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仲間を失いながらも月日は流れていきました。
その間に離婚しているので、働き手は私しかいません。
半年ほど家で養生して、新しい仕事を探し始めました。
いろいろ探してみましたが、私にとって出来そうな仕事がありません。
通院が必要なこと。子供が小さいこと。無理ができないから近所であること。。
それらが必須条件となったからです。長い間探し回って、やっと小さな会社に就職することができました。
その間にも外来受診と定期検査は、受けなくてはなりませんでした。
外来受診は問診と触診、血液検査などで腫瘍マーカーの値をみます。
時にX線撮影もあります。乳房・大胸筋・リンパ節を切除した無残な姿を、男性技師の前にさらすのです。
当時は患者への配慮など全くなく、屈辱的な思いをしました。恥ずかしいというよりみじめでした。
年に一度、骨シンチという検査もあります。骨に転移がないかを調べるのです。
放射線物質を静脈注射で体内に入れ、一定の時間が経つと放射線物質が骨に集まるのを利用した検査です。
それを大掛かりな装置で撮影します。要は全身のガイコツ写真が撮影されるのです。
説明では「X線撮影よりも被爆量は少ない」とされていましたが、直接体内に注入される怖さがありました。
主治医との信頼関係がなければ、早々に受診をやめていたことと思います。
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