"やいたもん"の文学館

大きな人生の転機がありました・・・

偃布〜エフ〜

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その集団の名は"ギブギブ(義武義布)"
彼らは、世の粛清者。
その信条は"悪の悪は正義"
しかし、その実態は誰も知らない・・・
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第4話 報道の自由

報道は、する側もされる側も対等であるべき・・・

ある日、そのように宣言したギブギブは、報道する側のプライバシーについて、
報道される側と同レベルで、それをネットなどで公開する活動を始めた。
ある政治記者が、政治家の年金未納問題を記事にすると、
その翌日、ギブギブは、その政治記者の年金納付データを公開し、
その記者の未納問題が発覚して、政治家と共にバッシングを受けた。
ある芸能記者が、芸能人の不倫疑惑をすっぱ抜くと、
その翌日、ギブギブは、その芸能記者の過去の恋愛遍歴を公開し、
その記者の不倫問題が発覚して、芸能記者は不倫相手の配偶者から訴えられ、
記者活動も、事実上の廃業に近い長期謹慎に追い込まれた。
それだけでなく、アナウンサーやコメンテーター、
あるいは報道番組を作るスタッフや新聞会社の社員など、
あらゆるメディアの個人情報が、ギブギブによって暴露されていった。
これに対して、マスコミ各社は、

報道の自由を侵害する不当行為だ!!

・・・などと訴えたが、世間の目は冷たかった。
他人の問題を追及する以上、追及する側が同じ土俵に立たされるのは当然であり、
他人の事を言えないようなやましい奴に、
他人の問題を追及する資格は無い・・・それが世間の答えだった。
もちろん、プライバシーを侵害されたマスコミ関係者は、
続々とギブギブを相手に訴訟を起こした。そして、裁判にことごとく勝利した。
また、マスコミは、ギブギブを挑発もした。

ギブギブも我々のプライバシーを報道するなら、自らのプライバシーも公開するべきだ!

しかし、ギブギブは、その実態すら不明な組織。
いくら裁判に勝利しても、のれんに腕押し状態で、
ギブギブが、一方的にプライバシーを公開する状況は変わらなかった。

プライバシーを暴露された事により、マスコミを去る者が多く現れた。
人々から信頼されなくなり、仕事を果たせなくなったためだ。
だが、逆に自分から、後ろめたいプライバシーを公開して、
堂々と活動する者も現れた。

「私は、過去に不倫をしてました。若い頃には二股交際もしてました。
 だから私は、不倫をしている人を見極められ、その気持ちも充分に分かります。
 だから私は、芸能リポーターになりました。」


そのように宣言した芸能リポーターは、逆に視聴者からの信頼を得た。
そういう人が追求するからこそ、その報道には真実味があり、また人間味があった。
ある政治記者は、自分が過去に暴走族のリーダーで、
警察に何度もお世話になった事を自ら暴露した。

「私は昔、世間に対して後ろめたいことをしていました。
 しかし、社会は、そんな私を更生させ、受け入れてくれました。
 だからこそ、そんな社会を汚す悪が許せないのです。
 特に、社会を汚す大人、特に、社会を汚す権力者が許せません。
 だから私は、政治記者になりました。
 政治記者として、皆様に真実をお伝えする事で過去の償いをし、
 過ちがある時は、それを徹底的に追及したいと思います。」


その政治記者も、視聴者の信頼を得た。

後ろめたさを後ろめたくするのは自分だ
後ろめたい事があるなら、それを早く告白してすっきりすればいい
自分に対しての真実の報道が出来てこそ、他人の真実の報道も出来るのだ


それが、ギブギブとの葛藤の上で得た新しいマスコミの答えであった。
それからもギブギブは、マスコミ関係者のプライバシーを公開し続けた。
それを嫌った者は、マスコミを去り、マスコミに就職する事を憧れなくなった。
しかし、自分に対して正直であり、自分の真実に対する報道が出来る者は、
そして、それに自信がある者は、どんどんマスコミを目指した。

