく,その
まま「乗り鉄」は続く。然し,そこは地元の利?どこで何が見えるかは織り込み済み。まずは,王子
製紙の米子工場を背景に,目覚めたばかりの子供を。
イメージ 8
 
因みに,この王子製紙米子工場は,JR貨物のエコレールか何かの事例として紹介されたはず
で,そのお蔭で,伯備線の貨物が存在しているといっても過言でない。
2往復は専用貨物,2089レで山陽本線を下った荷は,西岡山で2分割され3083レ及び3085レとして
伯耆大山まで運転される。その返しが,3080レと3082レとなる。一方で,米子貨物まで行く列車も
2往復あるが,下りの3081レは伯耆大山で荷役があるのと,米子〜伯耆大山で往復した後出発
する,3088レもこの工場からの荷が多い。我々ロクヨンマニア?(ファン)にとっては,非常に有難
いと言える。因みに,土日休みなどと言っていないのも非常に有難い。

次に,大山。日野川橋梁通過時には右手前方にその姿を見ることができるが,下り線が一段低
いところを通っており,写真にすると架線や架線柱が煩すぎる,伯耆大山到着前に雰囲気を撮影
できる箇所があり,そこで狙う。
イメージ 9
この先見える大山の風貌は,富士山の様な形状から,徐々に北壁を正面に見る風景に変わっ
ていくが,東に延びた尾根の関係から,丸みを帯びた形状となり精悍さが無くなっていく。小生は
こちらから見る大山は好みでない上,日没も近く露出が厳しくなった為,その後,鳥取到着まで
カメラを手にすることは無かった。
 
◆鳥取
『スーパーおき4号』の乗客数は,出雲市を出発してからどんどん少なくなってくる。米子〜鳥取で
はピンポイントの需要があるのかなと思っていたが,当日は「国民の休日」。ビジネス需要も無い
からか,米子から先乗車する人も殆どなく鳥取へ向けひた走る。倉吉を過ぎて暫くした辺りから曲
線区間が再び始まる為,大きく傾く車体に子供は大喜び。乗客が減ったことを良いことに,一番後
ろの席まで移動し流れゆく景色と共に,振子動作を確認している。
倉吉〜鳥取間は単線区間。列車交換の運転停車を1度行っただけで,最後の停車駅,「鳥取大学
前」に停車。窓越しに見る限り乗降客「ゼロ」で発車し,鳥取には18時16分,定刻で到着した。
イメージ 10
乗車時間,4時間20分,トイレも行かず同じ車両に留まる。結構疲れた。
 
イメージ 12
 
鳥取では,弁当でも無いかな?と思い,ホームをうろつく。然し,ホームの売店は営業休止か何
か,見当たらない。高架駅なので地上階へ向かうが途中の中二階から眺めるも,駅構内には無
さそうで,そそくさとホームに戻った。ところで,我々の次に乗る『スーパーはくと14号』は,同じ
ホームの反対側1番線に到着時から停車している。ところが折り返し運用の清掃中で,ドアは開
いていない。
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ホームで他の車両を眺めると,先程のキハ187系,『スーパーはくと』用のHOT7000,智頭急行
のHOT3500,若桜鉄道のWT3000と,JRの駅かどうか疑うほど他社の車両が多く停車している。
県庁所在地のJR駅で,JR化率の低さNo1と確信した。
◇鳥取〜土山
鳥取からは『スーパーはくと14号』に乗る。智頭急行も開業20周年らしく、乗降扉のガラスに、
すごく控えめにステッカーが貼り付けてあった。
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この『スーパーはくと14号』は珍しく、鳥取始発。小生の認識では、全て倉吉発と思っていただけ
に、ちょっと意外だったが、18時台の出発にも関わらず、『スーパーはく』の上り最終とのこと。
京都で何とか最終の『のぞみ』に接続できるらしい。因みに、途中、姫路、新大阪と新幹線駅に
停車はするのだが...
 
