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書庫父と母と息子と

バツイチ子持ちの出戻り娘から四半世紀。

実家の有難さとややこしさを実感しています^^;
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              息子が学外実習に行っています。
              実習先の企業へ行って、それぞれの研究を進めてくるというもので、
              教育実習の会社版といったところでしょうか。
              息子が選んだ会社は家から遠いうえに、
              会社の近くにも駅前にもコンビニがないところらしく、
              (どんなところやねん!^^;)
              お弁当を持って行くことになりました。

              実は、、、
              私は息子にお弁当を作ったことがありません。
              ないこともないのですが、“ついで”に作ったもので、
              “子どものために”作ったことがないのです。
              成長した息子に、もうお弁当など作ることなどないだろうと、
              すっかり諦めていたので、この機会に張り切って作ることにしました。
              朝早く出掛けるので、深夜から作り始めて、
              午前4時には出来上がるようにして。。
              (大変やったけど、楽しかった。。^^)

              ところが、帰宅した息子から、
              「弁当は会社が用意してくれるから要らんわ」と、聞かされました。
              深夜の弁当作りを3週間続けるのは大変なことだから、
              楽にはなったのですが、ちょっとガッカリです。
              (かなり気合が入ってたんで。。)

              その時初めて気付いたのです。
              “母”したかったんだって。。
              お母さんの腕の見せ所の幼稚園のお弁当、
              一度は作ってみたいと思ってた。
              でも、私がしなければならなかったのは、お金を稼ぐこと。
              働き手は私しかいなくて、母役は実母と私のふたりいたから、
              私は父親役になるしかなくて。。
              仕方のないことだし、当たり前のことだと思ってたけど、
              本当はお母さんらしいこともしてみたかった。。

              たった1日だったけど、
              思いがけないプレゼントをもらいました。
              自分の気持ちにも気付くことができました。
              やっぱり、もうお弁当を作ることはないかもしれないけど、
              今夜も家族に食事を作って、疲れて帰ってきた息子にはおうどんを作って。。
              そんな何気ないことがとてもうれしい、今日この頃です。。^^
     最強の台風が去った後、今度は大きな地震が起こりました。
     被災地の皆さまにはお見舞い申し上げます。


     昨夜は我が家でも災害の話で持ちきりでした。
     でも、、、そこはそれ。 年寄りのいる家庭ですから。 昔の話、限定です^^;
     まぁ〜、よう覚えてますねん。 まるで今、目の前で起こってるみたいに。 
     さっきあったことは忘れてるのにねぇ。。^^;


「ジェーン台風の時なぁ。 向かいの工場の窓が飛んでいったんや。 まるで紙みたいやったなぁ。
 窓ガラスが割れんように、畳で押さえてなぁ。 『お父さん。 ほれ、窓ガラスが飛んでいくわ』
 、、、けどなぁ、その時のお父さん。 部屋の真ん中で、一杯飲んではったんやでぇ」
「室戸台風の時なぁ。 小学校の体育館がつぶれたんや」
 へぇ? ウチの家はつぶれんかったんか、ってか?
 えらいもんやなぁ、体育館がつぶれても家は残ったんや。 けったいやろぉ」
「福井の大地震なぁ。 小学校の運動場の真ん中に全員集められたんや。
 運動場が波打っててなぁ。 怖かったぇ。 地べたが動くの見たなんて、初めてや」
「大映と東映の撮影所があったやろ。 夏の暑い盛りはフィルムが燃えるんや。
 自然発火て言うんかなぁ。 ものすごい煙やってなぁ。
 、、、まぁ、それ見てなぁ。 大人も子どもも、ぎょ〜うさん見に行かはるねん。
 西院の方から来て、『まぁだでぇすかぁ〜』言うてな。 『まだまだやぁ〜』言うたら。
 『ぇえええ〜!!』言うてな。 それでも、子どもらは皆走っていったわ」
「宇治の火薬庫も爆発したんやで。 窓ガラスがビリビリいうてなぁ。 家の中にいてられへんね。
 けど、あれは誰も見に行かなんだ。 戦争前やったからなぁ。 巡査に引っぱられるさかい」
「五番町でも火事があってな。 そこに友だちの家もあってな。
 『ウチの家なぁ〜。焼けたんやぁ〜』言うて。 次の日、学校に来ゃはったなぁ」


