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ある出合い

もうひとつだけ、「心療内科からの47の物語」からの報告。

この本を読み終わって、驚いたことがある。
著者自身も引用している部分にそれはあった。



人間とは、いのちあるものを殺して食べることにより、はじめてこの世に生きることのできる存在である―――。
そんな人間の姿をよみがえらせてくれるのが、死と復活の儀式であるイヨマンテ(神)である。

小熊がカムイ(神)として死んだあと、彼らは復活を喜びながら神の血を飲み、肉を食べる。
神は自ら肉体をもって、この世にあらわれる。
その姿は熊であり鮭や鹿であるかもしれない。
一定の期間、人々とすごし、そして殺され、復活し、神となって天に昇る。
アイヌの人々は感謝と祈りをこめて、その魂を天に送り、残された血と肉を神からミヤンゲ(みやげ)として大切にいただく。
そのことを通じて神に生かされている自分を実感する。
『火の神の懐にて』(松居友著 洋泉社)



そして、著者は問う。
鮭は人間に獲られる時、いのちを人間に差し出している。
人間は鮭にいのちを差し出せるだろうか?

唐突だが、私は手塚治虫氏を尊敬している。
著者の問いは、手塚氏の「ブッダ」の冒頭部分を思い起こした。
空腹な人間の腹を満たすため、ウサギが自ら火の中に飛び込む、衝撃的なシーンだった。

テレビアニメで夢中になって見た、「カムイ外伝」も思い出した。
このアニメも、私にとって衝撃的だった。
(しかも検索してみると、ナレーションは城達也氏!)
(あの「ジェットストリーム」の。。ww)

この出合いは、主治医が「共振れ」という言葉を使われていたので検索したところ、この本がヒットしたわけである。
医学用語なのか、「辞書」にもなく「ウェブ」で検索したからだ。

上記の引用部分については、ここでは触れないでおこうと思う。
この記事を「不思議発見!」の書庫に入れたのも、出合いが特別なことを言いたかったから。。

今まで私の中で直感として感じていた部分を、医師が書かれた活字として後押ししてくれた。

本の帯の背に書かれていた言葉がある。
人生に偶然という出会いはない―――

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