『スーパーはくと』では先頭車の座席指定。乗車人数も多くなく、2割程度。最前列の席が空いて
いたので、車掌さんに伝えた上で移動したが、殆ど前方は見えず。子供は残していた弁当を食
べてご満悦。ところで、187系に乗車直後なので、余計に思うのか、トンネル進入で気圧変化が
激しく、トンネル毎に唾を飲み込んだり、あくびをしたり。
子供も「耳がおかしいね〜」
 
姫路へは、定刻で到着。
新快速に乗り換えたが、この時間加古川で普通電車の接続は無い。
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姫路を後続で出た普通電車に乗り換え、土山に無事到着した。
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◇各種データ
 乗車区間:
 ①山陽本線(土山〜姫路、上郡〜姫路)
 ②山陽新幹線(姫路〜新山口)
 ③山口線(新山口〜益田)
 ④山陰本線(益田〜鳥取)
 ⑤因美線(鳥取〜智頭)
 ⑥智頭急行線(智頭〜佐用〜上郡)
 
  乗車列車:
 ①土山 07:31--普通(703K)--07:55 姫路 [所要0:24,22.6km 表定速度56.5km/h]
 ②姫路 08:05--ひかり491号--08:24 岡山 [所要0:19,88.6km 表定速度279.8km/h]
 ③岡山 08:44--のぞみ97号--09:51 新山口 [所要1:07,294.1km 表定速度263.4km/h]
 ④新山口 10:48--やまぐち号(9521レ)--12:58 津和野 [所要2:10,62.9km 表定速度29.0km/h]
 ⑤津和野 13:56--スーパーおき4号(3004D)--18:16 鳥取 [所要4:20,315.2km 表定速度72.7km/h]
 ⑥鳥取 18:40--スーパーはくと14号(64D)--20:09 姫路 [所要1:29,110.6km 表定速度74.6km/h]
 ⑦姫路 20:17--新快速(3334M)--20:27 加古川 [所要0:10,15.7km 表定速度94.2km/h]
 ⑧加古川 20:37--普通(834T)--20:43 土山 [所要0:06,6.9km 表定速度69.0km/h]
 
 総乗車時間  10:05 
 全所要時間  13:12
 総乗車距離 916.6km
 乗車時表定速度 90.9km/h
 総時間表定速度 69.4km/h
 
 ここで使用した距離は、営業キロです。
 
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-END-
9月23日秋分の日に,『SLやまぐち号』の乗車を目的として『乗り鉄』敢行しました。
土山を出発してから、途中の地福駅停車までの記事は、下記です。
 
 
では、本編の続きを。
 
----
最後部の車両からは、カーブに差し掛かると、先頭の釜が良く見えます。
これは、地福到着前の写真ですが、前の投稿で洩れていましたので、ここに張ります。
イメージ 1
 
◆復旧エリアを行く
地福駅での停車は少々長めなので,愛煙家としては非常に有難い。小生も例外なくこの恩恵
を受ける。
一服を終え,車内に戻ったが,今度は展望デッキから動画撮影を行うことにする。
カメラのモードを動画にセットし,出発は今か,今かと待つこと数十秒。汽笛と共に動き出した。

地福駅を出て暫くすると,昨年の豪雨災害で橋桁や築堤の道床等が流出し,最近になって漸く
復旧された鉄橋を通過する。
イメージ 2
被災前は『プレートガーター橋』だったと想像されるが,新規に設置された橋桁は,
『下路プレートガーダー橋』となっている。
これは,川の増水時にも水流の妨げになりにくく,従って橋桁の流出に繋がりにくい為と思われ
るが,橋梁通過の写真としては残念な結果に。しかも,最近多い無塗装。当然使用していくと錆
が発生するが,この錆自身が酸化被膜を形成し,鋼材の内部腐食(錆)を防止するとか。但し,
こちらは塗装の塗り替えが不要ということで,メインテナンスフリーによる原価低減が目的。
いずれにしても,趣は無くなった。

◆白井地区
白井トンネル中央付近で県境となり,ここを抜けると島根県に入る。
この先のエリア,豪雨被害が一番大きかった場所?
トンネル内部から動画モードで後方の風景を撮影する。
トンネル出口の法面も頑丈なコンクリートで補強されており,また築堤も新線並み。
イメージ 3

今回の補修された区間は軒並みコンクリートPCに替わっており,ここも例外ではない。
イメージ 4
この写真だけだと、智頭急行の一部区間と言われても、納得できるかも?
 