     なんか、こう、のんびりしてると言うか。。 笑うたらいかんのやろうけど、笑えますねん^^;
     いきいきと喋るわけですよ。 自分のシワと同じように、、、歴史なんでしょうね。
     こういう話、私が小さい時からよう聞いてたんですけど、
     せっかくやから、災害時の心得が聞けるかと思うて、じぃ〜っと聞いてました。
     、、、けど、それらしいことは結局、最後まで聞けませんでした^^;

     普通なんですよ。 大げさでなく。 普通に自分のむかし話みたいで。
     『頑張って』とか、『前向きに』とか、『諦めないで』とか、、、。
     そうやって、無理に自分を鼓舞するわけでもないし、悲壮感もない。
     いろんなことがあっても、普通に、、、ごく普通に生きてきたんでしょうねぇ。。
     災害時の心得は聞けませんでしたけど、
     長生きの極意(?)は、ちょっとだけわかったかもしれません^^

親の喧嘩^^;

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先週、両親が夫婦喧嘩をした。
これって、いつものことなんだけど、
私の感受性はMAXなので、影響がビシバシ。。^^;

それでも何とか我慢してきたけど、
母の愚痴と八つ当たり攻撃は、断続的に続くわけで。。^^;
こりゃあ、私の身が持たんと思って、
「八つ当たりはやめてぇな」と言ってみた。
(これを言えただけでも、私にとってはスゴイこと^^)

すると、母は、
「八つも九つも当たるワ!」と、斬り返してくる。
う、うまい。めっちゃ腹立つけど、うますぎる^^;
(ムカつきながらも、座布団10枚! (^m^) )

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まぁね、家族だからこそ、
愚痴を言ったり八つ当たりしたりと、できるわけで。。
けど、母の八つ当たりを全部受け止めると、私が壊れてしまうんで。。^^;
押したり引いたり、なだめたりすかしたり。。

なんだかんだ言っても、これだけの人間がいる中で、
縁あって親子になったのだから。
こういう親子もありってことで、受けて立つかな^^
ちょっと熱過ぎる触れ合いではあるけれど。。^^;

まぁ、物は考えようで、
80代のオジィと70代のオバァが、未だに夫婦喧嘩っつーのも、
ある意味スゴイことかも。。^^;
元気の素。 活力源。 ボケ防止にもいいかも。。 (^m^)

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いつかきっと、あの世とやらで両親と再会したら、
「あの時、ほんまおもしろかった」って、思い出話をしてみたい。
けど、その前に、母の減らず口が達者なうちに、
絶対、1本取ってやるぅ〜! (^m^)
さて、料理の次は掃除、ってことで。。^^
掃除は好きなので、以前から母と一緒にやっていたのですが、
こんなつもりやなかった、っていうのが本音かもです。。^^;

料理を頑張るからには、掃除も今まで以上に頑張ろうと、張り切ってやり始めました。
もとは母がひとりで家の掃除をしていたのですから、
ひとり分の仕事をふたりでするのだから、労力は半分になるもの、と思っていました。
でも・・・、母の考えは違った。
人間がふたりいるのだから、ふたり分の仕事をする。( ̄^ ̄)b ( ← 無言の圧力^^;)
・・・そ、そうですか。。^^; やらせていただきます^^;;;

今まで以上にしんどい作業となりました。
はたきをかけ、掃除機をかけ、拭き掃除をします。
家中の家財道具や床はもちろん、戸・桟・柱などをひとつひとつ丁寧に、
文字通り家中を拭きまわるのですよ!
梅雨時には、ぞうきんで拭き掃除した後、から拭きが追加され、
夏場は、窓などを開放して埃が入るので、夕方にもう一度掃除することに。
ちっちゃい家ですけど、これだけやったら大概くたびれまっせ^^;

