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データ
原題:TWILIGHT(米)
配給:アスミック・エース=角川エンタテインメント
監督:キャサリン・ハードウィック
原作:ステファニー・メイヤー 「トワイライト」(ソニーマガジンズ刊)
出演:クリステン・スチュワート 、ロバート・パティンソン、ビリー・バーク 他
時間:2h22
劇場:シネプレックス水戸
サントラ評価:★★★
主人公が高校生と言うだけあって、エレキ・ギターを使ったロック調のスコアが特徴的でした。森をバックにしたシーンに流れたピアノがメインの綺麗なスコアが良いなと思っていたら、いきなりエドワード (ロバート・パティンソン)がピアノを弾くシーンに変わった時は、ちょっと笑ってしまいました。
ヒロインのベラ (クリステン・スチュワート)がエドワード の自宅に招かれた時に、エドワード の部屋にあった沢山のCDからベラ が選んで再生した曲がドビュッシーの「月の光」だったのが、憎い演出だと思いました。
映画感想(ネタバレ在ります!)
先ずはヴァンパイアの扱いがとても新鮮でした。昼間(曇りの日に限って)でも行動可能なのですから。『ブレイド』のデイ・ウォーカーじゃあるまいし、しかも太陽の光に当たっても身体がダイヤモンドの様に綺麗に輝くだけで、死なないのですからもう驚きですよ。しかもエドワード の種族は菜食者と言って、野生動物の血を好んで飲むという設定なので、人間と共存している健全な種族なのです。人間を好んで襲う種族も登場しますが、ヴァンパイアと言うなら、こちらが普通なんだと思います。
ベラ はエドワード に一目惚れし、猛アタックするのですが・・・ エドワード もベラ の事を好きになってしまいますが、仲間にする事を頑なに拒み続けるのが、とても痛ましく思いました。きっと不死身の体を嫌っているからだと思われます。その葛藤する姿が見所となっています。
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』に登場するキルステン・ダンストが演じたクローディア をふと思い出しました。ヴァンパイアになったものの、永遠に子供の姿のままで、大人になれずに辛い思いをすると言う設定でした。
監督と原作者が女性という事もあり、女性の視点で描かれているのがミソと言えます。積極的なベラ と消極的なエドワード の対比が面白いと思いました。
原作は全三部作らしいです。本作ではお互い恋人同士になったものの、ベラ がヴァンパイアになる事を夢見ているところで終わります。果たしてベラ の夢は叶うのでしょうか?好きな人とずっと一緒に居たい気持ちは解りますが、人間を辞めてまでも、そうありたいと願う事については些か疑問です。単なる若気の至りとしか思えませんね。同情の余地はありませんよ。
アメリカ本国では大ヒットしたのに、日本での人気はイマイチのようですね。原作もそれ程有名でもないみたいだし、映画も普通の面白さでした。
プチ情報
カーター・バーウェルの新作は、只今公開中のコーエン兄弟監督作の犯罪コメディ『バーン・アフター・リーディング』です。
紹介作品:作曲家
・インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(’94年):エリオット・ゴールデンサール
・ブレイド(’98年):マーク・アイシャム
次回投稿予定作品
『グラン・トリノ』
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