|
先日、障碍者福祉に携わる現場の方や研究者の方などと立て続けに話をする機会が続きました。 本当にこういうときって続くんですよね。 様々な意見を聞くことができて、 有意義な時間を過ごすことが出来ました。 さて、その話しの中で皆さんが共通認識として持っていることは、 福祉行政は現在進行形で後退している、ということです。 2000年よりも今の方が後退していますし、 2020年、東京オリンピックで賑わっている時は、今よりも更に後退しているでしょう。 2030年になると、目も当てられないほどで、後退というよりも荒廃に近いはずです。 私の療育内容は厳しいことで知られています。 なぜなら、障碍者を取り巻く環境がどうなってきたか、 そして今後どうなるかの見通しがある程度分かっているからです。 ご両親も大変だと思うのですが、 将来的なことを考えると、療育は受けられるうちに受け、 また、伸ばせる能力は伸ばすようにした方が良いのです。 特にダウン症というのは療育次第で随分と能力をアップさせることができます。 それなのに「ダウン症はいつかはできるようになるから」 といって"やさしく"見守っているだけでは、 伸ばせるものも伸ばせなくなります。 基本、療育は家庭が中心になって行われるものです。 療育センターや私のところのような療育施設は、 ご家庭のサポートに過ぎません。 ですから、ご家庭でどのような援助をしていけばよいかを説明し、 ご両親を家庭療育のプロに成長させていくのです。 障碍者施策の将来性は暗いです。 それを家庭療育で補い、あなたの将来を明るいものにして欲しいと私は願っています。 ※ 講習会開催を希望の方へ 私の講習会を希望の方は、 yamadamitsutoshiアットyahoo.co.jp までメールをお願いします。「アット」は@に置き換えてお送りください。 講習会の開催に関する管理は外部の会社に委託しており、 私の治療院にご連絡をいただきましても対応いたしかねます。 お手数をおかけいたしますが宜しくお願い致します。 ※ ご意見・ご感想をお待ちしております。 |
雑記
[ リスト | 詳細 ]
|
ご存知の方もいると思いますが、 私の子どもも療育センターに通っています。 今度、就学年齢に達するという事で 残念なことに3月で終了とのことです。 多くの地域は療育を受けられるのが未就学児で、 小学校に上がると受けられなくなったり、 場合によっては回数が少なくなったり、 受けられる内容が減ったりします。 これはもうどうしようもないことですよね。 日本は超高齢化社会であり、 人口もどんどん減っています。 社会を支える少量人口が減っているのですから、 福祉環境も悪化していくことは 半ば致し方のないことかもしれません。 とは思いたくありません。 国は人なり、といいます。 私は障碍を持っていてもその程度に合わせた社会貢献ができると思いまし、 実際に貢献している障碍者は数多くいらっしゃいます。 ただ、そのためには年齢に合わせた療育は必要だと思うのです。 私は療育に携わっているいますので、 子どもの療育が打ち切られても自分で行えば良いのですが、 大多数のご家庭では困難が伴います。 福祉も予算が限られているとは思います。 療育枠の拡大も難しいとは思います。 ですができることはたくさんあると私は思うのです。 限られた人員と予算だということは重々承知しておりますが、 是非、療育の拡充をお願いできればと思います。 ※ ご意見・ご感想をお待ちしております。 |
|
療育ママ、という言葉を聞いたことはありますか? お受験に熱中し過ぎて周りが良く見えなくなっている教育ママのような あまり良い意味で使われていない言葉です。 私が療育を始めたころは、 「ダウン症の赤ちゃんはいつかは発育するのだから、、、」 という意見が多く(今でもそういった意見の方が多数派ですが)、 山田のやっていることは、育児ストレスにしかならない、と言われたものです。 ですが、その子の可能性を伸ばしてあげることを放棄するのは、 育児を放棄するのと同じです。 ダウン症のお子さんに限らず、ジェームスでもカブキでも、 脳性麻痺のお子さんも、みんな、潜在的な可能性があるのです。 例えば、ダウン症のお子さんは数概念を構築するのが大変といわれていますが、 療育を行えば、年少の終わりくらいには、 1から10のカードを並べることはもちろん、 その数字の下に該当する数のイラストを持ってくることのできます。 (例:3のカードの下にリンゴのイラストが3つ書いてあるものを合わせられる) そして年中には簡単な足し引きもできてきます。 知的領域の拡大は、子供にとって世界の広がりと同じです。 その広がりを大人が閉じてしまうのはとても残念なことだと思うのです。 