山歩き

すべて表示

火山噴火に思う

今朝の新聞によると、えびの高原近くにある硫黄山が小噴火する恐れがあるとして1km以内の立ち入り禁止規制が敷かれた。昨年12月から火山性地震が続き、その数も増えて、最近では山体も膨張してきているらしい。
   えびの硫黄山は、霧島連山23座の中でも1700年代にできた最も新しい山で、かっては奮起活動が活発だった。昭和37年まで硫黄が採取されたという。県道小林牧園線から高々50m程の小高い丘のような、全山白っぽい山である。
    十年ぐらい前までは一部から少量の噴気が生じており、硫黄の臭いがしていたが、いつの間にがそれも消え、活動も沈静化しており、山頂を縦断する形で遊歩道まで整備されたり、近くにえびの市営温泉露天風呂が廃止されてしまったぐらいである。
 
そういう山がまた、活動しはじめたというのにはびっくりである。この10年ほどの間に高千穂の峰に寄り添うように屹立している御鉢(その外輪山を経由して高千穂の峰にのぼるルートがある)が爆発したり、4年ほど前には新燃岳が噴火するなど霧島連山の噴火活動は健在である。
この数十年を振り返ると、日本だけでも、有珠山噴火、普賢岳噴火、つい最近では9月27日に発生し、57人が犠牲になった御岳山の水蒸気爆発、小笠原諸島の噴火活動。屋久島の口永良部新山等々枚挙にいとまがない。
とりわけ桜島は百年前大爆発した桜島は往時のマグマ量に匹敵する量になっており、いつ爆発してもおかしくない状況にあるという。まさに日本は火山列島である。
 
2002年発刊された小説死都日本(石黒某)によると、霧島連山のマグマはえびの市直下にあり、その大きさは想像を絶するものという。大昔に大爆発を起こしたことがあるという。霧島連山はその大爆発により生じた加久藤カルデラの外輪山であるという。
 
ちなみにその小説の概要を記すと、日向灘沖の地震の影響で、火山性地震等を起こし、大浪の池(標高1300mほどの山)の水蒸気爆発が連鎖反応で次から次へと爆発し、「破局的噴火」を起こす。その火砕流の高さは600mほどで、瞬時にして九州は言うに及ばず、関西、関東まで及び日本全体の農業経済社会が壊滅的打撃を受ける。それだけでなく、灰雲の大気中への拡散による世界的異常気象による農作物の不作、世界経済の混乱を招くなど、大きな衝撃が世界を駆け巡る。時の首相が、この破局的噴火を想定し、日本再生に尽力する。というものである。
 
つい最近、興味深い新聞記事が載った。大規模な火山爆発の発生の可能性は、これから100年の間でみるとお。25%という試算を神戸大学が行ったというものである。(規模は、発生が九州中部。降灰量では大阪50cm、東京20cm、北海道5cmを想定)
 
火山は、素晴らしい景観、温泉等々大きな恵みを与えてくれるが、いったん噴火すると手に負えない。
そういえば、先に挙げた本の中で、古事記に記載されている「黄泉の国」「アマテラス大神の岩屋へのお隠れ」「神武天皇の東征」等の神話が火山にまつわる伝説である旨の記載があるが、成程な〜とうなづける。
 
いずれにせよ、火山列島に住んでいる以上、火山活動には眼が離せない。人の力ではどうしょうもないが、・・・・
イメージ 1
イメージ 2
上記写真は2年前に韓国岳中腹から撮ったものです。下の写真の右下、こんもりと盛り上がったのが硫黄岳。

その他の最新記事

すべて表示

記事がありません。



.


みんなの更新記事