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医学・遺伝学関連の文献リストの記事が文字数オーバーになったので2つに分割しました。こちらは医学のなかでも特に皮膚科を中心に、それプラス遺伝学です。眼科とリハ学の文献は別の記事⇒ ⇒にまとめました。遺伝についての文献でも、眼科領域のはそっちにリストアップしてます。
順番は著者の50音順にしました。このブログのどの記事で使ってるかは、お手数ですが検索してください。 !注意! なお、医学・遺伝学の文献には、気持ちのいいことばかりが書いてあるわけではありません。特に、まだ小さなアルビノのお子さんがいる親にとっては、へこむことも書いてます(むしろ、へこむことばかり書いてます)。 単純化して言うと、医者の仕事とは「病気を治療・改善・予防すること」ですが、それは「治療・改善・予防されるべき病気」を前提にしなくては成り立ちません。つまり、治さなくてはならない=そのままでいてはいけないと思われてるわけです⇒。 そんなものを読んで、そのままで生きている当事者や、そのまま育てていく親が明るい希望をもてるかというと、そうもいかないと思います。そんな次第ですのであまりおすすめしません。 医学の専門的な文献は、人生のモデルを求める人には何の役にも立ちません。医者は医者の仕事だけをやってるんだから、ないものねだりをしても無理です。当事者やご家族のことについては、新聞や雑誌で記事になってますし⇒、JANのリンク集からみんなのブログに飛べます。 なお、医療とは、正常/異常という価値的な(=中立ではない)概念を導入しなければ仕事を始められないという話については、次の文献が簡潔でわかりやすいです。 医療人類学研究会編, 1992,『文化現象としての医療』メディカ出版. あるいは、そのままでも生きていけるのに「正常な身体こそが絶対の善である」という妄信によってやたらめったら治療したがる医者は迷惑よね、という話であれば、次の文献が力強くてよいです。 アリス・ドラムッド・ドレガー(針間克己訳), 2004,『私たちの仲間――結合双生児と多様な身体の未来』緑風出版. ↓よりは↑の2冊がおすすめです。 それから*印がついてる遺伝学の啓蒙書・入門書は、こっちの言い訳からそれぞれの紹介記事に飛べます。 阿部優子・鈴木民夫, 2009,「皮膚の異常と病気 白皮症(先天性色素異常症)」『からだの科学』262: 44-6. 飯島亜由子・鈴木民夫・稲垣克彦・小西朝子・西村陽一・富田靖, 2007,「症例報告 眼皮膚白皮症4型の1例」『臨床皮膚科』61(1): 30-3. 石川辰夫, 1982,『分子遺伝学入門』岩波書店. → * 伊藤史朗・鈴木民夫・稲垣克彦・鈴木教之・富田靖, 2005,「Hermansky-Pudlak症候群1型変異IVS5+5G→Aの日本人における創始者効果」『日本皮膚科学会雑誌』115(13): 2276-9. 伊藤実・飯島進・吉田良夫, 1955,『色素異常症(日本皮膚科学全書6(1))』金原出版. 稲垣克彦・富田靖, 2003,「白皮症と白斑」『小児科診療』66(増): 128-31. 宇田一, 1952,『結婚のための遺伝の知識』河出書房. → * 占部和敬, 2004,「色素異常症の分子機構」『福岡医学雑誌』95(7): 160-6. 大倉興司, 1970,『病気と遺伝――遺伝相談(改訂第3版)』創元社. → * 香川靖雄・笹月健彦編, 2000,『岩波講座現代医学の基礎9 遺伝と疾患』岩波書店.