すべての才能は親が引き出す責任を負っています。 一流の才能を発揮する人たちは、親が小さいころからサポートしています。 その結果が大人になってからの才能として開花するのです。 そこまでの労力をすべての親が子に傾けるのは無理かもしれません。 ですが、教育の一環として、療育にもう少し時間を割いてもよいと思うのです。 すべての親に療育ママになれとは言いませんが、 療育ママを揶揄したり、 その頑張りを否定するようなことは言わないでほしいと思うのです。 是非、療育を行っている方はその子の才能を大きく開花させてあげてください。 注:今回の話題は、ある地域療育担当者と話した際に、 「小学校入学後のダウン症のお子さんの教育は授産施設で働けるのを目標にしている」 という事を聞き、私が「ダウン症のお子さんは療育次第で知的レベルを大幅に引き上げられる」 と反論したところ「療育ママは〜〜」という話になったことから書かせていただいたものです。 ※ ご意見・ご感想をお待ちしております。 |
|
先日、関西の高校で起きた痛ましい体罰による自死を受け、 また女子柔道の指導者による体罰なども表面化し、それもあってか お子さんに対する体罰に関する質問が非常に増えています。 私の立場として、 体罰は否定していません。 それについて書いていきたいと思います。 基本、動物は自分の行いたい事を優先します。 ですが“しつけ”に関しては、 動物にとって“したくない”事の方が多いのです。 動物にとって、 アメだけでしつけるよりも ムチも用いた方がよりしつけがしやすいと言われています。 これは動物だけではなく人も同じです。 ただ、しつけを行う側には 体罰を行うルールが必要です。 大切なことは、体罰は相手を傷つける行為であってはならないこと。 この傷というのは心身ともに、ということです。 そして、体罰は感情を挟まないこと。 最後に相手がルールを守れるように促すのが重要であり、 ルールから逸脱したからといってすぐに体罰を行わないこと。 こういった事が守ることができれば、 体罰は効果的なしつけの手段となります。 体罰全てがダメだとは思いません。 子育てをしていると思わず手が出てしまうこともあるでしょう。 ただ、ルールのない体罰は、子どもだけでなく親の心にも傷を作ります。 これから子育てをしようとする方、 そして体罰について悩んでいる方は、 是非「体罰に対してのルール」を作るようにしましょう。 そうすればお子さん、そしてあなたの心身を傷つけることなく、 お子さんのしつけ問題は解決できるようになるはずです。 ※ ご意見・ご感想をお待ちしております。 |
|
最近、クアトロテストに関するお問い合わせが増えてきました。 「山田さんはこのテストを受けた方がいいと思いますか?」 と聞かれることもあります。 私個人的に言うなら、 「受けた方がいい」 と考えています。 このテストはお腹の中の赤ちゃんが、 ダウン症(21トリソミー)であったり、 18トリソミーや神経管閉鎖不全といったものの確率が、 一般的な確率より高いか低いかを見るものです。 いわゆる確定診断ではありません。 テストを受けるのを勧めたからといって、 お腹の赤ちゃんの選別を勧めているのではありません。 なぜなら、このテストで可能性が指摘されても、 ダウン症の赤ちゃんが生まれてこないこともありますし、 反対に可能性が低いと出ても生まれてくることがあるくらいですから。 障碍を持った子の選別でもなく、 また、不確定なテストなら受けなくてもいいんじゃないか、 と考える人もいると思います。 しかも、自費で結構な費用がかかりますし。 私は、 お母さんのおなかの中に育まれた赤ちゃんを、 お母さんだけでなく、お父さんも交えて話し合う 良いきっかけになると考えています。 もちろん、こういったテストを知らずに、 障碍を持った赤ちゃんを産み、後から 「事前に調べたかった」 と思わなくても良いという考えもあると思います。 受けられる時期は、 妊娠15週〜18週と短い期間に限られます。 母性はお腹の赤ちゃんを育みながら得られるものですが、 父性はお子さんの成長に伴って芽生えていきます。 お父さんがお父さんになるために、 そして、子育てという責任を感じるために、 このテストを受けてもいいのではないかと考えています。 ※ 「障碍を持った子の選別」という表現 様々な意見がありますが、本来、この種のテストは、 お腹の赤ちゃんが障碍を持っているかどうかを事前に知るために行います。 欧米ではこの試験の実施率が高く、また、公的扶助の元、行われているようです。 私個人的には、胎児(または受精卵)の選別は反対の立場にいます。 ※ ご意見・ご感想をお待ちしております。 |






