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書庫抗がん剤

1988年、26歳で乳がんを発症。
2010年、再発(遠隔転移)。
現在、ホルモン療法(ノルバデックス→フェアストン)と
化学療法(ドセタキセル→アブラキサン→ハラヴェン)を受けています。
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抗がん剤の是非

このタイトルにひかれて来られた方の中には、
抗がん剤について、あるいはがん治療について
何か有益な情報がないかと探してここに来られた方もいらっしゃるはず。。

でも残念ながら私は素人なので、
何のデータもエビデンスも持ち合わせていません。

ただ、当事者としての体験から、
自分の考えを書き留めておきたいのもあって記事にすることにしました。
恐らく毒にも薬にもならない内容ですが、
(いや、若干毒吐いてるかも。。^^;)
お時間のある方はよろしくお付き合いを願います。 m(_ _)m


ところで今、治療で何が困るかと言って情報の多さと選択でしょうか。。
ネットに繋げば治療法から処方薬の効能や薬価、日常生活の工夫、
製薬会社の医療者向け情報から患者や家族による闘病記など
様々な情報にアクセスできます。

いろいろあって本当に迷いますね。
何を信じていいかも迷います。
みんな好き勝手言ってますから。。^^;


その点昔はお任せ治療だったので楽と言えば楽でしたね。
良くて家族に少し説明がある程度。
そんな家族も「先生にお任せします」で終わっちゃうから、
患者本人は病名も知らされないままあの世に逝ってしまったり。。

でも、「どうして治らないんだろう」とか「なんでこんな辛い治療をするんだろう」とか、
尋ねてみてもはぐらかされるばかりだと不信感でいっぱいになります。

私もがん治療ではありませんでしたが、
息子の障碍を知らされるまでは、
家族の様子がおかしいと思いながらも尋ねられずに本当に辛かったです。
(たぶん、これまで生きてきた中で一番辛かったんじゃないかな)


だから最初、がん告知を受けた時はうれしかったですね。
これで医師とも家族とも同じところで向き合えるって。

それでも当時はまだがん告知もインフォームド・コンセントも形ばかりのもので、
私は自分のがんのステージさえ知りませんでした。
(家族には説明はあったようですが)

今はすごいですね。
一般の方でも検査データや医療情報などブログ記事にもバンバン書かれてて。。
本当によく勉強されてるなと感心します。

これだけの情報があるのですから
あとは金銭的な余裕や人手の余裕があれば、
がんの三大療法と言われる手術療法、化学療法、放射線療法以外にも
最先端医療や代替療法、その他の民間療法などが
選択肢として出てくるのでしょうけれど。。
(どこかの有名人のように「私は切らずに治りました」みたいな、ね)

でも、一般人にはなかなか難しい話です。
そうでなくてもがん治療による減収は避けられないですから。


それでも、「親切」な方はいろいろと教えてくれるのですよ。
どこそこの病院や先生がいいとか、これこれの治療法がいいとか。。
患者歴の浅い「若葉マーク」の患者とか、こっちが迷っている時に限ってね。
(で、そういう人に限って、口は出しても手と金は出さない^^;)

私の時にもありましたよ。
今もそうかもしれませんが、情報収集の最初はまずは口コミ。
初発のがんを発症した当時はまだインターネットも普及してなくて、
それこそ人から人への「伝言ゲーム」。

これがまた種々雑多に入ってくるんですね。
民間療法とか取っ替え引っ替え、今のダイエット法みたいに。
で、治りたい一心でいろいろ試すわけですが。。
(まぁ、長続きしない人が多いですね。私も含めて)


あとは本屋さんに並んでいる闘病記。
ジャーナリストの千葉敦子さんの本とか読み漁りました。
その後しばらくして医療者による一般向けの本が出だして。。
私も「抗がん剤は効かない」の本は買って今も手元に置いてます。

今、この手の本は多いですね。
昨日も本屋さんにちょこっと寄ったら、
「医者に殺されない47の心得」がランキングNo.1とかで山積みされてました。

実は私も、、、
抗がん剤なんて体に良い訳がないから、絶対やらないと決めていたんです。
がんになってからは食生活の改善はもちろん、
食品に含まれている農薬や食品添加物にも十分気を付けていたので、
体に毒物を入れるなんてとんでもない話ことだと思ってましたから。

でも、再発後はホルモン療法だけでは病勢が抑えられなくて、
息ができないわ、歩けないわ、痛いわで、食べ物まで通らないようになってきて。。
まだそんなに体が弱ってないのにね。

