緑の谷・赤い谷

旧タイトル「猿と熊のあいだに(東赤谷)」。

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「ほら穴」「洞窟」・・・、山の少年は大好きである。覗かずにはいられない。

恐る恐る、こわごわと・・・、首を突っ込み、やがてそっと体を入れ。闇に慣れない目には、薄ぼんやりと闇が奥深く続くようにも見えます。

大概これらの穴の中には、宝物の箱があったり、あるいは妖怪や大蛇が住んでいます。図書室の絵本でも、大人の昔語りでもそうです。

だから覗かずにはいられないのです。恐怖、おののき・・・、それらは少年の心に沸いた興味を含んだ冒険心にはかなわないのです。

江戸時代の天保年間に出された「世事百談」に「おこっへの窟」という記事があって、その窟は会津領、新発田領の入合いの山にあり、あるとき樵7人がその窟を発見して入ったところ、帰宅して間も無く内3人が発熱し死んだとあります。

その「おこっへの窟」が、赤谷か滝谷にあるのではないかと踏査した方がいて、10年来探し回ったがとうとう見つかりませんでした。しかしその後、それらしき洞窟が見つかったと地元民から連絡が入り、喜び勇んでいたところ、その発見者も急な病で死んでしまったと・・・、昭和36年発行の新発田郷土史に載っていました。

おこっへ(おこっぺ)とは、北海道興部町(おこっぺまち)HPの名前の由来によれば、アイヌ語の「オウコッペ」より転化したもので「川尻の合流した所」という意味があるとのことでした。

赤谷・滝谷集落を流れる飯豊川(加治川)水系にはそれらしき所はたくさんあって、大変気にはなり「おこっへの窟」を探してみようかと思う反面、もし見つかったら私には、かつての少年の冒険心が残っているのかどうかが心もとないのです。

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