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今日はどうしても三平汁が飲みたかった室長。 夕食を作って帰りを待つ家族へ三平汁を飲みに行くからと告げ、 向かった先は近くの回転寿司屋。 ここのネタは産地直送でおいしいので、よく立ち寄る。 中でも三平汁は非常に味が良く、室長の大好物なのである。 回転寿司はいい。 すぐに食べれるし、誰に気兼ねすることなく自分のペースでネタを選び、 同じネタをしつこく繰り返しても誰にも咎められない。 早速、席へ。今日は空いている。 回転寿司を食する前の儀式としては、回ってくる湯飲み茶碗を取り、 お茶を入れる。そして、小皿・箸を用意すれば、早速注文だ。 一連の準備を終え、早速、回ってくる寿司に目をやる室長。 今日の最大の目的は「三平汁」。 しかし、いきなり汁物から頼むなんて、 回転寿司マスターの室長からすれば、無粋なことだとちょっとためらう。 それが、決定的な失敗だった。 そのときだった。 店に入って、室長の隣の隣の席にやってきたオヤジ(推定57)、 短髪でサンダル、ちょっと空きっ腹を埋めようかな程度の意気込みに感じられる。 オヤジは、テーブルに手をつき、椅子に座ろうとしながら、 「おい、さんぺいじる」 と、三平汁を注文。 お?お前もか!やっぱそうですよねぇ、秋ですもんねぇ、鮭ですよ!と室長が仲間目線で目をやる。 儀式をスルーしてのスタンディング注文がちょっと気になりつつも、 まぁ、汁物から頼むのもありなのだろうと思い、室長も続けて注文することに。その間、3秒。 「あ、すいません!私も三平汁!」 そこで店員から告げられた言葉は、あまりにも辛い事実だった。 「あ、今のが最後の1杯だったんですよ、すいません」 冷静に事実を告げる店員。 あきらめきれない室長。しつこく食い下がる。捨て身の屈辱的発言に至る。 「かき集めても?」 最後のプライドを完全に捨てた、かき集めても?発言にも、 店員は無情にも「あー、無理ですね」と秒殺。せめて、ちょっと考えるふりでもしてくれ。 夢は断ち切られた。3秒のタイミングのロスがこんな事件に発展するとは!!! 本日最大の目的が、入店してわずか数分で断ち切られてしまったのだ!!! ここから先、いったい何を楽しみに時間を過ごせばいいんだ! 今日は寿司が食べたかったんじゃない!三平汁だったのに・・・。 3秒の重みを痛感する室長。信じられない、信じたくない。 通常、アグレッシブな回転寿司スタイルを取る室長。 次から次へと注文する。乾いた寿司には目もくれない。 が、このオヤジもなかなかやる。 基本、安い皿ばかりを注文。決して回っている皿は取らない。 だが、そのネタセレクトはなかなかのセンス。旬のサンマや本日入荷の生サーモンばかりだ。 とりわけ、鮭が好きなのだろう、サーモンオンパレードだ。 三平汁・生サーモン・サンマ・生サーモン・アジ・生サーモン。 そう、このオヤジはただのオヤジではなく「サーモンオヤジ」なのだと心の中で命名。 ブルジョア室長は、ひたすら高級皿を突き進む。 いくら・炙りトロサーモン・活つぶ・生うに・・・。 もう、三平汁を逃した心の隙間は高級ネタで埋めるしかなかったのだ。 回転寿司に長居は無用。このオヤジ、このあたりも解っている。 ほぼ同時に始まったサーモンオヤジと室長の戦いはわずか20分の後にまたもや同時に終了。 絶妙なタイミングで「お会計!」のチャンスも奪われる。本当に全てにおいて後手に回る室長。 これじゃ、どこぞの内閣と一緒じゃないか!と自らつっこむ室長。 トータル皿は8対7。室長の1皿負けである。 しかし、内訳はサーモンオヤジ=安皿7:高皿1、室長安皿1:高皿6と 支払い料金では室長が勝利。 あー、しかし、何やってんだ。今日はとにかく三平汁が飲みたかったのに。
いまだ心の隙間は埋まることはありません。 仕方がないので、速攻帰ってこの悲しみをアップしました。 しかし、あのサーモンオヤジ、なかなか回転寿司のいいポイントを押さえていました。 手強いライバルの出現に、次会ったら、自動ドアが開くと同時に「三平汁!」と叫んでやる! と闘志を燃やす室長なのでした。 |

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