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大田神社と大田ノ沢のカキツバタ
上賀茂神社から東へ、明神川に沿って土塀と石塀で囲まれた社家が建ち並んでいます。
ここはかつての神官たちの住まいで、国の伝統的建造物群保存地区に指定されています。
・明神川沿いの上賀茂伝統的建造物群保存地区
この地区を抜けてしばらく歩いたところに大田神社があります。
1 場所↓
2 大田神社
大田神社は賀茂別雷神社(上賀茂神社)の摂社です。周辺の沼沢地を開墾して栄えた賀茂県主(かものあがたぬし)の崇敬を受けたといわれ、本殿に天鈿女命(あめのうずめのみこと)をまつり、古くは恩多社(おんたしゃ)と呼ばれ、寿命長久の守護神として、また、縁結び、芸能上達の神として信仰を集めてきました。
本殿は一間社流造という建築様式で、拝殿は「割拝殿」(わりはいでん、中央が吹き抜けて通れる拝殿)という古い形式です。
3 大田ノ沢のカキツバタ群落
・石標
当社参道脇の「大田ノ沢」約2000㎡に、カキツバタ約25000株が自生しています。
平安時代からの名所とされ、尾形光琳の『燕子花(かきつばた)図』のモチーフになったとの言い伝えがあります。
古代、深泥池と同様に沼地であったという「大田ノ沢」は、かつて京都盆地が湖であった頃の面影を残すものとして、このカキツバタ群落とともに、昭和14年(1939)に国の天然記念物に指定されています。
<カキツバタのようす>
今年の5月中旬頃に撮影した大田ノ沢のカキツバタの花のようすです。
雨の降る中、カキツバタの花が一面に咲き競うようすはとても情緒があります。
4 沿革
<説明板>
・古くは恩多社(おんたしゃ)と呼ばれたこともあり、賀茂別雷神社(上賀茂神社)の摂社である。
・祭神には天鈿女命(あめのうずめのみこと)を祀っており、延喜式にも載せられている古社で、この付近の沼沢地を開墾して栄えた賀茂県主(かものあがたぬし)の崇敬を受けた神社である。
・右方東側の沢地を「大田の沢」といい、野生のカキツバタが美しい。
・藤原俊成卿、文治6年(1190)五社百首に
「神山や大田の沢のカキツバタ
ふかきたのみは 色に見ゆらむ」 と詠われ、平安時代からこの付近の沢地にはカキツバタが咲き乱れて、名勝となっていたようである。
・今日でも5月中旬頃には、濃紫、鮮紫の花が美しく咲く、このカキツバタの群落は、国の天然記念物に指定されている。
・例祭は4月10日と11月10日である。
5 練習問題
(1)祭神:( ① )(あめのうずめのみこと)。五穀豊穣を願ってこの地の地主神を祀ったのが始めという。後に、上賀茂神社の境外摂社、上賀茂八摂社となった。
(2)寿命長久、病気平癒、縁結び、( ② )の神。
(3)( ③ )群落:大田神社の境内東側。国の天然記念物
【正解】
①雨鈿女命
②芸事
③かきつばた
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2011年05月31日
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