あっという間に12月になりました。
四日前に私はインドから帰国しました。インド北西部のラジャスタン州に
一週間、遊びに行ったのでした。
9月に『自分に目覚めるスピリチュアル旅へ』という旅の本をPHPから
出版しました。主にこの30年間に行った様々な国への旅について、思い出
に残っている印象的なお話を綴ったものです。
私は時々、自分の過去生を自然と思い出します。
初めて思い出したのは、結婚してすぐにマレーシアで生活していたことでした。
ある日、マレーシアの首都、クアラルンプールの郊外をドライブしていたとき、
ふと思い出したのです。
『私はここにいたことがある。それも、アボリジニだった』
そして同時に、髪の毛と髭をぼうぼうに伸ばして、やぶれた服のような物を
身につけ、裸足で手には棒を持っている男性の姿がありありと見えました。
その思いはほとんど確信、と言うか真実そのものに思えました。その時も
それ以後も、それが私の過去の姿だと言うことを、疑う気持ちがおこりません
でした。つまり、私は過去生であのような男性だったのです!!
当時は、今のように過去生とか前世など、私は全く考えたことがありませんでした。
でも、あれは私の前世だと、すぐにわかったのです。
これは確信でしたが、人に話したことはなかった。
その15年後に、私は『アウトオンアリム』を訳して、前世を真面目に考える
ようになりました。そして自分がすでに自分の前世をひとつ知っていた事に気づいて、
びっくりしました。
それ以後、今度は自分の前世を何回か見たことがあります。特に、ヨーロッパに
行って、歩いているときにふと気づいてしまう、と言う体験を何回かしました。
ここは知っている、と言うデジャブ体験は数知れません。
詳しくは、『自分に目覚めるスピリチュアル旅へ」、を見てね。
ところで、今回のインド旅行は、サルップ女神様にお目にかかりに行く、という
目的がありました。サルップさんでだれ?と言う状態のまま、私は参加したの
でしたが、行って見てやっとこの女神様のことがわかりました。
サルップ女神様とは、ラジャスタン州ジャイサルメールという小さな町の、いわば
土着の女神様でした。
ガイドのセーラさんのお話では、彼の祖先の一人が見つけた女神様だそうです。
昔、サルップという女の子がこの町に生まれました。その直前まで、雨が降らずに
人びとはとても苦しんでいました。すると、ある占い師が、次に生まれる女の子は
不思議な力を持っていて、人びとを救ってくれるだろう、と予言しました。
そしてサルップが生まれるとすぐ、雨が降り始めたそうです。
長じて彼女は王様の第3妃となり、王様にとって初めての子どもを産みました。
彼女が教えた祈りとマントラによって、第⒉妃にも子どもが生まれたのですが、
第2妃は先に生まれたサルップの子どもが王様になるのを嫉妬して、サルップの
子どもを殺してしまいました。
サルップは悲しみのあまり、自殺してしまいました。
その日、セーラさんの祖先の一人が、サルップさんに招待されてお城に行き、
サルップさんに大歓迎されたあと、お土産を一杯いただいて帰りました。
サルップさんは『王宮に行かずにすぐに帰りなさい』と彼に忠告したのに、
彼は律儀に王宮に行き、サルップさんに会って、お土産をいただきましたと、
お土産を見せて報告しました。
すると、王宮の人びとは、『サルップはすでに死んでしまったのに、お前は
嘘をついている』と非難しました。
すると、サルップさんから、『ではこのことが本当である事を証明しましょう。
明日の朝、みんなを集めてください。その前で私は火の中から現れます』
と伝えてきたのでした。
翌朝、みんなが見守る前で、火の中からサルップさんが現れました。みんなは
びっくりして、彼の言葉が本当である事を知ったのでした。
サルップさんは、「私はこれからずっとこの町の人々を守ります。特に女性を
大切にします』と行って、去って行きました。
それ以後、多くの人びとが女神となったサルップ様を信仰し、病気を治して
もらったり、安心して生きていけるようにしてくださったそうです。いまでも
サルップ様のお社があって、私達がお参りしたときも次々と、主に女性たちが
お参りしていました。
私達は総勢11人のグループだったのですが、サルップ女神について、詳しく
知っている人はいませんでした。でも、ホテルに作られた小さなサルップさんの
お宮に初めてお参りしたとき、数人が涙を流していました。なぜかわからない
けれど、懐かしくて、と言う人もいました。
みんな、サルップさんと深いつながりがある人たちだったのでしょう。
私は、と言えば、それほど強いつながりは感じませんでした。でも、
サルップさんからはメッセージを受け取りました。お互い、どこかで
知り合っているのでしょうね。
いただいたサルップ女神様のメダイ、大切にします。
旅の行き先は、前世で関係のあった土地である事が多い、と思っています。
サルップさんとのつながりは、他の人たちほどではなくても、インドに
何回も行っている私は、きっとインドと強いつながりを持っているの
でしょうね。
来年もインドに行くかもしれません。そしてすでに秋にはイギリスにゆくこと
が決まっています。来年は何回旅に出るのでしょうね。