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山科の隨心院と境内の梅の花
隨心院は、市営地下鉄東西線 の小野駅 から東に向かって5分くらい歩いたところにある真言宗善通寺派の大本山の寺院です。
このあたりには、かつて小野小町の住居があったという伝承があり、境内には、小町が恋文を埋めたという「文塚」、「小町化粧井戸」と名づけられた井戸、書院には深草少将の「百夜通い」の伝説のカヤの実が展示され、随心院から少し離れた所には、カヤの大木が残っています。
隨心院はまた、「はねず梅」と呼ばれる遅咲きの薄紅色の梅が集められた小野梅園が広く知られ、例年3月最終の日曜日には、寺に伝わる小野小町の伝説を主題とした「はねず踊り」が行われます。
今年は全般的に梅の開花が遅れています。3月10日と17日に訪れましたが、境内では白梅が咲き始めたところでした。
それでも総門から境内に向う参道などでは、醍醐の山並みを背景にして、絵のような美しさでした。
1 場所↓
<案内図>
2 境内
●大乗院
大乗院は駐車場から境内に向う途中、長屋門の向かいにある。
・ツバキの花
・アセビの花
●総門と境内に続く参道
●薬医門
・薬医門と醍醐の山並み
●大玄関
寛永年間(1624-1631)九条家ゆかりの天真院尼の寄進により建立。
●庫裏
ここから拝観料を払い、表書院、本堂などを見学する。
●小野小町歌碑
「花の色は移りにけりな いたづらに我が身世にふる ながめせし間に」
●小野小町化粧の井戸
●史跡 小町庭苑
この中に、文塚と清瀧権現堂がある。
●文塚
・説明板
「深草少将を始め、多くの貴公子より寄せられたる文章を埋めた塚と伝承」と書かれている。
●清瀧権現堂
≪有料拝観部分≫
・表書院
寛永年間(1624-1631)に徳川秀忠夫人天真院の寄進により建立。
・表書院「能の間」
九条家の寄進により宝暦年間(1753年-1764年)に建造され、平成3年(1991年)に改修工事が行われた。
・本堂
桃山期(1599年)の建築で寝殿造。
<説明板>
・真言宗善通寺派の大本山。弘法大師の八代目の弟子に当たる仁海僧正が正暦2年(991)に創建した。山号「牛皮山」。本尊は如意輪観音。
・もとの名は牛皮山曼荼羅寺といい、その名は、ある夜、亡き母が牛に生まれ変わっている夢を見た仁海僧正が、その牛を捜しあてて世話をしたものの、間もなく死んだため、悲しんでその牛の皮に両界曼荼羅の尊像を描いて本尊としたことに由来する。
・その後、第五世増俊が曼荼羅寺の塔頭として随心院を建立し、第七世親厳の時、後堀河天皇より門跡の宣旨を受け、門跡寺院となった。
・この辺り小野は小野一族が栄えた場所であることから、絶世の美女として名高い小野小町ゆかりの寺としても知られ、境内には小町に寄せられた多くの恋文を埋めたという文塚や化粧の井戸などが残されている。
・梅の美しい寺としても有名で、三月の最終日曜日には、小野小町に恋した深草少将の百夜通いの悲恋伝説をテーマにした「はねず踊り」が披露される。
4 京都検定の出題歴
(1)平成16年度3級 【問】 はねず踊りが行われる随心院は、( )ゆかりの寺として知られている。 (ア)和泉式部 (イ)清少納言 (ウ)小野小町 (エ)式子内親王 【正解】(ウ)
(2)平成17年度3級
【問】百夜通いとは、深草少将が( )のもとに通い続けたという伝説である。 (ア)紫式部 (イ)清少納言 (ウ)小野小町 (エ)吉野太夫 【正解】(ウ)
(3)平成18年度2級
【問】 「寺院」と「ゆかりの人物」の組み合わせ 誤っているものはどれか。 (ア)清閑寺―小督局 (イ)随心院―小野小町 (ウ)滝口寺―横笛 (エ)廬山寺―和泉式部 【正解】(エ)
(4)平成19年度3級
【問】小野小町に恋して伝説「百夜通い」の主人公になったのは誰か。 (ア)頭中将 (イ)在原業平 (ウ)大友黒主 (エ)深草少将 【正解】(エ)
5 練習問題
(1)真言宗善通寺派の大本山。山号「牛皮山」。本尊は如意輪観音。
(2)通称「( 1 )」
(3)東密(真言宗)の寺相である( 2 )の発祥の寺。
(4)沿革
・正暦2年(991)に( 3 )が当地に牛皮曼荼羅を祀り、曼陀羅寺を創始。 ・5世増俊の時に「随心院」に改名し、7世親厳の時に門跡寺院に。
・承久・応仁の乱後に衰退し、慶長4年(1599)に復興。
・明治41年に独立して真言宗小野派となったが、昭和6年に善通寺を本山とする善通寺派に所属。
(5)( 4 )ゆかりの寺
小野小町の住居跡と伝える。( 5 )の「百夜通い」。小町が恋文を埋めたという「( 6 )」。「小町化粧井戸」。遅咲きの( 7 )と「はねず踊り」(3月最終土・日曜)。 【正解】
1 小野門跡 2 小野流 3 仁海 4 小野小町 5 深草少将 6 文塚 7 はねず梅 |
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2012年03月22日
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