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東山にある今熊野観音寺と境内
東大路通から泉涌寺へ向かう参道を上っていくと、泉涌寺大門前の駐車場の手前に左へ折れる道があり、この先に今熊野観音寺があります。
※場所↓
ここは西国三十三所観音霊場の第15番札所として、さらに中風や頭痛平癒、近年は、ぼけ封じのご利益で信仰を集め、年間を通じて多くの参拝客が訪れるところです。
例年であれば今頃は本堂の前のしだれ梅が咲いている時期なので、3月18日にお参りに訪れてみましたが、しだれ梅はまだつぼみで、講堂前の白梅だけが咲いていました。
せっかく来たので、境内を歩いてきました。
今熊野観音寺は泉涌寺の塔頭で、境内入口にある大きな説明板には、お寺の縁起について、次ぎのように書かれています。
●説明板
・平安時代弘法大師が熊野権現より観音尊像を授かり、嵯峨天皇の勅願により開運厄除けの寺として開創された名刹です。
・後白河法王は本尊十一面観音を深く信仰され、霊験によって持病の頭痛が平癒したので、特に「新那智山今熊野」の称をこの寺におくられました。
・それより頭の観音さんとして知られ、病気封じ智恵授かり所願成就の寺として広く信仰されています。
1 境内
<境内案内図>
泉涌寺参道から左に折れ、今熊野川に架かる鳥居橋を渡り、観音寺の境内に入る。
●泉涌寺道からの入口
●鳥居橋
●講堂と白梅
●子護大師
境内に入って真っ直ぐ進み、石段を上ると、子護大師の前に出る。子護大師は文字通り子供達を護り育む「子護弘法大師」として信仰されている。
「南無大師遍照金剛」を唱えながら、大師像の周りをまわる。
●本堂
本尊は、弘法大師作と伝えられる十一面観世音菩薩。
後白河法皇の病気治癒の伝説から、本尊は中風や頭痛平癒の観音といわれている。知恵授けでも名高い。
脇仏は、智証大師円珍作と伝えられる不動明王と、運慶作と伝えられる毘沙門天。
ぼけ封じ、頭痛封じ、智恵授けの枕カバーを授与している
本堂を正面に見ると、右手に大師堂があり、右側の山上に多宝塔が見える。
・本堂と五智水(左)
・本堂と大師堂(右)と多宝塔(奥)
・本堂前のしだれ梅
・本堂の屋根の留蓋瓦に置かれている仙人らしい像
乗っているのは亀かウミガメか玄武か
※留蓋瓦とは
留蓋瓦は、隅蓋瓦や巴蓋瓦とも称し、もともとは隅部の接点から雨水が浸入するのを防ぐために据えられた、半球形(椀を伏せた形状)のものであったが、その後、意匠面での発展が見られ、獅子や玄武などの動物型、牡丹や菊などの植物型など、さまざまな形のものが現れた。
●多宝塔(医聖堂)
●五智の井(五智水)
弘法大師が当山を開かれるときに錫杖をもって岩根をうがたれて湧き出した水が五智水と伝えられている。五智の井は、五智水が井戸水として湧き出している井戸。
●織部灯籠
織部型石灯籠について、フリー百科事典「ウィキペディア」には、次のような記載がある。
「つくばいの鉢明りとして使用する、四角形の火袋を持つ活込み型の灯篭。その為、高さの調節が可能である。露地で使用される。奇抜な形から江戸時代の茶人・古田織部好みの灯篭ということで「織部」の名が着せられるが、古田織部が考案したという証拠は無い。石竿に十字模様や聖人のようにも見える石像が刻まれており、これをもってキリシタン灯篭と呼ばれることもある。ただし、織部灯篭をキリシタン遺物と結びつける説が現れたのは昭和初期からであり、否定的な学者も多い。」
●大師堂とぼけ封じ観音
●ぼけ封じ近畿十楽観音霊場
●鎮守社「稲荷社」「熊野権現社」
・熊野権現社と石塔
●石仏
●鐘楼
2 年中行事
●お砂踏法要 9月21日〜23日
今熊野観音寺は西国三十三所観音霊場の第十五番札所であり、ここに、四国霊場八十八ヵ所の全ての砂が敷き並べられ、遍路の行程を一日で巡ることができるとされる。
3 祈願絵馬
4 沿革
<説明板>
・泉涌寺の塔頭で、正しくは新那智山今熊野観音寺という。西国三十三ヶ所観音霊場第十五番目の札所になっている。
・空海が自ら観音像を刻んで草堂に安置したのが当寺のはじめというが、斉衡年間(854〜857)左大臣藤原緒嗣が伽藍を造営したとも伝える。文暦元年(1234)後堀河上皇を当寺に葬るなど、歴朝の崇敬を得て栄えた。
・伽藍は応仁の兵火で焼失したが、その後復興されて現在に至っている。
本堂には空海作と伝える十一面観音像を安置。
・寺域は幽静で、郭公鳥の名所として昔から知られている。
・本堂背後の墓地には慈円僧正、藤原忠通、藤原長家の墓と称せられる見事な石造宝塔三基がある。
5 京都検定の出題歴
(1)平成16年度2級 【問】西国三十三箇所巡礼は、平安後期に僧侶の間で始まり、室町後期には一般にも普及した。次のうち札所寺院でないものはどれか。 (ア)長楽寺 (イ)今熊野観音寺 (ウ)清水寺 (エ)善峯寺 |
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2012年03月24日
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青海苔のおはぎ
春のお彼岸ということで、20日の休日に、いつも利用しているスーパーで、三色おはぎを買いました。
三色おはぎといえば、関西では、きな粉・あずきと並んで、青海苔のおはぎが入ります。青海苔の香ばしい香りもいいものです。
関西では青海苔のおはぎは普通に売られていますが、関東では黒ごまのおはぎが一般的です。
こんなところにも、関東と関西の違いがあるんですね。
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