とにかくこの状態から脱したい、
そう思っていた時に主治医から抗がん剤治療を勧められました。

もちろん、一時しのぎであることはよく分かっています。
でも人はいざとなると弱いものですね。
痛いのや苦しいのが長く続くのって嫌じゃないですか。
とにかく毒を食っても逃れたい。。^^;


今ふと思い出したんですが、
死んだおじいちゃんが具合悪くなって、
「病院行こか?救急車呼ぼか?」と何度言われてもうんと言わなかったのが、
息苦しくなった途端、「病院行く」って救急車で搬送されてった。。
(たぶん咽頭がんだったのでしょう。確かな結果も出ないまま逝ってしまいました)

まだ小娘だった私は、ずいぶん身勝手な話に思えて
「おじいちゃん、見損なったわ」って長い間思ってましたけど、
(山伏の修行までした人ですから気力で何とかするだろうと。無茶ですけど^^;)
人間、死ぬことも怖いですけど、死にそうになる状態はもっと怖いことですね。

私もがんになって人間の弱さや身勝手さを知ってしまうと、
子供のことも親のことも放ったらかして死んでしまうのも、
これまた勝手な話だと思いまして。。

私が希望していた「自然死」路線からは掛け離れてしまうけれど、
まぁ仕方ないかと。。
人間、そう簡単には死なせてもらえないんでしょうね。


とまぁ、グダグダ書いて来ましたが、
それまでのポリシーをいとも簡単に変えてしまった私。
やっぱり、その場になってみないと分からないことがありますね。

「抗がん剤の是非」なんて偉そうなタイトルから始まりましたが、
人それぞれ体質も違えば状況も違います。もちろん考え方だって。。

他の人に合っても自分に合うとは限らない。
人は人、自分は自分。
いっぱい迷えばいいし、前に言っていたことと違う結果になってもいい。
自分が納得できる治療や生き方をしたいものです。
これまでの治療経過
ドセタキセル→アブラキサン→ハラヴェン

大まかな副作用
ドセタキセル>ハラヴェン>アブラキサン


 ドセタキセル
主な副作用
アレルギー
脱毛
浮腫
便秘・下痢
涙目
倦怠感
発疹
皮膚炎
爪の変化
口内炎
味覚の変化
吐き気・嘔吐
食欲不振
しびれ
筋肉・関節の痛み
その他の副作用
静脈炎
湿疹
問題点と感想
薬剤の蓄積により浮腫が悪化
(歩くのが困難になり、ついには胸まで苦しくなって治療を断念)
アルコールに対するアレルギーは溶剤を変更して対処
頭髪と体毛は9割方抜けた(治療中は脱毛を繰り返す)
味覚障害で食事が美味しくない、ニオイが鼻に付く(吐き気はほとんどない)
投与後数日は便秘
爪の黒ずみと炎症
静脈炎が出てCVポートを入れる
顔や頭皮に湿疹
効果も大きいが副作用も大きい

 アブラキサン
主な副作用
白血球減少
貧血
血小板減少
手足のしびれ
筋肉・関節の痛み
吐き気・嘔吐
便秘・下痢
脱毛
その他の副作用
ふらつき
倦怠感
涙目
浮腫
問題点と感想
最初に頭髪と体毛が7割方抜けた
(治療中は髪質が変わって発毛)
アブラキサンで発現しやすい末梢神経障害は見られず
投与後数日は目の痛みが出る(回数を追って徐々に減少)
副作用が少なく効果もある
血液製剤が入っているので感染の恐れあり

 ハラヴェン
主な副作用
好中球減少
味覚異常
脱毛
吐き気
口内炎
便秘・下痢
倦怠感
手足のしびれ
肝機能障害
その他の副作用
指先のひび割れ
爪の変化
倦怠感
筋肉のこわばり
問題点と感想
好中球減少が著しい
頭髪は額と頭頂部がやや薄くなる
(体毛もやや薄く)
手足の痺れ(特に手のひら)と
筋肉のこわばり(足のつり)が出るが、徐々に改善
指先のひび割れがひどい
投与時間が短く副作用が少ないが、効果は未判定




自分のための覚書きの意味もあって、
これまで受けてきた抗がん剤の副作用をまとめてみました。
あくまで個人的なデータや感想ですし、
副作用の出方は人によって違うのであまり参考にはなりませんが、
とりあえず一臨床例ということで。。 (*^o^*)

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