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藪井竹庵
今日明日と柳町小学校の盆踊り大会。藪さんどう云うコスプレをして行こうかと考え中(^ω^)

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くっしゃみ講釈

イメージ 1 「くしゃみ講釈」と云うのが東京の演題だが、本来は、上方落語で「くっしゃみ講釈」と云う演題。朝ドラの「ちりとてちん」でもやっていて簡単な前座噺の様に思われがちだが、物忘れのひどい男が、「胡椒」を思い出すために、「のぞきからくり」の「八百屋お七」をやり、「小姓の吉三」を思い出すと云う設定なので、「のぞきからくり」や、講談をちゃんと演じられなくてはならず、単にくしゃみだけをしてればいいと云うような単純な演目ではなく、名人が語らなくては客が納得しない、難しい演目の一つです。
 
 で、この演目を十八番にしたのが、五代目 笑福亭松鶴(1884〜1950)です。戦前のSP音源ですから、二枚のレコードのAB面を使って録音された音源が残っており、落語ファンには非常にありがたい。
 
 五代目 笑福亭松鶴と云えば、六代目 松鶴の実父ですが、橘ノ圓都(1883〜1972)、二代目 桂春團治(1894〜1953。三代目 春團治の実父)、四代目 桂米團治(1896〜1951。米朝が入門した師匠)と共に、戦後の上方落語復興の四天王でした。しかし、一般的に知られている戦後の上方落語の四天王と云うのは、六代目 笑福亭松鶴(1918〜1986。五代目 松鶴の二男)、桂米朝(1925〜)、三代目 桂春團治(1930〜。二代目 春團治の三男)、五代目 桂文枝(1930〜2005。当時は小文枝)です。しかし、彼らが落語家としての地位を確立し始めるのは、昭和30年代以降であり、本来なら、新四天王と云うべきです。
 
 残念ながら、旧四天王は、圓都さんを除き、三人とも昭和20年代に亡くなってしまったので、圓都さんが先生になって、新四天王を育てたと云う訳です。
 
 五代目 松鶴の辞世の句は、「煩悩を 振り分けにして 西の旅」。
http://z2tw.up.seesaa.net/i/E7AC91E7A68FE4BAADE69DBEE9B6B420E3818FE38197E38283E381BFE8AC9BE9878820128.mp3 12:53 くっしゃみ講釈 / 五代目 笑福亭松鶴
 データ・・・五代目 笑福亭松鶴 明治17(1884)年9月5日〜昭和25(1950)年7月22日 享年65 前名=二代目 枝鶴 本名=竹内梅之助

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    お体の調子がお悪い様ですが、大事になさって下さい。
    こんな気休めしか言えませんがw
    寒さが腰に悪いと思います。

    「くっしゃみ講釈」って楽しい噺ですねw
    主人公の惚けた感じがたまりません。
    東京では権太楼さんが演じるのを聴いた事があります。
    上方落語には「不動坊」といいこの噺といいよく講釈師が出て来ますが、それだけ身近だったのですね。

    shobuen2

    2010/11/12(金) 午前 11:43

  • 顔アイコン

    のぞきからくりは実際に見たことは有りませんが
    大好きだった夏目雅子の主演映画「時代屋の女房」で見たことが有ります。

    講談は聞く機会が無くなりましたね。
    もっと聞かせていただきたいと思います。
    上野の本牧亭は確か釈場だったと思いますが今もあるのでしょうか?

    私も数日前から腰が痛くなり辛い日々です。
    冷えると痛みが増すようですので藪井先生も暖かくしてお過ごし下さいね。

    shyu

    2010/11/12(金) 午後 7:39

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    *菖蒲園さん。。
    ご心配をお掛けしてすいません。歳を取ってきますと、金も領土も要らないから、健康でありたいです(^ω^)

    単純な演目だと思いますが、やり方によってはご通家をうならせたり、単にミーハーを笑わすだけって事になりかねない演目ですね。技術のない噺家は、くしゃみをメインにしがちで、本来の講談の語りが出来てません。この演目はあくまでも講談をちゃんとやった上で、時々くしゃみを入れる程度にしないと、何をやってるんだか良く判らない演目になりがちですね。

    藪井竹庵

    2010/11/13(土) 午前 5:31

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    *しゅうさん。。
    からくりをやるのは、この演目の他に、天王寺詣りがありますね。松鶴の音源が上げてあったのですが、今では聴けなくなりました。春のお彼岸の時期になりましたら、百生か松鶴でもう一度記事を書くつもりです。

    一般的に本牧亭として知られていた、上野鈴本演芸場のそばにあった講談定席は、20年位前に閉場になって、現在の本牧亭は、台東区上野一丁目、八代目 桂文楽が住んでいた黒門町で、日本料理の店と共に、講談寄席として営業しているようです。
    http://honmokutei.com/index.php

    ウチのお客さんたちは皆さん、三平さんのフレーズじゃないけど「身体だけは大事にして下さいね」と云わなきゃならない年代なので、お互いに、無理は出来ませんね(^∇^)

    藪井竹庵

    2010/11/13(土) 午前 5:32

  • 元々上方噺なのでしょうか?東京ではあまり聞いたことありませんね。私は、この話には、故雀枝師匠の過剰な演出があっていたと思うのですが、薮さんは落語の基本から外れるとおっしゃるかもしれませんね。

    江戸前では、やはり金馬師匠でしょうね。
    私の記事、TBさせていただきます。

    キャバン

    2011/1/29(土) 午後 3:07

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    *キャバンさん。。
    この演目は、「ちりとてちん」と云うNHKの連ドラでも「きよみちゃん」がやってましたが、上方の落語家は、入門すると必ず稽古させられるほど、上方落語では誰でもやってる滑稽噺ですね。東京では金馬さんと、その弟弟子の二代目 円歌がやってますが、金馬さんは旅先で、むらく時代の三代目 三遊亭圓馬から仕入れたんだと思います。

    藪井竹庵

    2011/2/14(月) 午前 6:33

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    現在の笑福亭松之助師は直接5代目に稽古付けてもらったのでそっくりです。

    [ f44*3y* ]

    2012/5/29(火) 午後 11:43

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    *f44*3y*さん。。
    五代目 松鶴の音源がほとんど残っていない(私が持っていないだけかも知れないが)のが残念ですね。二代目 春團治と張り合っただけの事はある滑稽噺の名人だと思います。

    藪井竹庵

    2012/6/1(金) 午後 8:15

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