賀藤一示・鈴木恵子・福田公子・村井美代, 2007,『図解入門 よくわかる最新ヒトの遺伝の基本と仕組み』秀和システム. → * 木田盈四郎, 1982,『先天異常の医学――遺伝病・胎児異常の理解のために』中央公論社. → * 木田盈四郎, 1983,『若い女性のための遺伝学――親から子に何が伝わるのか?』PHP研究所. → * 木田盈四郎, 1984,『遺伝を考えた人間の話――人類遺伝学入門』講談社. → * 久木田純, 1980,「白皮症とその類型」『日本皮膚科学会雑誌』90(13): 1238-9. 児玉浩憲, 1968,『結婚・遺伝・生命――親子の証明』三省堂. → * 駒井卓, 1934,『日本人に現れたる遺伝性疾病及畸形家系表』丸善. 駒井卓, 1942,『日本人を主とした人間の遺伝』創元社. 駒井卓, 1947,『日本人に現れたる遺伝性疾病及奇形家系表(昭和9-18年)』北隆館. → 家系図詳細 駒井卓, 1949,『家系と遺伝』北隆館. 駒井卓, 1957,『人類を主とした遺伝学(改訂版)』培風館. 駒井卓, 1963,『遺伝学に基づく生物の進化』培風館. 駒井卓, 1966,『人類の遺伝学』培風館. → 駒井卓の本の紹介 佐藤重平, 1961,『遺伝の話』至文堂. → * 清水信義, 2001,『図解 ヒトゲノム・ワールド――生命の神秘からゲノム・ビジネスまで』PHP研究所. → * 清水宏, 1993,「遺伝性皮膚疾患の胎児皮膚生検による出生前診断」『皮膚科の臨床』35(1): 11-21. 清水宏, 2000,「新生児の皮膚とその疾患 遺伝と関係がある小児皮膚疾患」『周産期医療』30(5): 573-8. 清水宏, 2005,『あたらしい皮膚科学』中山書店. 鈴木民夫, 2006,「最近話題の皮膚疾患 Hermansky-Pudlak syndrome」『臨床皮膚科』60(5): 23-6. 鈴木民夫, 2008,「白皮症の病因遺伝子の解明とその遺伝子産物のメラニン色素生成における機能解析」『コスメトロジー研究報告』16: 54-8. 鈴木民夫・富田靖, 2002,「各科臨床のトピックス 白皮症の遺伝子解析」『日本医師会雑誌』127(10): 1648-50. 鈴木民夫・富田靖, 2002,「メラニン合成関連分子と色素異常症」『現代医療』34(8): 1875-9. 薗田紀江子・長尾貞紀・飯島進, 1978,「白皮症の3例――とくにDopa反応について」『臨床皮膚科』32(1): 9-16. 田島弥太郎・松永英, 1964,『人間の遺伝』日本放送出版協会. → * 田島弥太郎・松永英, 1976,『人間の遺伝(改訂版)』日本放送出版協会. → * 田中克己, 1964『遺伝相談――気にする人・気にしない人のために』講談社. → * 田中克己, 1968,『結婚の遺伝学』講談社. → * 田中克己・渡辺強三, 1967,「日本人における白子の頻度」『人類遺伝学雑誌』11(4): 231-43. 辻卓夫・斎藤忠夫, 1976,「汎発性白皮症の兄弟に多発した"黒子"について」『臨床皮膚科』30(7): 553-9. 辻田紀子・秋山真志・清水宏, 2003,「遺伝性皮膚疾患とその出生前診断」『小児科診療』66(増): 132-6. 栃内新, 2009,『進化から見た病気――「ダーウィン医学」のすすめ』講談社. → * 富田靖, 1993,「チロジナーゼ」『皮膚科の臨床』35(8): 1303-9. 富田靖, 1994,「臨床講義 眼皮膚白皮症――その遺伝子型と臨床型の対応について」『皮膚科の臨床』36(8): 1107-17. 