巴里時代を彩った画家たち

パリでなく巴里。19世紀末から20世紀初頭にかけて、新しい芸術の創出に色めき立った巴里へ、タイム・スリッピプ!
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 ラ・セーヌ 
                                
  
               謹告 このところの支障により、
 
            しばらく休みます。よろしく。
 
                        (8月27日)
 
 
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               工事中のところ、
             ようやく復旧しました。
            ご迷惑をおかけしました。
                        (8月25日)
  
         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
 
         ◆絵に定型はない◆
 
 
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                モネ≪日本娘(ラ・ジャポネ―ズ)≫1876年
 
           マネは自宅に日本庭園をこさえるなどjジャポニスムに心酔。
         妻に絢爛たる和服を羽織らせてのこの一枚は、たちまちパリの評判となる。
 
        あるジャーナリストは云った。
 
「モネの日本趣味は、ここに爆発し、燃え上がり、めくるめく。それは(中略)花火のようだ」
 
 
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 パリの『ソレイユ』紙は著名な批評家の感想として、
 
すこし前にパリの人々を驚嘆させた日本の曲芸師の名声に言及しながら、
 
≪日本娘≫は「たくさんの団扇を手玉にとっている」ようだと伝えている。
 
 左・1876年パリ万博で一躍有名になった日本の曲芸『扇の芸 』
 
 
 
 
 
≪日本娘(ラ・ジャポネ―ズ)≫を構図的にみると、
 
着物の裾を逆さ扇状に大きく広げて、
 
上方に躍動する団扇のうねりを受け止め、
 
効果的な展開を示している。
 
 
『Japonnerie(日本かぶれ)』という自嘲めいた題がつけられた≪日本娘≫が第2回印象派展(1876年)に出品して、他の絵が 200〜300フランというなかで、異例の高値 2,020フラン(現在価格で、2,100万円相当)がつ けられたという。
 
 
 
異国趣味としての扇が画家たちの関心を惹いていた。
 
 
とりわけ、扇を懐にしても持ち歩けるその機能性に注目し、
 
扇絵を描く気風が広がる。
 
 
 
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左上) M・ドニ≪婚約の扇≫1891年
左中) 同≪愛の彫り込み≫1893年
   左下) 同≪海上の一筋の陽光≫1895年
 
右上および中) P・ゴーガン≪マルチニク島の情景≫1887年
右下 ) 同≪ある遭難物語の挿絵≫
逆さ扇状に描く。惨事前の航行を上辺枠外にのぞかせる。
天国と地獄絵!
 
 
このようにして、扇の実用性を離れ、
 
扇絵自体のアート性に目が向けられていった・・・・・・。 
 
 
 
 
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左)
G・オリオール≪橋の上の女性≫
1895年頃
 
 
 
 
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左)
L・アッベマ≪日本庭園のサラ・ベルナール≫1885年頃 
 
 
 
 
 
 
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左)
G・オリオール≪扇面画>>木版画 
1892年 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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左) 
P=ロートレック≪フェルナンド・サーカスにて≫ 筆書き 1884年 
 
 
 
 
 
 
 
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P・ボナール≪散策者、騎乗者、並木道≫1894年 工芸品。 
 
日本趣味らしい、余白を生かした画面。
 
 
 
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左は、H=ロートレック≪写真師ポール・セスコー≫1891年
 
掛軸を観る紳士を
 
掛軸絵ふうに縦長の画面に描く。 
 
 
 
 
     ジャポニスムにすっかりはまったロートレックは、
 
    しごく当然のように、「掛軸絵」に仕立てたのだった・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
             縦長のあたらしい規格の絵画は、
 
     浮世絵版画の影響のもとに周囲の画家に伝染する。
 
   
 
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              左) P・ボナール≪格子模様のブラウス≫1892年
             中) T=ロートレック≪青銅色の大きな鵜≫1893年
             右) M・ドニ≪ランソン夫人と猫≫1892年
 
 
 
 
 
          自然の流れのように、横長の絵画も描かれた。
 
 
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              上) P・ビゴー≪東京の城の一角≫1895年
             中) J・スローン≪睡蓮と池≫石版画 1894〜96年
             下) P・ボナール≪蟻≫1904年 
 
 
 
   ジャポニスムは、このほか円形、さらには瓢箪形などといった変形をもたらす。
 
 
従前の、黄金分割による正方形に近い
 
矩形のキャンバスの伝統が崩れ、
 
パンドラの箱が開けられたように、
 
さまざまなカタチの絵画が
 
飛び出して来た!!! 
 