こうして、日本の報道の自由は、新しい時代を迎えたのだった。

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第3話 村八分

その町では、ある観光施設の誘致を巡って町を二分する議論があった。
賛成派は町の財政面を重視し、反対派は環境面での問題を重視して争ったが、
最終的には、賛成派が優勢となり、観光施設の誘致は決まった。
すると賛成派は、反対派の中心となった人たちを一斉に差別し始めた。
町の施設などの利用を禁止したり、町の行事への参加を拒否するなどの行動に出たのだ。
その対象となったのは、町の各地域で10件ほどの家。
その家族の子供は、学校でもいじめに合うようになっていた。
すると、こうした事態を知ったギブギブは、町に対し判決声明文を送りつけた。

町の行っている差別行為は甚だしく許し難いものである。
よって、何ら対策を講じなかった町長並びに町会議長、
今回の差別行為を主導した者は全て、家財没収の上極刑。
さらに町は、差別を受けた家1件に対し100億円、
計1000億円の慰謝料を支払う事を命ずる。
なお、この慰謝料が全額支払われない場合には、
町の公務員の全員の命を以て賠償とする。


そして、判決の一部は、直ちに実行された。
この声明文が届いた1週間の内に、町長並びに町会議長、
さらに差別を主導した賛成派の有力者の全ての者がギブギブによって殺害され、
その財産相続を放棄し、町に寄付した家族の命は助かったが、
相続した家族もギブギブによって殺され、
結局は、家財も判決どおりに没収されたのだった。

だが、町に1000億円もの賠償金を拠出する力など無い。
それらの家財を没収し加えたところで、1000億円に対してはすずめの涙である。
するとギブギブは、判決の最後の文の通り、
町の公務員の殺害を始めたのである。
地位の高い者から殺されていき、
また公務員をやめて逃げようとした者が優先的に殺されていった。
こうした事態に警察や国までも動いたが、
ギブギブの暴挙を止めるどころか、実行犯の1人でさえも逮捕する事が出来なかった。
すると町からは、国も警察も頼りにならないと、
未だ事態とは無関係な町民が続々と逃げ出す事態となり、
たちまちゴーストタウンへと変貌していった。
そこで国は、差別を受けていた10件の家族に
ギブギフに対してこうした暴挙をやめるように声明を出すように要請した。
差別を受けていた家族も、酷い差別を受けていたので、
最初の内はいい気味と思った事もあったが、
ギブギブによる大量虐殺を防ぐために記者会見を開き、
そこで声明を出した。

「私たちは、100億円の損害賠償なんていりません。
 だから、ギブギブも、大量虐殺をやめて下さい。」


その時だった。突然、その記者会見場に全身黒ずくめの集団が乱入し、
差別を受けていた家族だけを残して、
そこにいた記者や国や町の関係者、警備の警察の全てを殺害して会見場を占拠した。
そして、そのリーダーであろう覆面をして顔が分からない男が前に出て、
家族に向かってこう問いかけた。

 男「今更何を言っている?」
家族「もうやめて下さい!! こんな恐ろしい事、私たちは望んでいません!!」
 男「何を勘違いしている? お前たちのためにやっている事だとでも思ったのか?」
家族「え?」
 男「判決の究極の目的は、秩序の維持であって、原告、被告の一方を助けるためのものではない。
   我々の判決も同じだ。」

家族「こ、これが秩序だというんですか?」
 男「そうだ。秩序維持のために不必要なものを排除する。それだけだ。」

家族たちは泣き喚き、ギブギブの集団を前に震えた。
記者たちは殺されたが、カメラは生きていて、
その様子は、ずっと生放送され続けた。

 男「それに、今更戦おうとしても遅い!!
   戦うつもりなら、なぜ差別が始まったときに戦おうとしなかったのだ?
   お前たちは、自分の事しか考えていなかっただろう。
   差別をする者も受ける者も、自分の事しか考えずに加害者になり、
   自分の事しか考えずに被害者になる。
   だから何も変わらないのだ。
   お前たちもまた町民なら、その自助能力を示せたはずだ。」

