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夜叉ヶ池は、福井と岐阜県境に位置し、九頭竜川と揖斐川の源流で 日本海と太平洋の分水嶺でもあります。池は1,099mの高所にあります。 【伝説】 昔、美濃国平野庄は、大干ばつに見舞われた。 郡司の安次は、草叢にいた蛇に 「もし、雨を降らせてくれたら、大切な娘を与えよう。」 と言った。するとその夜、夢枕に蛇が現れ 「私は揖斐川上流に住む龍神だ。その願いをかなえよう。」 と言った。 すると、雨雲がかかり雨が降り、作物は生き返り、村は救われた。 翌日、蛇(龍神)は若者の姿になり娘を貰いに来ました。 安次の娘の中で一番心優しい次女が、 「村人を救って頂いた約束だから、喜んで行きます。」 と言い、龍神の元へ嫁ぐことになりました。 数日後、心配した安次は、龍神が住むという池に行き 「我が娘よ、今一度父に姿を見せておくれ。」 と叫んだ。 静かだった池の水面が波立ち、巨大な龍が現われ 「これがあなたの娘の姿です。もう人の前に現れる事はできません。」 と告げ、池の中に消えていった。 安次は龍となった娘を祀るため池の畔に龍神を祀る祠を建て、 娘を夜叉と呼びました。 現在も、八太夫安次の子孫は岐阜県安八郡神戸町に健在であり、 今は石原性を名乗っていると言うことです。 泉鏡花の「夜叉ヶ池」が映画化され 登山道も整備され、ハイカーで賑わっています。 ↑ 池ノ又谷の水源の夜叉ノ壁が立ちはだかる。 R303号線の滋賀と岐阜県境の八草トンネルを岐阜県側に出た川上集落から坂内川に沿って林道を北西に向かう。15分も走ると林道終点のPに着く。 ↑ 夜叉ノ壁を流れる幽玄ノ滝。 Pから池又谷へ流れ込む沢を渡ってブナの樹林帯を進む。 本流と見まがう谷を渡り急斜面をジグザグに登る。ブナの大木が混じる樹林帯を、 深い谷から瀬音を聞きながら自然美を楽しみ高度を稼ぎます。 約1時間30分で、幽玄ノ滝が登山道へ流れ落ちています。 伝説の夜叉姫がこの水で肌を清めたということです。ロマンがありますね。 ↑ 夜叉ノ壁。この稜線が三周ヶ岳への登山道。 滝を回り込む道になり、夜叉ノ壁の急登が始まる。 まるでアルプスのカールバンドの登りのようだ。 高度を一気に稼ぎ、振り返ると谷深い池ノ又谷の向こうに黒壁山が聳え、 右に三周ヶ岳へ続く夜叉ノ壁が立ちふさがっています。 岸壁を流れ落ちる源流の滝を見ながらガレ斜面のお花を楽しみ登ります。 ↑ 夜叉壁ノ頭と幽玄ノ滝。 前方に夜叉ノ壁が立ちはだかり、岩場の踏み跡を辿りながら滑りやすい岩場を 注意深く登ります。 ↑ 稜線のコルから夜叉ヶ池を望む。 登り終えると、夜叉ノ壁も意外に簡単に登れ、稜線に飛び出すと反対側の眼下に 夜叉ヶ池のコバルトブルーの水面が太陽に輝いていました。 ひとまず、夜叉ヶ池に下り昼食を済ませ、三周ヶ岳へ進みます。 稜線に上り返して夜叉ノ頭を目指します。 ↑ 夜叉ノ頭へ登る登山者二人。 ↑ 夜叉ノ頭から指さす方向に三周ヶ岳1,292mがピラミダルな容姿を見せる。 夜叉ノ頭からピークをアップダウンしながら高度をあげ、 右にコブの頭1,252mを見過ごし、ヤブ漕ぎが終わると三周ヶ岳の山頂に着く。 ↑ 三周ヶ岳への道から駐車場が俯瞰される。 ↑ 三周ヶ岳1,292m山頂。この地域では珍しい一等三角点です。 頂上からの展望は良いが、霞んで眺望は出来ませんでした。 下山後は、琵琶湖東岸の湖北町・須賀谷温泉を楽しみました。
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岐 阜 の 山
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