富田靖, 1994,「シンポジウムII 遺伝性皮膚疾患の現況と将来の展望(夢)――白皮症」『日本小児皮膚科学会雑誌』13(2): 149-53. 富田靖, 1998,「展望 白皮症の臨床と研究」『皮膚病診療』20(7): 597-602. 富田靖, 2006,「色素異常を呈する疾患の診断と治療――眼皮膚白皮症の分類と遺伝子診断」『日本皮膚科学会雑誌』116(13): 1998-2001. 富田靖, 2010,「最終講義 私の色素細胞と悪性黒色腫に関する研究」『皮膚科の臨床』52(13): 1985-94. 富田靖, 2010,「色素異常症」瀧川雅浩・富田靖・橋本隆・岩月啓氏編『標準皮膚科学(第9版)』医学書院, 243-54. 富田靖・神谷篤, 2002,「眼皮膚白皮症1型(チロジナーゼ関連型)」玉置邦彦編『色素異常症(最新皮膚科学大系8)』中山書店, 130-5. 富田靖・松永純, 1997,「色素異常症 白皮症」『皮膚科の臨床』39(7): 1055-60. 中川秀己編, 2001,『皮膚科疾患(看護のための最新医学講座19)』中山書店. 中村祐輔, 1996,『遺伝子で診断する』PHP研究所. → * 新川詔夫・阿部京子, 2008,『遺伝学への招待(改訂第4版)』南江堂. 西田尚史, 1973,『皮膚病の遺伝――その理論と臨床』金原出版. 西山茂夫編, 1991,『必修皮膚科学(第4版)』南江堂. 西山武二・瀧川雅浩・富田靖編, 2004,『標準皮膚科学(第7版)』医学書院. 日本遺伝学会, 1956,『遺伝学雑誌総目録と索引――第1巻(1921)〜第30巻(1955)」日本学術振興会. 沼部博直・小杉眞司, 2005,「遺伝カウンセリングケースレポート19 白皮症――いとこ婚」『小児科診療』68(12): 2442-4. 福田卓, 1911,「日本人に於ける白児の系図二列」『動物学雑誌』23(273): 63-6. 藤原俊哉・菊池覚次・片岡和彦・松浦求樹・満田一博・戸井洋一郎・高田晋一・近藤泰輔・伊藤史朗・鈴木民夫・富田靖・妹尾紀具, 2008,「研究・症例 間質性肺炎を伴ったHermansky-Pudlak syndromeの1例」『日本胸部臨床』67(4): 340-6. 堀嘉昭, 1977,「白皮症」『皮膚科の臨床』19(11): 1003-16. 堀嘉昭, 1983,「全身性(汎発性)白皮症」山村雄一・久木田淳・佐野榮春・清寺眞編『色素異常症・皮膚付属器官疾患(現代皮膚科学大系15)』中山書店, 44-55. 堀嘉昭, 1986,「限局性白皮症」堀嘉昭編『色素異常症(皮膚科MOOK5)』金原出版, 45-9. 松本信一, 1941,『皮膚病学(改訂増補第3版)』南江堂. 溝口昌子, 1986,「全身性白皮症」堀嘉昭編『色素異常症(皮膚科MOOK5)』金原出版, 72-80. 溝口昌子, 2008,「色素異常症」溝口昌子・大原國章・相馬良直・高戸毅・日野治子・松永佳世子・渡辺晋一編『皮膚の事典』朝倉書店, 147-52. 三室厚子・鈴木芙美代・山口規容子・福山幸夫・佐藤昌三, 1976,「Tyrosinase活性陽性の眼皮膚型白皮症の1例」『東京女子医科大学雑誌』46(1): 60. 諸橋正昭, 1983,「色素異常症」佐藤良夫・池田重雄編『標準皮膚科学』医学書院, 148-58. 湯浅明, 1964,『遺伝の知識』真珠書院. → * 署名なし 「日本人でも金髪碧眼になる――外山博士の遺伝論」『朝日新聞』1911年7月3日朝刊. → 紹介記事 「先天性白皮症の治療法見つかる」『朝日新聞』1989年2月22日夕刊. → 紹介記事 |
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