家族「・・・・」
 男「我々が、お前たちを殺す事は無い。
   しかし、お前たちには、自分たちの事しか考えずに被害者面した罪がある。
   この自助能力の無い町の最後を見届けるがいい。」


そして、ギブギブの集団は、家族の前から消えた。

結局町は、国に用意してもらった1000億円を被害者家族全員に支払った。
これによりギブギブもその活動を停止したが、
町からは誰もいなくなり、残っていた人たちも皆町を去っていった。
被害者家族も同じだった。
そして、町には誰もいなくなり、ある日、町に火がつけられ、
その全ての家や建物が燃やされ、あるいは破壊された。
町は、次第にその姿を消していったのだった。


その後、この町は地図から消え、その名前すら忘れられていったという。
町は完全に滅んだのだ。
しかし、町の跡には自然が復活し、そこは緑の楽園になった。
人間に汚される以前の土地の姿を取り戻したのである。

町は、この地球上で最高の秩序を手に入れたのであった・・・

第2話 暴走族

今、日本全国から、車やバイクなどの暴走族が消えつつあった。
ギブギブが、そういう奴らを退治していっているからだ。
ギブギブは、警察のように甘くない。
暴走行為を見つけたら、即射殺である。
運よく生き残っても、車やバイクは、爆弾などで木っ端微塵に破壊される。
日本の街角で、朝起きてみたら
暴走族の死体と車、バイクの残骸が転がっていた。
・・・そんな光景も珍しくなくなった。
そんなギブギブを恐れ、暴走族が消えつつあったのだった。
ただ、警察の面子は丸つぶれである。
そのため、ギブギブが活動するようになってから、
警察も、殺される前に保護し、法によって裁かれるようにするため、
今まで以上に厳しい検挙をしていったが、
警察が捕まえても、常習者は、それが直らない。学習能力も無い。
直らない、学習能力も無いから、また惨めに殺されていくのだった。

しかし、心の底から純粋に走る事が好きで、
ギブギブを恐れずに、命がけで走る奴らもいた。
誠も、そういう奴の1人だった。
誠は、100人からのチームを率いる暴走族のリーダーだった。
その100人も、誠と志を同じくし、
死をも恐れず、心から走る事を愛する奴らだった。
だからこそ、ギブギブは許せなかった。

「ギブギブに脅されたくらいで走りをやめるような
  ハンパな奴が殺されるのはどーでもいいが、
  俺らの仲間まで殺すのは許せねぇ。」


そして誠は、ギブギブと戦おうと
仲間の暴走族にも呼び掛け、兵隊を集めていた。
ギブギブを返り討ちにして名をあげると共に、
社会のどんな権力組織でさえ実態すら掴めないギブギブを
本気で潰してやろうと考えていたのである。
今回は、地元のギブギブを一掃するための呼びかけだった。

そして、誠の呼びかけに1000人もの仲間が集まった。
みんなギブギブに仲間を殺され、
ギブギブのために、辛い裏切りや別れを経験してきた
ギブギブに深い恨みがある奴らだった。
誠が考えた作戦はこうだった。
まず、ギブギブをおびき寄せるために、
誠のチーム100人がおとり部隊になって街中で暴走行為を繰り返す。
そして、残り900人は、街の各所に分散して配置して隠し、
誠のチームがギブギブに襲われたら、近くにいる奴らから一斉に集まって、
最後は1000人でギブギブを壊滅させるというものだった。
そんな誠には、秘密兵器があった。
それは、防弾チョッキ1000着と拳銃100丁だった。
誠が、しかるべきルートから仕入れたものだった。

「これで、とりあえず地元のギブの雑魚を血祭りにあげてやるぜ。」

その日の夜、作戦は決行された。
誠が、自分のチーム100人で作戦通り街中を暴走していた。
この作戦の最大の障害は警察。
ギブギブよりも先に警察に遭遇したら、作戦は水の泡だ。
一応、警戒が薄い時期を狙って決行したが、
誠は、警察が先に出てこない事だけを願っていた。
すると! 

