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京の名水「芹根水」の石標
「芹根水」はかつて京の七名水の一つといわれ、茶人や文人をはじめ多くの人々に親しまれていたと伝えられています。
『都名所図会』巻二に描かれていることから、京の名所としても知られていたようです。
<『都名所図会』巻二>
この絵の中に「芹根水」と書かれた石標が描かれていますが、現在、この石標が今、西堀川通木津屋橋下ル東側に立っています。
●「芹根水」の石標が立つ西堀川通
●あたりの古い民家に残る仁丹の住居表示
●「芹根水」の石標
<説明板>
立ち止まって眺める人もなく、忘れ去られたように立っていますが、芹根水は、もとは堀川通木津屋橋下る、の堀川沿いに湧いた水で、京の七名水の一つといわれ広く知られていました。また、室町期には能阿弥によって茶の七名水の1つに数えられていたそうです。
芹根水は堀川と同水位だったので、川水が入らないように書家松下烏石(1699〜1779)が寄進した井筒で囲まれていたと伝えられています。
この名水は文人、茶道家、商家に愛用されていましたが、大正3年の堀川改修のときに濁水が流れ込み用をなさなくなったそうです。また、井筒も失われ、現在残る石標のみが残され、昭和57年(1982)の堀川暗渠工事の際に現在地に移されました。
また、芹根水跡碑の側には鳥石の書と伝えられる「文房四神の碑」も立っています。
●「文房四神の碑」
<説明板>
長い歴史のある京都では、普段何気なく通り過ぎている街角に、数百年の歳月を経てきたものが置かれている、ということはよくあることなので、時には立ち止まってかたわらに立つ説明板を読んでみるゆとりが欲しいものです。
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京の歴史・史跡めぐり
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