 
 
 
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付録・浮世絵版画の異形の例 
 
 
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左)北斎 『百物語』わらひはんにゃ
右)広重 蜃気楼の図
 
 
 
 
 
 
 
 
  
         ◆主な参考資料
 
 『巴里好日』 河盛好蔵著 文化出版社
 『モンマルトルを愛した画家たち』 印象社編
 『巴里の空の下』 平凡社編
 『さよなら巴里』 益田義信著 三修社
 『腕一本 巴里の横顔』 藤田嗣治著 講談社
 『藤田嗣治 「異邦人」の生涯』 近藤史人著 講談社
 『モンパルナス賛歌1905-30』 クレスペル著 美術公論社
 『ジャポニスム 印象派と浮世絵』 大島清次著 美術公論社
『蔦屋重三郎 江戸芸術の演出者』松木寛著 日本経済新聞社
 『芸術の日本』  サミュエル・ビング編
 『ベル・エポック』 W・ハース著 岩波書店
 『日本の美をめぐるシリーズ』  小学館編
 『キキ』 ルー・モルガール著 河出書房新社
‘KIKI‘s memoirsi`  by Billy Kluver 
‘Dictionnaire de Paris’   by Alfred Fierro
‘PARIS! PARIS!’ by Irwin Shaw and Ronald Searle
‘The Pariisian Cafe: A Literary Companion` Val Clark
 
 
 
 
 
 
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                                 パリの公園
 
 
 
 
 
◆ジャポニスムとポスター◆
 
 
19世紀末、日本の浮世絵版画の
 
平面構成と豊かな色彩性
 
魅せられたロートレック,
 
スタンランにボナール、ミュシャらも加わって
 
 
生み出した「ポスター芸術」は、
 
 
折からの商業資本のコマーシャル・ベースにも乗って、
 
またたくまに西欧各国に新たな芸術の波として広がる。
 
 
 
ここでは、その一端に触れてみた。
 
 
 
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   上・「ムーラン・ルージュ」の広告(フランス)1920年 
中・印刷会社の広告(ドイツ)1925年
       下・シャンパンの広告 (ドイツ)20世紀初め
 
 
☆逆輸入されたポスター芸術 
 
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竹久夢生(夢二)個展1931年 
 
 
 
【キキとボンボン・キャンデー】
 
 
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ボンボン・キャンデーの広告(フランス)1930年代 
 
このポスターを見て、何かで読んだシーンを思い出した。
 
 
 
>おばあちゃん、お口を開けて、は〜い、ボンボンよ。
 
>おつぎのおばあちゃん、は〜い、あなたも。
 
 
手籠にボンボン・キャンデーを入れ、
養老院に、定期的に訪ねてくる年増の女性がいた。
 
彼女はそういって、老人たちに直接ボンボンを配って回っていた。
 
 
自分の親に接するように振る舞う彼女こそは、知る人ぞ知る、
 
往年の「モンパルナスの女王キキ
 
その人だった。
 
 
 
幾星霜。いまは格落ちのピアノ・バアで歌い、
 
そのあと各テーブルを皿を持って回り、金を集めるキキ・・・。
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 6キキ」ことアリス・プラン(1901〜53)。
 
私生児として祖母の手で育てられた。
パリに出てキスリング、ピカソ、フジタらのモデルとして人気を博し、
「モンパルナスの女王」と謳われる。
一流の芸術家で賑わった
キャバレなどで歌い踊って、
その盛名はニューヨークまで届くほどだった。
 
(左・キキ 1925年頃 マン・レイ撮影)
 
 
 
 
キキ 自身、栄光の道を歩みながらも、無邪気な少女でありつづけた。
 
 不幸な晩年にあっても養老院訪問をしていた彼女の記憶に、
 
優しかった祖母の面影が揺れていたのだろうか。
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
 
キキの絵に、教会の見える丘で妹と遊んでいるところへ、
祖母が迎えに来た夕べのことが描かれていた。
 
 
キキにとっては懐かしい一枚として、今に伝えられている。
 
 
 
 
 
 
 
 ◆主な参考資料
 
 『巴里好日』 河盛好蔵著 文化出版社
 『モンマルトルを愛した画家たち』 印象社編
 『巴里の空の下』 平凡社編
 『さよなら巴里』 益田義信著 三修社
 『腕一本 巴里の横顔』 藤田嗣治著 講談社
 『藤田嗣治 「異邦人」の生涯』 近藤史人著 講談社
 『モンパルナス賛歌1905-30』 クレスペル著 美術公論社
 『ジャポニスム 印象派と浮世絵』 大島清次著 美術公論社
『蔦屋重三郎 江戸芸術の演出者』松木寛著 日本経済新聞社
 『芸術の日本』 パリ刊 サミュエル・ビング編
 『ベル・エポック』 W・ハース著 岩波書店
 『日本の美をめぐるシリーズ』  小学館編
 『キキ』 ルー・モルガール著 河出書房新社
‘KIKI‘s memoirsi`  by Billy Kluver 
‘Dictionnaire de Paris’   by Alfred Fierro
‘PARIS! PARIS!’ by Irwin Shaw and Ronald Searle
‘The Pariisian Cafe: A Literary Companion` Val Clark
 
