山切修二 blog

世界を廻るロックユニットKAO=Sリーダー山切修二の不定期ブログ

全体表示

[ リスト ]

GUNS N' ROSES!

イメージ 1

昨夜は二年ぶりのガンズ・アンド・ローゼズのコンサートだった。

17年ぶりの新作が出たのも一年前。
音楽性の変化もあるが,プロモーションも,最新のメンバーショットも一枚もなく
セールスが思わしくないという話を聞く中でいきなり決まったドーム公演。

「ホントに埋まるの?」と誰もが首を傾げるうちに,遂にその日がやって来た。

三日前の大阪は二時間遅れの0時過ぎ終演だったから,いつものように遅れて始まるとタカをくくって,
美容院に行き,呑気に喫茶店でカプチーノを飲んでたら・・・・

・・・「やばい,始まりましたよ」という連れからのメールが!


昨日に限って定刻ピッタリに始めやがった!!!!!(-_-メ)

・・何,アクセルなのに時間守ってんの!??

「Mr.BROWNSTONE」でも遅れてステージに上がるって歌ってたじゃん!?


・・・と,筋違いの呪いの言葉をブツブツ吐きながら水道橋を猛ダッシュ。

以下、ただの熱狂マニアの自己満足レポートで、過去最長の文字数なので、
興味ない人はもう読まなくてよいです(笑)。



結局,1曲目の「CHINESE DEMOCRACY」は間に合わず,2曲目の「WELCOME TO JUNGLE」から観る事に。
この曲の方がオープニングには相応しいが,ライブ開始の緊張感を見逃したのは痛かった。

・・が,20年以上聴いてきた聖歌の前にもはや理性はゼロ。
「IT'S SO EASY」「Mr.BROWNSTONE」と半狂乱で一緒に歌う。

演奏は非常に良い。だが音響は非常に悪い。
ドームはとにかく低音が逃げるのでベースが聴こえず,
三人もいるギターのソロフレーズだけが前に出て、時にはアクセルの声を掻き消す程バランスは悪い。

5曲目は新作から「Catcher in the Rye」。明るいコーラスが冴える名曲。
一年間ほぼ毎日聴いた曲で楽しめた。

6曲目「Sorry」。重たすぎる曲なのでiPodでも飛ばしがちだったが,
ライブで聴くと、ギターの重量感が物凄い説得力を放っていて鳥肌が立った。

マイケル・ジャクソンのトリビュートなのか・・Jackson 5のジャムを挟んで,
新作から「If The World」。 歌がとにかく抜けて良い。
新作の曲はどれもキーが高いが,今夜のアクセルの声の出はパーフェクトだった。
いろんなブートを聴いてきたが、紛れもなく今までより声が出てる。

8曲目,ポールマッカートニーのカバー「Live And Let Die」。
お馴染みの曲でパイロも炸裂で否応なしに盛り上がる。

ディジーリードの弾くデビッド・ボウイの「Ziggy Stardust」に続いて、
9曲目は新作の超名曲「Street of Dreams」。

この曲,元々「the blues」というタイトルで、発売前の2001年元旦からずっとライブでやってるが,
ラストの”What I thought was beautiful is only memories”というフレーズを、
アルバムで歌われているような高音のメロディーで歌い切るライヴテイクを観た事はなかった。
しかし,昨夜は天に届くようなハイトーンで歌いきったのだ。
全身鳥肌で涙が出た。

続いてターミネーター2の主題歌にもなった「You could be mine」。
ガンズが世界の頂点に立った1991年のヒット曲。気分はすっかり宇部高生で一緒に歌いまくる。

全然存在感のないベースのトミー・スティンソンが前に出てきたので,
ベースが目立つ曲かな・・と思ったら、歴史的名盤の1stから「 Rocket queen」。
1stの曲はハッキリ言って完成度が高すぎる。
アクセルが機嫌の良い時にしかやらないと言われてるこの曲。
リチャード・フォータスの秀逸なスライドと後半の転調パートも気持ち良く体に入ってきた。

同じく1stから「My michelle」がきて,新加入のギタリストD.J.ASHBAのソロタイム。
この人,ニッキーシックスに並んでも、アクセルに並んでも、
全くヒケを取らない超強力な華とテクの持ち主。
ルックスもパーフェクトな上に,スラッシュのパートも,ロビン・フィンクのパートも
ソウルを失わずに弾き熟すスター性の塊のギタリスト。

すっかり注目をものにしたところで,そのまま超名曲「Sweet child O mine」に突入。
演奏はとても良かった。ソロは前半ASHBAで後半はロン・サールだったが、ASHBAだけで充分。
ロン・サールは今夜出たプレイヤーで一番上手いが、昔の曲には合っていない。

14曲目、新作からのアップ曲「Shackler's Revenge」 。
・・・これは酷かった。音源が、ダブルヴォーカル・打ち込み・ギターソロ満載の曲で、
同期の部分も多いので、ドームの音響ではスカスカで輪郭がはっきりしない。
肝心のアクセルも入りが掴めず遅れて歌に入っていた。
ロン・サールは綺麗にピロピロ弾いていたが、訳のわからないまま終了。

新作からの「I.R.S」は秀逸な出来。
アルバムでは「ホントにライヴで歌えるの?」って心配するくらい
高い声で歌っていたが、昨夜のアクセルは見事にそれをやってのけた。

しばらく間があって、気が付いたらピアノが中央に置かれ、アクセルがイントロを奏でる。

きた・・きた・・来たあああああ!

