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週一ペースで「本棚」は更新する予定だったけど、ここのところサッパリ。
読書してないわけではないんですがね。というか本の虫だと自負しております。まぁ、主にラノベなんだけど……
今日はラノベじゃないのを紹介します。
書名:幽霊詐欺師ミチヲ
著者:黒 史郎
出版形態:文庫
版元:角川書店(角川ホラー文庫)
借金を苦に自殺しようとしていたところ、カタリという謎の男に声をかけられた青年ミチヲ。聞けばある仕事を引き受ければ、借金を肩代わりしてくれるという。喜ぶミチヲだったが、その仕事とは、失意の果てに命を絶った女の幽霊を惚れさせ、財産を巻き上げることだった! かくして幽霊とのデートの日々が始まるが… はたして幽霊相手の結婚詐欺の結末は!?究極のウラ稼業“チーム・ミチヲ”が動き出す! 痛快感動暗黒事件簿。心霊番組とか霊能者に関してはちょっと懐疑主義だけど、幽霊の存在は信じてる僕です。なので結構ホラー文庫とか好きです。 幽霊が出てくる話ってだいたいは退魔モノで、大体最後はやっつけられちゃったりするんですけど、この本の面白いところは、幽霊を人間のようにつけ込み、騙し、金をふんだくるってところですかね。
ホラー系の持ち味のおどろおどろしさとかは、あまり感じません。確かに描写はスプラッターなんだけど、幽霊の個性なのか、ちょっと微笑ましい。作中のマミコさんなんて外見さえ除けば萌えキャラです。
ホラーなのにちょっと心が温かくなる本です。
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さて、職場でも教会でも真面目でアカデミックな雰囲気を醸し出している小生。
読んでる本だって超真面目で小難しい専門書だけと思われがちである。
そう思っているのは、小生だけかもしれないのだが……
実はこんな本も読む。むしろ、こんな本のほうが実は多かったりする……
お気に入り減るかもしれないので、今まで隠し通してきたけど、もう我慢の限界だぜ!
俺は、ライトノベルが大好きなんだぁぁぁぁ!!
てなわけで今日の本棚。
書名:断罪のイクシード-白き魔女は放課後とともに-
出版社:ソフトバンククリエイティブ(GA文庫)
出版形態:文庫
価格:620円
【書評】
う〜ん。面白いといえば面白いのだが、どこかなぁ…… 新人賞受賞作品の割にはっちゃけたところはないし、お話もテンプレート的でどこかで読んだことあるなって感じ。
まぁ、全体的に無難なお話です。「とある魔術の禁書目録」みたいなお話が大好きって人ならきっと楽しめるお話です。
物語中盤の「――叫べよ。末期の言葉くらい聴いてやる。……だからありったけの恨み言を吐き捨てて死んじまえッ!」ってところは上条さんの『ソゲブ』に似ています。
最後の続編につながる展開には、『聖書教会(ローマ)』や『魔術学会(プロテスタント)』という反目しあう組織名が出てきているので、似たような展開になっちゃうのでは…… というかこれを書いている時点で、もう二巻目が出ているわけなのです…… まだ買ってないけど。
しかしなぁ…… ローマ・カトリックをモデルにしていると思われるであろう「聖書教会」はまだいいんだけど…… 「魔術学会」でプロテスタントの字をあてるか…… 他に思いつかなかったのかな? オカルト結社なんていろいろあるのに。有名どころでいけば「フリー・メイソン」とか「薔薇十字協会」とか「黄金の夜明け」とか……
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出版社:新潮社 新潮OH!文庫
出版形態:文庫
価格:829円
【書評】
「教派を外から見て タイトルこそ『キリスト教大研究』となっていますが、この本のテーマはキリスト教の主要教派の皮相的な違いと、それぞれの用語についてです」
著者の紹介にあるように、この本はキリスト教、特に教派を外側から客観的に見て書かれている本です。
キリストの教えや福音、神学的な何かを求めている人にはちょっと肩すかしかもしれませんが、カトリックとプロテスタントの違いって何ぞや?という人、キリスト教の教派ごとの違いや大雑把な成立の歴史を知りたい人、クリスチャンになりたいけど、どこの教会に行っていいかわからず悩んでいる人にお勧めの一冊です。
教派の特徴、大雑把な教派の歴史、礼拝・典礼形式、その教派の有名人等の紹介、四方山話等、情報量はかなり豊富で結構読みごたえがあります。巻末には索引と教派・分派の系譜が載っていて非常に丁寧な作りです。
本当は自分自身で他教派の教会に行き、礼拝し、空気を感じることができれば一番なのですが、なかなかできないんですよね…… ツーリングがてら、いろいろな教会を巡れたらなぁと思う今日この頃。
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俺、日曜学校の教師とかやってるんですけど、子どもの心がわからない…… ホント、そんなんで勤まるかって感じなんですけど…… 児童書を読めば、昔を思い出せるかも、子どもの考えを少しでも理解できるんじゃないかって思い、買ってみました。
そもそも、俺、子どものころは大の読書嫌いで、図書室の貸し出しカードは、読書感想文でしかたなく借りた本しか記録されていないって人間でして、児童書とか読んだことあまりないので、ちょっぴり新鮮でした。
数ある児童書からこの本を選んだ理由は、やはり表紙…… いつ見てもHACCAN先生、良い仕事してます。
さてさて、余談はここまでにしましょうか。
あなたはUFOを信じますか? 六年生のあきらと天馬は、二人でロケットを飛ばしている。……といっても、ペットボトルで作ったものだけど。実験中、天馬が偶然UFOを目撃したからさあ大変! 新聞記者やテレビ、怪しげなカウンセラーまでやってきた! ひとりの記者と知り合っていろいろ話すうちに、あきらの中で宇宙への思いが熱くなる。 最初は児童文学とちょっと馬鹿にして、言い方を変えれば軽く考えていたら、面食らったぜ。しっかり書けているし、この歳で読んでも十分面白かったです。
この本を一言で表現するならば、「懐疑主義的児童文学」とでも言いましょうか。UFOを取り上げて、超常現象などに関して、どのよう論理的に考えていくかを、わかりやすく取り上げています。
物語の中にアダムスキー江尻なるUFOカウンセラーが出てきます。彼の怪しい番組『デムパの沼』、そしてそれに妄信あるいは迎合する大人たちは、現在流行の(ちょっと廃れてきてるかな?) スピリチュアルを思わせます。ある一つの現象(それが超常であろうと)に対して、しっかりとした視点を持つということは重要ですね。科学の分野に宗教学が踏み込んで、見当違いの解決をしたり、その逆もいただけません。
また、児童文学だけあって、非常に道徳的です。主人公の一人、あきらが、「嘘をつくということ」と「みんなに話を合わせること」の狭間で悩む様子は考えさせられます。
伏線もしっかり書かれていて、天馬の見たUFOの正体にも納得がいきました。
「人は、わからないと不安だから、てっとり早い答えを求めてしまうんだろうね」
「簡単に理解できて、道徳的に正しくって、受け入れやすい答えを聞ければ、人は安心できる」
これは作中の記者、灰原さんの言った台詞です。誰かが言った答えが正しく見えてもそれが正解とは限らない。結局は自分で考え、確かめ、行動していくことが重要なんですね。
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