 
 
 
 
 
            
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パリ郊外 
 
 
<お知らせ> 画像の欠落、お陰さまで回復しました。
ありがとうございました。
 
 
 
 
 
◆生気ある異国のモチーフ「団扇」◆ 
 
 
マネ、ドガ、ルノワール、ホイッスラーといった画家たちは、 
日本の美術蒐集家として夙に知られていた。
 
彼らは作品にジャポニスムを当然のこととして取り入れる。
 
屏風や浮世絵を飾った居間の情景や、
着物を羽織ったパリジェンヌの姿、
 
あるいは、日本の扇子や団扇(うちわ)といった
アイテムを描き込むことによって、
エキゾチックで、流行の先端を行くムード作りに挑んだ。
 
当時の代表的な美術評論家シェノーはいう。
 
「色彩でも、デッサンでも美的性格の異なった、
生気ある日本美術を知らしめたことは、
大いに意義あることだ
 
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
ここでは日本美術の小道具「団扇」を取り入れて
 
生気ある異国的な世界を創り出そうとした彼らの意図
 
うかがってみることにした。
 
 
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 ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』 (左)の
貝や泡が下界の造形要素の重要なモチーフ
となっているように。
 
 
 
 
 
 
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S・ソロモン≪日本の団扇を手にした婦人≫1865年 
 
 
S・ソロモン(1840〜1905) イギリスの画家。 
1862年のロンドン万博の「日本の部」に美術品が展示されたり、
市内に日本の店が出来たりして
日本への関心が高まるなかで描かれた。
 
全体に東洋的で、
背景に活けられた百合にもジャポニスムが揺曳する。
 
 
 
 
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ホイッスラー≪陶器の国のプリンセス バラ色と銀≫ 1864年
 
J・M・ホイッスラー(1834〜1903)
アメリカ出身の画家。
浮世絵、陶器、衣装等のコレクターとして有名で、
とくに団扇や屏風に関心をもった。
 
手にした団扇がアクセントになっている。

 
 
 
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モネ≪日本娘 ラ・ジャポネーズ≫1876年 
 
C・モネ(1840〜1926)フランスの画家。
妻カミーユに豪華な刺繍のある日本の打掛を羽織らせた。
 
浮世絵美人風な姿態の動きに、 
バックに配置された団扇の群が相乗効果を発揮する。
 
 
 
 
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マネ≪二ナ・ド・カリアスの肖像 婦人と団扇≫1873〜74年 
 
E・マネ(1832〜83)フランスの画家。
  団扇を散らし描きした金屏風の前で、ジャポニスムに浸る婦人。
 
黒衣もこの場合、どこかシックで異国的である。
 
 
 
 
 
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ルノワール≪花束のある静物≫1871年 
 
 P=A・ルノワール(1841〜1919)フランスの画家。
団扇や扇子は愛用品にとどまらず、作品にも好んで供された。
 
それには、ジャポニスムの色使いの斬新さ、
明るさの利点があってのことで、
 
この絵でも団扇の色が全体の色調になっている、といわれている。
 
 
 
 
 
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メンツェル≪日本の店 部分≫1885年 
 
A・メンツェル (1815‐1905)ドイツの画家、版画家。
 
ドイツの街なかの日本の店。
 
店の日本の主人夫婦?が、客の応対をしている。
その何気なく手にした 団扇に、視線を止める客の驚き!
 
 
 
 
 
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アンソール≪東洋の品々のある静物≫1906〜07年 
 
J・アンソール(1860〜1949)ベルギーの画家。 
北辺のベルギーの地方都市にも日本趣味の波は押し寄せていた。
 
彼の店には日本の面、衣装、団扇などを置いていたが、
団扇には特に興味を抱いていた。
 
ここでは、異国情緒的インスピレーションの赴くままに描いている。
 
 
 
 
 
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ビゴー≪女中たち 部分≫1883年 エッチング
 
G・ ビゴー (1860〜1927)フランスの画家。 
1880〜90年代に日本に滞在し、おおくのスケッチを描く。
 
彼は、華やかな芸者とは対照的な、
地味な女中たちの生活にも関心を寄せ、
 
『女中の一日』を出版していた。

 
 
 
 
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A・ソーン≪装飾デザイン ≫ 1888年
 
アンデシュ・ソーン(1860〜1920)スウェ―デンの画家。
 
パリに滞在し、清長や歌麿らの浮世絵などを蒐集する日本通で、
ジャポニスムの色濃い作品もいくつか残している。
 
 
下の絵では金屏風を背に、婦人が両手に扇子と団扇を持っている。
(残念ながら団扇が隠れ気味なので、ここでは外したのだったが)
 
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A・ソーン≪ エリザベス ・ シャーマンの肖像≫ 1885年?
 
