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京都で悪縁切りの神様として知られる河原町二条にある菊野大明神
長い歴史のある京都には多くの社寺があり、昔から霊験あらたかなことで知られる神社も沢山あり、全国から京都を訪れる人の中には、さまざまなご利益を期待している人も少なくありません。
なかでも、男女間の悪縁を切りたい、という強い思いを持って京都に来られる人も多いようで、最近は安井金比羅宮が全国的に有名になっています。
安井金比羅宮のほかに、悪縁切りの祈願としては、最近このブログで紹介させていただいた鉄輪(かなわ)の井戸も地元では昔から有名ですが、今回は、京都で男女間の悪縁切りの最強のパワースポットとして知られる菊野大明神をご紹介します。
※場所↓
京都市役所の東側、河原町通と二条通との交差点を北へ河原町通を少し歩いたところの東側に「菊野大明神」の大きな看板が見えます。
●「菊野大明神」の看板
菊野大明神は法雲寺という浄土宗の寺院の敷地の中にあり、看板の脇が法雲寺の参道になっています。
●参道と山門
参道を歩いて法雲寺の山門をくぐり境内に入ると、右側に、「清水」と彫られた石碑と宝篋印塔があります。
●石碑と宝篋印塔
山門内左手に寺地が広がり、その中央に大きな本堂があり、そのわきに庫裏が見えます。
敷地の周りは新しいマンション群に囲まれ、境内は駐車場となっていて、本堂はかなり老朽化が進んでいるようです。
●本堂
●屋根の上の獅子と仁王像
屋根を見上げると、瓦の上に獅子と仁王像が置かれています。留蓋瓦として獅子が置かれているのはよく見ますが、仁王像は珍しいと思います。
●庫裏と菊野大明神参拝入口
菊野大明神へは、本堂に向って右手にある庫裏に「菊野大明神参拝入口」と書かれた表示板のある入口から中に入り、そのまま通り抜け、裏庭に出てから菊野大明神の祠の納められた覆屋に入ります。
●庫裏を通り抜けて正面にある手水舎
菊野大明神の祠がある覆屋は、手水舎前を左に曲がります。
●菊野大明神の覆屋
●覆屋の中へ、参拝者入口
●覆屋の中に置かれた菊野大明神の祠
中に入ると、暗くて、不気味な雰囲気が漂い、思わず身震いして後ずさりしてしまう人もいます。
菊野大明神の御神体は「深草少将腰掛石」という霊石です。
この石は、深草少将の百夜通い(ももよがよい)の伝説に関係するもので、「百夜通い」についてフリー百科事典「ウィキペディア」には、次のように書いてあります。
・百夜通い(ももよがよい)とは、世阿弥などの能作者たちが創作した小野小町の伝説。
・小野小町に熱心に求愛する深草少将。小町は彼の愛を鬱陶しく思っていたため、自分の事をあきらめさせようと「私のもとへ百夜通ったなら、あなたの意のままになろう」と彼に告げる。それを真に受けた少将はそれから小町の邸宅へ毎晩通うが、思いを遂げられないまま最後の夜に息絶えた。
霊石といわれる「深草少将腰掛石」は、かつて小野小町に恋焦がれ、小町の邸宅(現在の小野の随心院のあたり)に百夜通いをしていたときに腰掛けていた石であり、亡くなった深草少将の怨念がこの石に宿ったとされています。
深草少将の無念の想いが、悪縁を絶ち切るのだといわれています。
京都では昔からの習わしとして、「婚礼の際には菊野大明神のかたわらを通らない」というのがあります。
強い怨念の宿ったところへは、興味本位で近づかないほうが良いのでしょうが、悪縁を切りたいという強い願いを持った人にとっては、警察よりも強い味方かもしれません。
なお、1988年に改装されるまでは、願掛けに髪の毛を供える風習があったといい、祠に髪の毛が巻き付けてあったり、五寸釘が打ち込まれた藁人形が置かれたりしていたそうです。
・菊野大明神のお堂新築のため、寄付を募集しています。
●法雲寺について
<説明板>
・清水山洗心院と号し、浄土宗に属している。
・この地は、関白太政大臣藤原兼家が、その邸宅二條第を正暦元年(990)、寺に改めて創立した法興院の旧地である。
・その後しばしば火災にあって平安末期以来伽藍は廃絶していたが、旧第の池水のあとと思われる清泉のみが残っていた。
・永禄10年(1567)源蓮社清善上人がこの泉のほとりに草庵を結び、元和元年(1615)に清久上人がこのあとに堂宇を建立したのが当寺のおこりと伝えている。
・本堂は文化15年(1818)に再建されたもので、本尊阿弥陀如来像を安置している。
・庫裏の東に「菊野大明神」が祀られている。良縁は結び悪縁は切るという縁切り祈願の神として民間信仰の特異な存在である。
昔から観光で有名な京都ですが、こうしたスポットも京都の一つの顔として、理解しておきたいものです。
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明日もまだ、紅葉が見れる処は無いかな〜?と探していました(^^)
写真が多くとても詳しいので、これからも参考にさせて頂こうと思い、ファンポチさせて貰いますね☆
よろしくお願いします(^-^)/
2011/12/4(日) 午前 0:32
ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします。京都の紅葉はこの週末が一番のピークで最後の見ごろになるようです。なお、大覚寺や下鴨神社の糺の森の紅葉の見ごろはもう少し後になるようです。
2011/12/4(日) 午前 0:58 [ みやこ鳥 ]
清久上人について、どんな生い立ちで、如何なる人生を歩まれたか
知りたいのですが?
2017/2/27(月) 午後 5:30 [ 奥村 精隆 ]