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ある海の防波堤の上
一匹の魚が、そのコンクリートの塊の上で干物にされていた
防波堤には、たくさんの釣り人がいる
ただ、そこはあまり釣れないのか、そこだけ人がいなかった
もともと釣れないのかも知れないし、時間帯の問題かも知れない
そんな場所に一匹の干物
おそらく、ここで魚を釣り上げた人が、
魚を海に返さず、魚は、ここで生き絶えミイラのようになってしまったのだろう
残酷な話だ・・・そういう釣り人もいるということだろう
ただ、そういう人間は、
社会において干物にされるだろう
他人に残酷に切り捨てられ、
社会の中で干物のようにされてしまうのだ
因果応報・・・それは決して机上の空論ではない
しかし、私もそういう人間かも知れない
私は今、ものすごく後悔している
なぜならば、その干物を海に返してやらなかったからだ
海に返したところで生き返るわけではない
しかし、このままでは魚は土に返る事も出来ない
私が人間らしかったら、魚を海に返していただろう
それが、残酷な人と同種の人間としての償いであり、
それが供養になる・・・
もし今後、私が社会で干物にされる事があれば、
因果応報・・・それは自業自得かも知れない
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