さぶやんの”山梨歴史ジャーナル"

山梨は歴史・伝説・民話のふるさとです。

江戸時代に書かれた甲斐のおhなし(10)

 一、甲州祐成寺の来由   新著聞集(著者不詳)  ある旅僧、独一の境界にて、複子を肩にかけ、相州箱根山をこしけるに、日景、いまだ午の刻にならんとおぼしまに、俄に日くれ黒暗となり、目指もしらぬ程にて、一足もひかれざりしかば、あやしくおもひながら、是非なくて、とある木陰の石上に坐し、心こらして佛名を唱ながら、峠の方をみやるに、究竟の壯夫、太刀をはき手づからの馬のくつ草鞋をちり、松明ふり立て、一文字に馳くだる。跡につゞき若き女おくれまじとまかれり。あやしく守り居るに、壯夫のいはく、法師は甲斐国にゆくたまふな。われ、信玄に傳言すべし。通じたまはれ。某は曽我祐成にてありし。これなるは妻の虎、信玄は我弟の時宗なり。かれは、若年より此山にあって、佛經をよみ、佛名を唱るの功おぼろげにあらずして、今名将なり。あまたの人に崇敬せられ、又佛道にたよすべて表示すべて表示

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 31、一、武田番匠   秉穂録(岡田挺之)  通志に、今之庸俗以ク船輸善揄レ材。凡古屋壮麗ナル者、皆曰魯船造ルト。殊不レ知、船為二何代之人一と、此士にも、飛騨の工、武田番匠が建たるといふ事多し。似たる事なり。  32、甲 ...すべて表示すべて表示

21、甲斐国都留郡の縫之丞のこと  閑田次集(伴 蒿蹊) 享和二年(1802)十二月の末つかた、甲斐国都留郡小明見村の民縫之丞なるもの、其隣人の黄疸に悩みけるを、両親ふかく悲しみ、又代るべき兄弟もなければ、いかにもして病を癒しめんとおもふに ...すべて表示すべて表示


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