数年前に訪問した時は,木造の人道橋もあり“山口線らしさ”が出た場所と気に入っていた。
然しながら,自然の猛威には抵抗しようがなく,今では風景ですら面影はなく,記憶を辿るのが
精一杯。地元の方にしてみれば,豪雨でも流れない橋,線路(路盤)は必需品。また,何といっ
ても安全性。これも新たな歴史の始まりとすればそれで良い。

◆津和野駅構内
津和野到着後,メインキャストのC571の周りは人だらけ。記念撮影をする人でごった返す。
まずは、キャブの中を覗く。今日の運行メンバーの顔は、ここでも緊張感が伝わる。
イメージ 5
お疲れ様でした。復路もご安全に!
 
メインロッド回りも捕獲するが、ホームからの撮影故、ちょっと中途半端な写真に。
イメージ 6
 
イメージ 17

津和野駅構内では客車が転線されるので,子供と一緒に跨線橋から動画モードを含め撮影。
1番線におさまったところを狙う。
イメージ 7
この時間になると,ここ津和野まで乗車されていた皆さんは観光に行かれた様で,跨線橋の上
には数名しか残っていない。但しその中には外国の方も。この方も小さな女の子を連れておられ、
うちの子供が熱心にコンデジで撮影しているのを微笑ましく見て居られたのが印象的だった。
転車台に向かうのを見届け,こちらも駅から出た。

◆津和野駅前
子供は津和野駅の売店でお土産を物色中。
小生は,汚れた顔を拭くため,ウェットティッシュを捜索中。
イメージ 8
最初のコンビニで買うのを忘れ,洗面とタオルで済ませていたが,子供の顔が段々薄汚れてい
くので,手に入れたかった。駅売店で尋ねるも,置いてない。駅前通りを見渡すが,コンビニらし
き看板も見当たらず,レンタル自転車横のお土産屋さんで聞いてみることに。
と,「どっかに有ったはず!」と言って奥の方から持ってきて頂いたのが,ポケットティッシュ。
求めているのはこれではないので、丁重に断りを入れたが,あげるから持っていきなさい!との
こと。ここは有難く頂戴することに。

その後,無残な姿になりつつある静態保存のD51を見てから,駅へ引き返すことに。
ここのD51,SL祭り等でライトアップもされる様だが,ロッドまでグレーに塗られ,何か痛々しい思
いがする。
イメージ 9
 
イメージ 10
山陰の各地にあった静態保存のSLも保存開始から半世紀近くなると経年劣化が進み,危険な
状態になったり,維持費が高かったりで,徐々に廃却等を伴い減少しているとのこと。本来なら
ば,産業遺産として保存できれば良いのであろうが,夫々には夫々の事情があり,我々の様に
趣味で鉄道を取り扱う輩には,本来語る資格が無いのかも。

◆再び津和野駅構内
津和野駅の改札を抜けると、1番線の線路との間のフェンスに地元の子供が寄せ書きしたポス
ターが張り出されていた。
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イメージ 15
『つながるね』の言葉に、地元の期待やJR西日本の苦労など、様々な情景が浮かび、ちょっと
だけ感傷的な気持ちに。
 
◆『スーパーおき4号(鳥取行)3004D』、『スーパーおき3号(新山口行)3003D』
津和野では,『スーパーおき4号』と『スーパーおき3号』が交換する。
イメージ 11
 
『スーパーおき3号』は,最近施工された島根県ご当地キャラのラッピングカー(詳細は知らず)。
イメージ 12
 
子供は,ラッピング車の方が気になった様だが,我々は別の車両へ。これから,このツアー
一番の難関?所要時間4時間20分の旅が始まる。小生にとって,禁煙時間の限界との勝負?
航空機での長時間移動では,食事が出たり,酒を飲んだりで比較的気が紛れるが...
ところが、この187系の特急列車,車内販売も無い上,当初は有ったと思われる自動販売機すら
撤去されている。従って乗車後に車内で飲食物の調達はできない。新山口から鳥取まで全区間
乗車をすると,5時間半弱。全区間乗車される方があるかどうかは別として,せめて真中辺りの
ひと区間のみでもワゴンサービスをしてくれるか、10分ほどの買い物停車?してくれても良いの
では?と感じていた。