バキューン!!!

突然、拳銃の発砲音が闇の中で鳴り響いた。
ギブギブだ! 誠は、臨戦態勢を整えると、すぐに市内の仲間たちに連絡を取った。

(今日でギブギブも終わりだ。)

だが、次の瞬間、誠にとって信じられない音が鳴り響いていた。

バババババ! バババババ!

それは、誠も聞いた事がある音だった。
次々と誠の周りの仲間たちが悲鳴と血しぶきをあげて倒れていった。
そして、車やバイクも炎上した。
誠の直感は的中した。それは、サブマシンガンだった。
この音を聞いたほかの仲間たちは、一斉にその場を逃げ出し、
誠たちのチームはたちまち孤立した。
誠は、拳銃を構えたが、どこに撃っていいか分からない。
やみくもに撃ったら、仲間に当たってしまうかも知れない。
しかし、そう考えている内に、サブマシンガンの音は鳴り止んでいた。
周囲を見渡すと、立っている仲間は、1人もいなくなっていた。
みんな血を流して倒れ、車やバイクは火に包まれていた。
正面を見ると、その火に照らされて銃を構えた集団の影が見えた。
とっさに誠も銃を構えたが、多勢に無勢、
普通の拳銃とサブマシンガンでは、鼻から勝負にならなかった。
誠の目には、悔しさの涙が溢れた。

「チクショー!! マシンガンなんて卑怯じゃねぇか!!
  仲間を殺しやがって・・・仲間を・・・」


その時、ギブギブの集団の影の真ん中から1人が前に出てきた。
相変わらず影で顔も分からなかったが、
背格好から男の影だという事は分かった。
そいつを見て、誠は叫んだ。

「何で、俺たちの邪魔すんだよ!? 俺たちは、走るのが心の底から好きなんだ。
  愛してるんだ!! 命がけで走ってるんだぁっっっっ!!!
  だから、もう邪魔しないでくれよ・・・」


すると、前に出てきた1人の男が言った。

「お前、命の掛け方間違ってねぇか?」
「・・・・」
「命かけんならよ、こんな小さなところでくすぶってねぇで、
  世の中動かしてみたらどうだよ。
  世の中を動かすなんて簡単だぜ。政治なんて、所詮は数の力だからな。
  お前ら走り屋が社会に認められねぇっていうなら、
  認められる社会でも作ったらどうだ?
  全国に同じクズやクズのOBがいるんだろうが、
  そいつら集めりゃ、政治くらいいくらでも動かせんじゃねぇのか?」

「・・・・」
「俺たちは、悪を退治する集団だ。
  お前たちが社会に認められて、社会の正義に組み込まれたら、
  そんときゃ、二度と手出さねぇよ。」


そして男は背中を向け、「じゃあな」と一言残して、
ギブギブの集団とともにその場を去っていった。
その背中を見つめながら、誠は、また叫んでいた。


ちくしょぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!


その後、誠は暴走族から足を洗い、猛勉強して政治家になった。
誠は、全国の現役やOBの暴走族たちを中心に支持を集めて、
走り屋を社会的に認められるように奔走し、
公道での暴走行為に一定のルールを設けてレースなどの形でイベント化し、
走り屋が社会的に認められる環境を整えていった。
そして、有力な政治家となった誠は、権力を利用して、
再びギブギブを潰そうとしたが、
結局、その実態すら、あの時説教をたれた男の名前すら分からなかった。
また、ギブギブも、社会的に認められた走り屋を攻撃する事は無くなった。


ギブギブは、社会的にはテロリストである。
しかし、その被害者は同情されない。
悪事を働かなければ、ギブギブに攻撃される事は無いからだ。
そして、ギブギブによって、
自助能力のない現代社会が、少しずつ変わっていくのである・・・

第1話 いじめ

ある日、その中学校で飛び降り自殺があった。
自殺を図ったのは、その中学校の中2の男子。
本校舎屋上からの飛び降り自殺だった。
遺書が残っており、いじめを苦にした自殺だった。
中学校にはマスコミが集まり、校長が会見を開いた。