遂に超超超名曲の「november rain」 を演奏。
歌いだしの部分で涙腺決壊。涙が頬と首を滑ってシャツに染み渡っていく。
残念なのは、リチャード・フォータスのソロがウーマントーンではなくて,タメ過ぎでずれていた事。
皆の頭の中では、ここはスラッシュのチョーキングが鳴っているはずなので,
ここはきっちり決めて欲しかった。スラッシュのそれには遠く及ばす、そこは冷めてしまった。
ASHBAのソロはよかった。ロンの最後のソロも前回よりは良かった。

続いて何と1988年に一度発売されて、その後発売中止になったEPから、
AC/DCのカバーで「whole lotta Rosie」。
大阪でもやったので予想はしてたが、超レアな曲なので
マニアらしく「アンガス!」の掛け声で見境もなく盛り上がる。

18曲目,「Knocking on heavens door」。
2006〜7年のツアーでは、わざとしわがれた囁き声で歌っていたけど、
今回はファンが慣れ親しんだ粘っこい低音に戻して歌ってくれた。
コール&レスポンスもあって和やかな空気になる。

CDと同じ冒頭のオケに合わせてアクセルが歌い、
新作からアップテンポの「Scraped」。

そして「Prostitute」が続く。
音源と同様に、同期で始まったようだが音圧の差もあり、
ドームではもう一つ輪郭がはっきりせずしばらくわからなかった。
ループとオーケストレーションのフェイドアウトではなく、
バンドで締めて終えたのはライヴバージョンとして良かった。

アクセルが声域は変わらないまま、表現力が昔より豊かになっているのは
いい歳のとり方をしている証だろうか。

21曲目、新作の最も悲壮で美しい曲「this I love」。
「Prostitute」同様、歌い分けが難しい曲ゆえ、中音域が若干乱れたが、ロビン・フィンクがアルバムで弾いていたパートは
全てASHBAが弾いて感動のうちに終わる。

1stからの「Out ta get me」には多少古臭さを感じた後は、超絶ギタリスト、ロン・サ−ルのソロタイム。
ピンク・パンサーのテーマをモチーフに色々すごい事をやっていてたが、
ほんの4小節だけ「estranged」のスラッシュのフレーズを挟んだのを超マニアの僕は聞き逃さなかった。

そのまま、超名曲の「Don't cry」のイントロを弾き始めたので、
まさか・・また二年前の中途半端なバージョンでやるんじゃないかと危惧していたら、悪い予感は的中。
アクセルは2サビ途中参加、ドラムもなし、ギターはクリーンのまんま・・・
これにはがっかり。こんなのだったらやらない方がいいのに・・と一気に冷める。

気温も気持ちも冷えたとこで1stからキラーチューンの「Nightrain」。
アクセルの声は,今まで聴いた中でもベストといっていいくらい高音が出ており、
何と一番Aメロを1オクターヴ上げて歌いきった。
これは盛り上がらない訳がなく、本編は熱狂のうちに終了。


アンコールは割とすぐ始まって、新作から「Madagascar」。
抒情性に満ち,完成度も高いこの曲はガンズの新しいアンセムだ。
マーチン・ルーサー・キングの演説映像もムードを高めた。

佳曲「There was a time」が続いたが,新作の曲はさほどライブ向きでないのが多く,
これもそこそこの反応。

ダフのような存在感がないトミー・スティンソンが,何故かこのタイミングで紹介され,
ザ・フーの「My generation」をベースを弾きながら歌った。

新作で最もカッコイイ「Better」のイントロが鳴り,歓声が上がる。
新機軸を出しつつも,昔のガンズファンも納得させるのはこういう曲だろう。

新作からガンガン演奏するのはアクセルが前を向いてる証で,素晴らしい事だ。
しかしアルバムはとにかくギターが沢山入りすぎていて,
ドームでの再現は困難で聴きづらい箇所が多々あったのは残念。

リチャードのアコギで「Patience」が始まる。
ASHBAのソロは,91年のロック・イン・リオのスラッシュの名演に近い素晴らしいものだった。


名曲で盛り上がったこの後,アクセルがメンバーに,
「ナイスボーイズ。」と言ったのを聞き逃さなかったマニア達から、どよめきが起こる。
ドコドコのドラムイントロが始まって、1986年のEPから,
まさかまさかのローズ・タトゥーのカバー「Nice boys」。 レアな選曲に大騒ぎ。

ラストはパイロに紙吹雪で「Paradise city」。
終盤のダッシュパートの演奏は,タッピングやら何やらでグチャグチャだが,
もう狂乱騒ぎでそんな事は誰も気にしない。

ライヴ盤でも慣れ親しんだ、往年の「GOOD!!FUCKIN'NIGHTS!!」のコールをして終了。
アクセルは満面の笑み。終始ご機嫌でカーテンコールでも笑顔で何度も頭を下げてくれた。


ドームは埋まらなかった。音も悪かった。
アクセルはスタン・ハンセンの一歩手前のような体型になっていた。

しかし,なんだかんだ言っても最高のロック・ショウだった。
たっぷり三時間半,ジャムやソロを除いても33曲演奏の大サービスに何の文句があろうか。

この歳にして、いまだにロック・ヴォーカリストとして最高峰のカリスマ性。
放つオーラがドーム級なので、一人でもガンズの看板を背負えるのだろう。

もう20年以上ファンだが,まだまだアクセルは心を捉えて離さない。

おかげで今日は一日中ガンズボケだった・・。

最後までキッチリ読んでくれた人、お疲れ様(笑)・

YOU'RE CRAZY!

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事