ところで話は前後するが,米子支社内では,縁結びで出雲大社を訪問する女性客が増え,単線
区間の交換駅到着時に車内放送で良く聞く「列車行き違い」との表現は,折角『縁結び』のパワー
スポットへ向かう途中,『行き違い』ではちょっと拙いのでは?との利用者の投稿から,現在では
『列車待ち合わせ』との表現に改められたとか。

◆山口線から山陰線へ
津和野から乗り込んだ『スーパーおき4号』の指定席は,14-AB。
これは山陰線に出ると山側の席になる。車内改札時に海側の席に替われるよう交渉。スペアの
席があるとのことだが,ダブルブッキング等のトラブル対応の場合は,元の席に戻るとの条件付き
で移動させて頂く。
最初は,山間の川沿いを北上するが,景色は単調な上に山口線の最高速度の関係か,制御付
振子機能を持ってしてもスピードは上がらない。
子供は早々に夢の中。こちらも睡魔が襲ってくるが,進行方向左側に席を変えたのだから,せめて
海岸部を多く走る島根県西部だけでも、この景色を眺めていたいと考えていた。

津和野を出て30分ほどで益田に到着。これで,本日の山口線(全長93.9km)走破は完了。
この益田駅では,結構な人数が降車される。新山口からの所要時間は1時間半ほど。陰陽連絡と
言えば,『やくも』利用の岡山〜米子で2時間とのイメージがある小生にとって,のんびり走る割に
はやいな!という感じがする。

さて,列車はというと益田を出発し,いよいよ海岸部へさしかかる。子供からは「海が見えたら教え
てよ!」と念を押されていたので,肩をたたいたり、ゆすったり,お腹をくすぐったりを繰り返すが,
一向に起きる気配なし。爆睡中で,結局米子停車まで一度も起きることなく睡眠を貪っていた。
イメージ 13
 
イメージ 14
 
この区間,高校生時代に友人と西九州旅行を計画し,キハ28系で運転されていた急行『さんべ』に
乗車したのが最後。乗りたいと思っても,なかなか訪れる機会の無かった場所で,今回念願が叶っ
たことを改めて実感する。線路は海岸線より一段高いところを通っているが,眼下に海というロケー
ションはやはり最高。目下JR西が鋭意計画中の豪華寝台列車は,この区間をゆっくりと走るんだろ
うな?などと考えながら,やや前方に目をやると,三隅火力発電所が目に入ってくる。
綺麗な景色に突如姿を現した発電所に、若干興ざめしたが、この発電所のお陰で『岡見貨物』なる
列車が走っていたことは記憶に新しい。
 
 
-続く-
《プロローグ前の解説??》
今回,『SLやまぐち号』の乗車を目的として『乗り鉄』敢行。
その報告方々,駄文を書き捲って,旅行記風になってしまいました。
写真も少なく,読まれる方は,それなりの覚悟?が必要かもしれません。
予め,お断りとお詫びを申し上げます。
 
では,本編。
----
 
◆プロローグ
9月23日,この日から家内が出張することを良いことに,子供と二人『スーパー乗り鉄!』を計画。
早朝、家内を駅まで送った後,子供が寝ている間に再び土山駅へ。そう,今日の『SLやまぐち号』
の空席確認及び切符手配が目的。ところが,みどりの窓口のシャッターが下りたまま。営業時間
は午前7:00からと記載されている。
仕方なく,一旦家に帰り,子供を起こし身支度させる。小生は,用もないのに長玉を含めカメラ道
具一式をバックパックに詰め込んで出発。流石に三脚は持参しなかったが...
途中コンビニで,飲料と朝食(パンとおにぎり)を購入し駅へ。
 
