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三鈷寺のアサギマダラ 1 三鈷寺 京都の西山、西国札所の善峯寺の隣の山中にある三鈷寺は、西山宗総本山の寺院であることと、境内からの眺望が素晴らしく、京都市街地をはじめその背後に東山連峰を見渡すことができることで知られています。 (1)本堂 (2)客殿 (3)境内からの眺め 2 珍しい蝶の群れとの遭遇 10月13日、善峯寺の裏門から出て、三鈷寺を参拝した時、お寺の人から珍しい蝶の群れを見せていただきました。 場所は境内からの眺望の良い東側と反対側、どちらかといえば裏側の参拝者があまり来ないところで、お寺の人の話では、数年前、このあたりにフジバカマの原種と園芸種を数多く植えたのだそうです。 すると、今年10月初め頃から、満開のフジバカマの花に普段は見かけない蝶の群が飛来しているというのです。 お寺ではいろいろ調べたそうで、その結果、この蝶はアサギマダラという名前であること、日本列島から台湾方面まで、春の北上、秋の南下を繰り返す「渡り」をする蝶であることがわかったというのです。 さっそく案内していただくと、きれいな羽を持つ蝶の群れが、満開のフジバカマの花のまわりを飛びまわっていました。近づいても人をあまり恐れることもなく、写真も容易にとることができました。 よく見ると、蝶の羽にナンバーや書込みなどのあるものも多く、これらの蝶の移動範囲について、調査対象になっていることがわかりました。 なお、このあと善峯寺でも、フジバカマの花にこの蝶が飛来しているのを見ることができました。 3 三鈷寺のアサギマダラ写真集 4 善峯寺のアサギマダラ写真 5 後からわかったこと (1)日本で唯一知られている、長距離の「渡り」をする蝶であり、本州を北限に主に中国南部や東南アジアに生息し、長距離移動をしていること。 (2)夏には標高1000m付近の高地帯をさまよう。 (3)秋のアサギマダラは特にフジバカマの花を好み、10月上旬からフジバカマの植栽地に飛来、10月中旬ごろが最も多くなる。気温が下がると温かい地方へ南下(渡り)を始め、紀伊半島あたりから海上へ、あるいは四国などへと旅を続けていく。 (4)追跡調査結果から1日の飛来距離200キロという例もあること。 など、 6 メモ 見た目は美しく可憐な蝶なのに、渡り鳥と一緒に東南アジアと日本の間を飛来するなど、とうてい信じられないと言うのが実感です。ここで珍しい蝶を目の前で見て、写真も写すことができたことに、すっかり感動してしまいました。 お寺の人は、寒くなる前に早く南に向って旅立ってほしいと、盛んに心配されていました。 なお、この日、アサギマダラは、善峯寺でもフジバカマの花に群がっていました。
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