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書庫うつ病発症から入院まで

そして再び

約1ヶ月間寝込んでいた私を起こしたのは、母が買ってきてくれた花でした。
「安いし、きれいだったから。。」と母は言っていましたが、本当は私を元気付けるためだったと思います。
でも、寝込んでいるうちに花はしおれていったのです。

地植えもできそうになく、力なくしおれている姿を見て、母は私に声をかけました。
「この花、しおれてきたから、次のゴミの日に捨てるよ(捨てても)いい?」
その言葉に驚いて、私は起き上がりました。
「捨てられる。。 この花が捨てられる。。」それは自分のことと重なりました。
ACの特徴のひとつである、「見捨てられ不安」が強い私にとって、自分が捨てられるも同然でした。
(ACはアダルトチルドレンの略です)
せめて、この花の最後を描き残しておきたい。
その一心で、私はフラフラになりながらも、起き上がることができたのです。
(今はデジカメ写真で撮影したものを描いていますが、その頃は生のままの草花を描いていました)

寝込んでいたので、身体は衰弱していていました。
「きれいな姿を。。枯れないうちに。。」夢中になって、色鉛筆を握りました。イメージ 1
ずいぶん時間はかかりましたが、絵は完成しました。
しおれてしまって、決して美しいとは言えませんでした。
しかし、私はその花の姿を、絵と心にしっかりと残しました。
それは、見かけの美しさとは違った尊さを持っていました。
そのことがきっかけになって、私は再び起きられるようになりました。

夏に入院して、もうすぐ冬がやってくるという時期でした。
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