「いじめの事実は把握しておりませんでした。」

そう言っていたが、マスコミの調査で
いじめがあった事実が発覚した。
しかも、学校側も、担任がその生徒に以前から相談を受けていて、
校長は、その事実を隠していたのだった。
後日の会見で、校長は、マスコミを前に謝罪した。

「いじめの事実を把握しておりました。申し訳ありません。」

すると、記者の1人が、校長に向かってこう投げかけた。

「そんないい加減な事してると、ギブギブの標的にされるのでは?」

その言葉に、一瞬記者会見場が凍りついた。
そして翌日。その言葉の通りになった。
ギブギブは、判決という名の声明を発表したのだ。

「判決。□△市立○○中学校校長並びに担任は、死刑とする。
 1週間の期限の内に、自殺した生徒と同じようにして死んで責任を取れ。
 さもなくば、我々ギブギブが直接処刑する。」


次の日から、校長と担任は、学校に現れなくなった。
そして1週間後。校長と担任は殺害された。
自殺した生徒と同じように、本校舎屋上から突き落とされて・・・
結局、2人は警察を頼り、自殺しなかったのだ。
生徒が学校から守ってもらえなかったように、
校長と担任も、守ってはもらえなかったのである。


ギブギブは、悪に対して制裁を加える集団である。
いつの頃から現れて、判決と言う名の声明を発表し、
その声明通りに悪に対して制裁を加える。
しかし、その手段は凶悪で、世間からはテロリストととして認識されていた。

ただ・・・

その被害者も、決して世間から同情されない。
悪事を犯さなければ、ギブギブから狙われる事も決して無いからだ・・・


またある日の事。今度は、別の中学校で自殺事件があった。
その学校の2年生の女子生徒が、教室で首を吊って死んだのである。
しかし、今度は遺書は残っていなかった。
ただ、やはりいじめが原因ではとマスコミは疑った。
その校長は、最初の会見でこう言った。

「いじめがあったとは聞いておりません。」

その言葉は嘘ではなかった。
いじめの事実があれば、隠さず報告するつもりであったが、
本当に校長は、そうした事実を把握していなかった。
けれどもマスコミは、学校側の事実隠蔽を疑った。
そして・・・やはり事実隠蔽があった。
担任が、いじめを把握していたにも関わらず、
その事実を隠していたのだ。
校長は、後日謝罪会見を開いた。

「大変申し訳ありません。全て私の責任です。」

校長は、本当に何も知らなかったが、
管理不行き届きと非難されるならば、その罪を甘んじて受ける覚悟だった。
そして、記者の1人が、またあの言葉を口にした。

「ギブギブの標的になるのでは?」

しかし、校長は毅然としてこう言った。

「それもやむを得ないかも知れない。
 彼らのやり口は決して容認出来るものではないが、
 私は、自分の生徒を自殺させてしまうという許されない罪を犯してしまった。
 しかし、私は、決して自殺はしない。
 私は教師だ! 例え自分の命であろうと、
 命を殺すという行為を生徒たちの前で見せる事は絶対に出来ない!」


それは、決して自己保身の言葉ではなく、
自身の教師としての魂を込めた信念の言葉であった。

すると、後日ギブギブは判決を下した。
それは、やはり死刑判決だった。
しかし、そこには校長の名前は無かった。
担任だけが名指しされた死刑判決だったのである。
そして担任は、やはり自殺はせず、
1週間後に、自殺した生徒と同じようにして殺された。
なぜ校長は殺されなかったのか?

実は、判決が出たその日、
校長宅に、別の判決文が届いていたのだ。
そこには、こう書かれていた。

「教師として一生を償え」

本物の教師は殺さない。生きて償わせる。
それがギブギブの下した判決であった。


悪の悪は正義・・・それがギブギブの信条。
手段を選ばぬやり口で、テロリストと非難されるが、
その被害者も決して同情されない。
悪事を犯さなければ、ギブギブに狙われる事も無いからだ。

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