"やいたもん"の文学館

大きな人生の転機がありました・・・

詩日記〜うたにっき〜

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気分の赴くまま、不定期に書く日記です。
自分の心を言葉にする・・・
詩とは、そういう意味です。
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14人の死者

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とある山奥でお地蔵様に出会った
大人の背ほどある大きなお地蔵様だ
そのお地蔵様は、14人の死者を供養するために建てられたらしい
14人は、疫病で亡くなられたそうだ
全て立て看板に書かれていた

14人の死者・・・
それは、男性だったのか女性だったのか、
大人だったのか子供だったのか、お年寄りだったのか
そこまでは書かれていなかった
でも、自分が犠牲者の立場だったら、
何かものすごく切ない
私という個人が反映されないからだ
私を供養して欲しい
14人という数に埋もれた1人ではなく
私を供養して欲しい
お地蔵様を見ていると、そんな声が聞こえてきた気がした

でも・・・そうは思ってないかも知れない
みんな一緒に平等にと思えば、
14人の個々が誰かなんて知らない方がいいのかも知れない
もし、大人と子供だったら、
私は、子供のほうを強く哀れんでしまうだろう
もし、男性と女性だったら、
弱い女性に同情してしまうだろう
だけど、漠然と14人と思えば、
供養の思いが、誰かに偏る事は無い
みんな一緒に平等に供養してあげられる

14人の死者たちは、何を思っているのだろうか
お地蔵様の顔を見ていると、とても穏やかに見える
それが答えかも知れない
ならば、私がここにいて、そんな事を思う事こそ無粋かも知れない
でも、そう思うと、何だかこの場所の居心地が益々よくなってもくる
私も勝手なものだ・・・

今日もとある山奥には、
お地蔵様と一緒に14人の死者が暮らしている
そして私は、またそこに行きたいと思っている

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私は、頭文字Dという漫画が好きだ
そして郷土には、そのバトルの舞台がある
私は、時々そこにいく
でも、私の車は普通のセダン
走りに行くのは気分を味わうだけ
でも、行くと気分が高揚する

ここは、藤原拓海が舘智幸と戦った場所だ
藤原拓海が、二度も舘智幸に抜かれた場所だ
俺なら抜かせないぜ・・・と妄想しても、
私の車は普通のセダン
そんな走り方をしたら違法だ
でも、私にはそんな技術はないし、
私の車は普通のセダン
力はあるけどしないのではなく、
力が無いから出来ないだけ
だから、妄想しに行くだけのこの場所
でも楽しい

道路を見ると、幾筋も残るドリフトのタイヤ痕
私には出来ない事だからすごいと思いつつも、
反面、危ない奴もいるもんだと社会の安全を思い憂う
自分じゃ出来ないくせに、
「どうせやってる奴は、プロにもなれないヘタクソだろう」
そんな勝手な論評をする
私は1人で・・・

私は、この場所が好きだ
漫画の世界に入り込んだような感覚になれる
妄想が現実になる不思議な感覚
ここでは、それが味わえたりする

ここは、頭文字Dの夢の跡
藤原拓海と舘智幸の戦いの夢の跡

私は、また暇になったらここに行くつもりだ

小さなマムシ

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今日、命の営みの一端を見た

車で走っていたら、
遠くで鳥が地べたに止まっていたのが見えた
カラスだろうと思って近付くと、
鳥は、危険を察して飛び立っていった
その羽を広げた姿は、カラスではなく鷹だったのだ

鷹がこんなところで何をしているのだろうと車を降りてみると、
鷹がいた場所には、一匹のマムシの子供の死骸があった
赤ちゃんというほど小さくないけど、
大人というほど大きくも無いマムシが、鷹についばまれていたのだ

まだ、それほど食べられていないところを見ると、
今しがた殺されたばかりなのだろう
マムシは猛毒の蛇
他の蛇なら、人と遭遇すれば逃げてくれるが、
マムシは人間に立ち向かうほど凶暴で恐ろしい
けれども・・・その屍を見つめて、
私は、その死を悼んだ

たぶん、この世に生を受けてから数十日程度の一生だったろう
このマムシは、そんな短い時間で、この世の何を知り、
何を見て、何をする事が出来ただろうか?
生まれた事の喜びのちょっとでも知る事が出来たのだろうか?
マムシは、凶暴で怖い蛇だけど、
それも生きるために必死だからこそなのだ
こんな風にならないためなのだ

おそらく、このマムシは、
わけが分からない内に鷹にさらわれ、
それが鷹だと分からないままに殺されてしまった事だろう
私がそのマムシを見ていた時、
鷹は、もう見える範囲にはいなくなっていたけど、
私がいなくなったら、この獲物を取り戻しにくるだろう
あるいは、私が気付かないところで見ている
カラスやノラ猫などの捕食者に持っていかれるかも知れない
ただ私は、そのマムシの死を悼んだけれども、
この自然界を絶対的に支配する命の営みを妨害するつもりも無い
だから私は、そのマムシの写真だけを撮って、その場を走り去った
今はもう、その屍も無いだろう・・・

ただ、私がその現場を通ったのも、
何らかの縁があったからかも知れない
だから私は、彼の事をこうして詩にする事にした
彼が生きた証を刻む事で、彼の供養になると信じて・・・

出来る事ならば、あなたも彼の死を悼んで欲しい
同じ命の営みの下に生きる同じ命として
こうした命の犠牲があって、私やあなたが生きられる事に感謝しながら・・・

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