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現在多店舗展開しているサービス業様のISO9001
取得支援をさせていただいております。
サービス業の中でISO9001を捉える場合に一番ネックになるのが
次の2点なんです。
1)サービス業において製品とはなんだろう?
2)設計・開発ってどう捉えたらよいんだろう?
これらの私なりの回答をする前に、回答にいたった経緯
も少し書かせてください。
審査機関によっては、または最近ではほとんど全ての審査機関
でサービス業においてはサービス設計が設計・開発
と捉えてください
となってきました。
なんとなくわかるようなわからないような・・・・
サービス設計ってなんだろう?
またサービス業における製品とは、「顧客に直接提供されるサービス
そのもの」と捉え、「サービス実現」なんて言葉を作り
取り組んだ時期もありました。
しかし何かしっくりこない。
弊社古江と相談しながら、なんとなく出した私の回答は
多店舗展開しているサービス業においては製品は、「顧客に直接提供
されるサービスそのもの」ではない
と辿り着きました。
では製品とは何か?
製品とは、店舗及び店舗運営自身
と捉えるようにする。
便宜上7.2.1から置き換えていくと
7.2.1 顧客要求事項の明確化
は、このまま。じゃあ顧客要求事項とは何か?
その店舗が顧客に望まれているかどうか、又は
その店舗が顧客に望まれるかどうか?
つまり、出店して黒字になるかどうか
と捉えます。
出店のときに、様々な調査をするわけですよね。
で、採算が合うかどうか。採算が合う=顧客がこのエリア
への出店を望んでいる=顧客要求事項
と解釈することができます。
この流れで次に
7.2.2 製品要求事項のレビュー
は置き換えると
7.2.2 出店に関する検討
となります。サービス業のときにこの辺って個別のお客様に対する
サービスだと以前からしっくり来ない感じだったのですが
製品=店舗
と捉えると、なんてしっくり来るんだろうと感じた1項目です。
出店は、多大なリスクを伴う。なのでしっかり検討、レビューする必要がある。
そうした決定事項は、記録に残す必要がある、というか残してるでしょう。
そうなると
7.3 設計・開発
は出店・改装
このときは当然店舗オペレーションも検討する。
なので改装や店舗オペレーションなども設計・開発になる。
7.4はほぼそのままの概念で店舗=製品にかかわる業者の選定・評価
店舗を建てるときの建設業者、ビルメンテナンス業者
仕入業者など
7.5.1は店舗の中でのオペレーションの管理
です。なので店舗の設備の管理+人の動き方の管理
となります。
7.5.2はなんでしょう?
店舗の採算自体がそうでしょうか。
7.5.3 識別及びトレーサビリティ
製品=店舗の識別
工程=オペレーションの識別
材料=業者、サプライヤーが提供したサービスの識別
となります。
7.5.4 顧客所有物はそのまま
7.5.5 店舗の保存
店舗が開いている最中の保存
店舗を閉じているときの保存
7.6 監視機器及び測定機器
電気のメーターとか?稼働状況の監視するものとか
店舗の様子を監視するものとか
という感じです。
なので7.1 製品実現は
出店から日々のオペレーションまでの計画
となるでしょう。
8項も少し見て行きますと
8.2.1 顧客満足
この流れで行くと、黒字か赤字かですね。
どの程度黒字か?
8.2.2 プロセスの監視
店舗の売上を構成するプロセスの監視数値の明確化
とその監視方法及び監視頻度など
8.2.3 内部監査
店舗の採算に関係しうる指摘になる!
8.3 不適合製品=不採算店
赤字=不適合製品
サービスだと、こまかーい日々のクレーム等の中で
どこまで記録に残すのか迷いますが、赤字の結果は記録に残りますね。
8.4 データ分析
これはそのまま
8.5.2 是正
赤字の改善
8.5.3 予防
赤字になりそうな店舗における未然防止=キャンペーンや販売促進
やった!販促まで入ってくる!
予防処置って取得後の企業においてはほぼ実施されていないが
この概念で行くと予防処置=販売促進!
8.4 データ分析結果
を受けて季節指数などにより販促をする!
サービス業のISO9001、めちゃくちゃ楽しそうな感じではないですか?
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