家事をこなすだけで、ほぼ一日が終わってしまいます。
考えて時間を使わないと、自分の時間も持てない。
昔はこれがイヤでねぇ。。^^;
毎日毎日、同じことの繰り返しでおもしろくないし生産性もない。
なんでこんなことせんとあかんねん!、若い頃の私には理解できませんでした。

でも最近、これが人生ってもんかもなぁ・・・、なんて考えます。
これが日々の暮らしなんですよね。 昔の人から代々伝わってきた暮らし。
生きるって、ほんま地味な作業ですわ。。^^;

昔はこんな生活をどこの家でもしていたようですね。
今では、ここまでしてるのは、近所ではウチの家ぐらいですけど。。
門掃きが当たり前だった京都。
母が子どもの頃は、近所の奥さんたちが競って掃除をしたそうです。

「おはようさん。 ○○ちゃん( ← 母の名前)とこ、もう掃除すんだん?」
って言いながら、先に掃除を済ませた隣の奥さんが入ってきゃはりますねん。
で、その時さっと指で桟を撫でて、埃が溜まってへんか確かめはりますねん。
これって、めっちゃ京都人ですやろ? たまりまへんで。。^^;

そんなこんなの話を、一緒に家事をしながら聞くわけです。
まぁ、これがええとは言いませんけど、
昔から伝わってきた慣習や文化、どこいったんですやろねぇ。。
変わりゆくのは世の常ですけど、
伝えていくべきもん、あるんとちがいますやろかねぇ。。
一方で、母とはどういうコミュニケーションをすればいいのか、と考えました。
私は小さい頃から強気な母には肝心なことは言えなくて。。
何でも言える母娘になりたくて、積極的にコミュニケーションをとろうとしました。

考えた末に母から料理を習うことを思い付きました。
これなら料理をしながら母と話もできるし、家族に食べてもらうこともできる。
いえ、そんなことより、
私、料理がダメなんですよ^^; 掃除は好きなんですけど。。
よく言いますよね。 料理好きは掃除が苦手、掃除好きは料理が苦手、って。

一応、母から料理を教わったことはあるんですが、おふくろの味はマスター出来ず終い。
それに、離婚してからは仕事に追われて、ほとんど母に任せきりでした。
でも、本当のところは逃げてたんですよ。
母は自分のやり方でないと気に入らなくて。。
こういうタイプの上司っていますよね。
部下のやることが気に入らなくて、結局、自分で全部やっちゃう人^^;

腰を据えてやろうと決めました。
母のそばにぴったり付いて見ることから始め、了解を得ながら料理を進めていきました。
レシピもなにもない母のやり方、機嫌を損ねないようにやらなければ。。
見習いというか、内弟子というか、緊張して。。 とにかく一所懸命で。。
結婚していた時、お姑さんと同居だったんですけど、ある意味、その時よりもしんどかった^^;
でも、そのうち、少しずつ料理を任せてくれるようになったんです。 うれしかったですね^^

母と料理をしながら、ご近所の話から始まって、話題はあちこち飛んでいきます。
母の子どもの時の話。 母が祖父から聞いた話。 もっと昔の京都の話。
これがまたおもしろいんですよ。
京都版『がばいばあちゃん』の話があったり、伝承『京都検定』の話があったり。。^^
とにかく、生きた人の暮らしを聞けるわけです。
多少、愚痴も聞かなきゃなりませんが、受講無料の文化講座ですからね^^; これはお得です。

でも、それ以上さかのぼれない部分があるんですよ。
それは戦争だったり、風化していく記憶だったり。。
失われていくものや忘れ去られるものを肌で感じるわけです。 
昔の日本人が育んできた大切な文化なのに。。

今なら両親の記憶も確かだし、同居という恵まれた環境にいるのだし。。^^;
昔の日本人の心を受け継いでいければなぁ、って思っています^^

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