◆切符の手配
7時過ぎ,三度駅に到着。
『みどりの窓口』の一番客?で,まずは『SLやまぐち号』の空席を尋ねる。
「本日のですか?」
「ええ」

空席が無ければ,和田岬線往復で手を打とうと子供とは約束している。
暫くして,
「空いてますよ」
「手配してください」

窓口氏は,列車編成表を参照しながら,端末操作。待つこと数分。
「ボックス席の窓側向かい合わせで取れました!」

『スーパー乗り鉄』にしては,何とも事前準備の無さ。
行き当たりばったりでも,まずは『SLやまぐち号』の指定席券を無事ゲット。
 
次に,窓口氏へ乗車経路を説明。
『スーパーおき4号』、『スーパーはくと14号』と順調に指定席を取る。
最後に,乗車券の手配となるが,当初こちらでは智頭急行線(智頭〜上郡)経由となることから,
智頭で一旦区切ってもらおうと考えていた。ところが,そこはルール通り?かどうかは知らないが,
一筆書きの終了が上郡か相生かを調べるのに時間が掛かり,結果,上郡接続の連続切符2枚綴
り,有効期間:7日間となった。
因みに,全ての発券までに15分以上。後ろには数人が並ぶという,朝から非常に迷惑な客であっ
たことには違いない。
ところで、この時点で新幹線の切符は手配すらしておらず,7:31発の普通電車姫路行(703K)に
乗った段階で,Mobile機器にて手配開始。岡山乗換することで,当初の計画より新山口で余裕の
ある列車を取ることができた。
 
◆新幹線
普通電車の姫路着は7:55。急いで新幹線乗換改札口へ。Express予約の切符を受け取った後,
改札を抜ける。まずは,岡山まで、姫路8:05発『ひかり491号』N700系。
イメージ 1
 
イメージ 2
乗車号車は14号車。

子供は外の景色を見て喜ぶかな?と思いきや,i-Padでゲームしたり,持参した本を読んだり。
イメージ 5
今回、持ってきたルータは繋がず,子供には「新幹線は早すぎてルータは接続できないよ!」
と言って納得させた。繋がっていれば,親の思いとは裏腹。you-tubeでアニメばかり?
 
姫路〜岡山は所要約20分。直ぐに乗換となる。
岡山では,ひかりの14号車から,今度は4号車へ。26m×10両=260mを大移動。
ここで,久しぶりにRail Starに遭う。
イメージ 3
 
この後,子供をベンチで待たせ,愛煙家は再び引き返して15号車付近の喫煙コーナへ。
そうこうしている間に,『のぞみ97号』N700系が到着。
イメージ 4

どうせなら違う車両にも乗りたかったが,N700系以外は最早絶滅危惧種?
広島で乗換すれば500系の『こだま731号』(新山口10:29着)というのもあったが,新山口
での時間(乗換19分)が少ないということで,今回は見合わす。
しかし本当は,JRが良く考えているのかも。子供連の場合,『500系新幹線がSLに接続!』は
商品価値あり!
ある意味,我々でもワクワク?
 
◆新山口にて
新山口到着後,まずは駅弁を調達。一旦改札を出てコンビニへでもと考えていたが,そのまま
ホームに残る。出発まで1時間近くあると,人もマバラ。機関車付近へ危険防止のトラロープも
張られ,迎える準備は着々と進む。こちらは、その他の電車、気動車にも食指が。
 
宇部線のクモハ123-2も停車中。
イメージ 6
 
山口線関連では、
イメージ 7
こんなのや、
イメージ 8
こんなの。『スーパーおき1号』
ところで、新山口から山陰へ向かう列車は、偶数号。新山口行きは奇数号。
新幹線基点で考えると面白い。
 
 
子供はというと、駅員さんから記念のシール(5色ある?)を人数分の2枚貰った様だが,他の色も
欲しくなり,小生へ強請る。自分で,お願いする様に嗜めるが駄目。小生が駅員さんにお願いして
追加で2枚(2色)をGet。ところが,最後の1枚は自分で...
最初から自分で行けば良いものを。なんたる甘え!親の顔が見たいわ!
 
イメージ 9
今でも小郡と言ったほうが、小生は認知しやすく、新山口と聞いても...
 
さて、いよいよ『SLやまぐち号』の入線。
まずは推進運転の展望デッキ側。
イメージ 10
 
イメージ 11
 
その後,キャブ周りを見て回り,
イメージ 12
いよいよ客車へ移動。
ところで、機関士(運転手)さんも若い方で、昔は便所掃除から始まって、釜炊き○年とか
聞いた様な。いずれにしても、技術継承は大事ですね。
 
◆いよいよ乗車
指定号車番号は,1号車。
イメージ 13
『やまぐち号』の各車両は,『大正風(5号車)』、『明治風(4号車)』、『昭和風(3号車)』、
『欧風(4号車)』と,イメージされて作られているが,この1号車は『展望車風』だそうな。
でも,この1号車,『展望車』そのもの。
展望車「風」であれば,展望車で無い!というのが日本語の正しい使い方? まっ良いか。
 
入り口付近は,社内旅行らしき団体さんが4Boxに陣取られ,既に開宴?
その間を通り抜け,いよいよ自分達の席へ。
座席は4-AB。(山側) 展望室の2Box手前が,我々親子に割り当てられた席。
イメージ 14
展望デッキに近くて良かったが,皆さん展望デッキへ行き来されるので...
 