 
 
 
 
 
             ◆浮世絵等にみる団扇◆
 
 
 
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鳥居清長≪四条河原夕涼み 部分≫ 
 
京都・四条河原夕涼み三枚組の一枚。
 
庭で団扇を手に花火を楽しむ。
涼を呼ぶ流れるような清長の描線!!
 
 
 
 
 
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歌川国芳≪八町づつみ夜の景≫ 
 
浴衣の裾を川風になびかせて涼む。
 
隅田川の土手には、夜遊びに出かける客の列が絶えない。
 
 
 
          
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  栄松斎長喜≪蛍狩り≫
 
蛍狩りに欠かせない団扇。
 
♪ホ、ホ、ホタル来イ!
親子一緒になって遊んだ。
 
手にする蛍籠がまた凝っていた。 
 
 
 
 
 
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  渓斎英泉≪夏姿≫
 
         お二人の浴衣地の模様をとくとご覧あれ。
        男のは朝顔でおおわれ、
        女のはなんと檜扇(ひおうぎ)の満面散らし!!
 
  
 
 
 
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喜多川歌麿 ≪団扇を持つ高島屋お久≫
 
「浮世絵美人画の第一人者 歌麿」
今もって、その名声は揺るがないといわれる。
気品のある色香。
 
女の肌の白さ、柔らかさを出すために、
彼なりに工夫を凝らせていた。
 
バックを明るい黄色一色で埋めることで、
白い顔や肌との、一定の距離を感じさせていたのだ。
 
 
 
 
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  黒田清輝≪湖畔 部分≫1897年
 
        印象派としてはやや古風なフランス画家に習って
              帰国した黒田清輝。
 
     ジャポニスムなどにより脱印象主義を目指す西欧との
           「逆行」を思わせる清輝だが、
 
     ここでは浮世絵の伝統を感じさせて、興味ぶかい。
 
 
 
                  
            巨匠による団扇絵
 
 
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      上段 歌川広重
      下段 葛飾北斎
 
                静と動の対比!!
 
    江戸時代の団扇は、絵柄が張り替えられるようになっていて、
          好みの絵模様を選んでは楽しんでいた。
 
         広重はやはり海浜等の風景が、
         北斎は物語めくものが好まれたようだった。
 
 
 
 
 
    ◆主な参考資料
 
 『巴里好日』 河盛好蔵著 文化出版社
 『モンマルトルを愛した画家たち』 印象社編
 『巴里の空の下』 平凡社編
 『さよなら巴里』 益田義信著 三修社
 『腕一本 巴里の横顔』 藤田嗣治著 講談社
 『藤田嗣治 「異邦人」の生涯』 近藤史人著 講談社
 『モンパルナス賛歌1905-30』 クレスペル著 美術公論社
 『ジャポニスム 印象派と浮世絵』 大島清次著 美術公論社
『蔦屋重三郎 江戸芸術の演出者』松木寛著 日本経済新聞社
 『芸術の日本』 パリ刊 サミュエル・ビング編
 『ベル・エポック』 W・ハース著 岩波書店
 『日本の美をめぐるシリーズ』  小学館編
 『キキ』 ルー・モルガール著 河出書房新社
‘KIKI‘s memoirsi`  by Billy Kluver 
‘Dictionnaire de Paris’   by Alfred Fierro
‘PARIS! PARIS!’ by Irwin Shaw and Ronald Searle
‘The Pariisian Cafe: A Literary Companion` Val Clark編
 
 
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             南欧の旅
 
 
  
          暑中お見舞い申し上げます

               梅雨が明けました。
           とたんに連日の猛暑!!

  みなさん、ご健康にはくれぐれもご留意のうえ、お過ごしください。


          平成26年 盛夏
 
 
 
 
 
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峠の茶屋
 
                    
 
 ◆お陰様で、パソコン復調。ついでに少し夏休みを・・・
 
                            みのたろう 再拝
 
 
皆 々 さ ま へ
 
 
 
           緑陰に、邦人たちの巴里回想記を広げています。 
 
 
                         

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