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死後になっていそうな産業予備軍という名前を覚えているだろうか。名前は立派なものだが、実は失業者や半失業者のことを言う。
現在のように不景気で人が余っている時には産業界は失業者に対して眼もくれない、と言うより更に人員削減をしようとしているが 景気が循環して不況から好景気に移った時に、急速に労働者を必要なだけ欲しいと思っても、現役労働者だけでは不足してしまい失業者や半失業者が居なくてはとても補充できるものではないのだ。
そのためには資本主義の生産陣では、ある程度の失業者と半失業者も必要になってくる。従ってこの理論から失業者や半失業者は、実際には失業者ではなく、次の好景気到来時のための産業予備軍であると言うのだ。
しかし、現代社会に馴染んでしまった産業予備軍たちが、次の好景気到来まで持ち応える事が出来るのだろうか。生産工場では機械化が目覚しい発展を遂げ、ハイテクロボットが人間の代わりに物を作っている。
非社員ばかりか本社員までが解雇に怯えている。失業者が溢れハローワークが大混乱をきたしている現状の責任を、いったい誰が取るのだろうか。国民の生命と財産を守るのが政府の第一の使命であると内閣総理大臣も声高に言っているが、自殺者や一家心中といった忌まわしい事件が毎日のように報道されている。
日本首都の超一流ホテルの高級バーで、SPに護られ晩酌をする国家指導者には「我関せず」でいいものだろうか。
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