◆新山口出発
新山口で長笛一発。何の衝動もなく,列車はするすると発車。その瞬間を子供と展望デッキで
迎える。子供は駅ホームのお見送りに手を振って答える。小生はi-Padで動画撮影。
ということで、出発風景の写真が無いorz。

新山口を出発して直ぐは,左カーブとなる為,展望デッキ左側から先頭のカマを眺める。
久しぶりに見た『生きた蒸気』に、何とも言えない感慨が。
また平坦な線形のところでは,結構スピード感ある。山口線の最高速度は85km/h。
還暦をとっくに過ぎた貴婦人は、最高速度目一杯で疾走したのか。
 
◆展望デッキ
高校生時代のこと,近隣市へ部活の試合へ行った帰りは、DD51牽引の普通列車を利用するこ
とが多かった。その時は,決まって最後尾の車両に乗車。オハフ33やスハフ42といった鋼製客
車で,最後尾の貫通路はドアが無く鎖がしてあるだけ。
1〜2名用の展望デッキといった感じだった。『SLやまぐち号』の展望デッキで,この記憶が蘇る。
イメージ 15
 
客車はこんなに揺れただろうか?
ロングレールだからキュルキュル音がするのか?
前後への衝動も結構あるな!
等々,記憶は曖昧。どうしても過去と現実を結びつけたく,考察している自分がいる。
スムーズで快適な最新鋭の通勤電車ばかり乗っていると,妙に敏感になっているのかも知れない。
昔は,少々衝動が大きくても気にもしなかったが,今や225系の停止時の自動残圧が云々とは...。
人間,自動化/機械化が進むと体だけでなく,精神的にも退化する見本の様でと,彼是,思いを巡
らす。
 
◆沿線の笑顔と涙
沿線ではあちこちで手を振って頂く。
イメージ 16
昨年発生した豪雨災害では,『SLやまぐち号』というより,山口線自体の存続すら危ぶまれるのでは?
とのニュース映像を見た小生にとって,目頭が熱くなる。そして老若男女,趣味も決して鉄道ではない
方々などの,手を振る姿を見るにつけ,沿線の方々の応援あっての存在であると,改めて感じていた。
 
一方で子供は,最初展望デッキで元気に手を振っていたが,目に煤煙が入ったらしく,涙が止まらず
席に帰ってきた。
小生の熱い思いとは裏腹に,目を擦っている子供を見て,何か微笑ましくなってきた。
その後小生は,SL時代には云々と,子供に講釈を垂れるのであった。
 
◆2回の停車
改めて紹介するまでも無いが、『SLやまぐち号』は、大きな停車を2回行う。最初は仁保駅。
子供と列車を下りて、ホームを歩く。最後尾の車両から先頭の機関車まで。
すると、途中で「早く席に戻ろうや」と言い出す。
「大丈夫!」と言っても、不安な顔は無くならない。
そうか、自分が乗ってきた列車が長く停車し、外で遊べる?なんて、経験したこと無かったんだ。
イメージ 17
結局、車掌さんの「ぼちぼちお戻りください」の声に促され、先頭車両から順に、車内探索し、
自席へ戻った。
 
2箇所目の大きな停車は、地福駅。
イメージ 18
 
お決まりの写真を撮影に向かうが、ここでは、子供は列車から降りず。
イメージ 19
 
地福を出た列車は、昨年の豪雨で被災したエリアに入っていく。
その様子は、ビデオで撮っており、映像を切り出して紹介しますが、
掲載サイズの都合で、この後の様子は後日別投稿とします。
 
尚、本文中で使用した画像の順番は、撮影時刻や走行エリアの順で無い場合があります。
ご了解ください。

-続く-

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