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グルメと温泉三昧の翌日、5月2日はかねて念願の秋葉街道縦走です。さすがに3つの峠を越えて走るのは厳しい行程でしたが、素敵な信州の景色と自転車仲間の交流で元気をもらい、無事目的地まで予定時間内で完走しました。 チャレンジャブルなコースを走る前の晩は、いつも興奮して眠れなくなります。5月1日の晩は10:00に就寝しましたが、この晩も夜中たびたび目を覚まし、5月2日の朝は予定より早く5:00に起床。ホテルの窓を開けると冷たい空気が部屋に流れ込んできます。おそらく5℃以下の気温でしょう。 用意のジャージとレッグウォーマを重ね着して、6:15にホテルを出発。心がうきうきします。 今年は諏訪大社の御柱祭りの年。茅野の安国寺でも朝早くから沢山の男衆(一部若い女性)が集まって気勢をあげていました。 そんななか、場違いの格好をした山の子がコンビニで食料を調達していると、コンビニの裏手に寝袋で寝ている若い自転車乗りがいます。 「どこから来たんですか?」と山の子 「昨日の朝9:00に浜松をでて、国道152を北上して来ました」・・・(注:これは、徹夜でヒョー越、しらびそ、分杭、杖突を走破してきた、ということです) 「どこまで行くんですか?」 「この後、女神湖を通って軽井沢→草津→渋峠とはしり、今日の17:00までに直江津着の予定です」・・・(注:これは2日間の全工程が450km、獲得標高9,000m程度ということです) 私とは親子くらいの年齢差になりますが、少しもそんなことは感じられず、ただ同好の士として話が弾みました。こんな若者を見ていると、彼らの若さと体力がうらやましい反面、それ以上に、今の時代にこんな若者が居る、ということで山の子の心も浮き立ちます。山の子も走行プランを説明し、お互いの健闘を祈って分かれました。 さて、まず杖突峠を目指します。茅野から杖突峠までの高度差約400mを、茅野の盆地を楽しみながら登ります。 さほど苦労せず、良い気持ちで登って、7:34杖突峠へ到着。こんな峠の茶屋があって、地元の人に親しまれている峠だということがわかります。 杖突峠を下ると、藤沢川にそった街道を走ります。この街道沿いは民家が美しく、落ち着いた景色を作っています。 高遠に着きました。高遠の市内を走っていると目に飛び込んできたのがこの景色。方向から考えると、おそらく中央アルプスです。美しい山々の姿にしばしの間うっとりと見とれました。 高遠を後にして分杭峠を目指します。これは城址付近の橋から見た高遠湖。 分杭峠は高遠から約18km、620mの登りとなります。特に最後の5kmは平均勾配9%以上の中々厳しい坂になります。 峠まであと3kmのころ、私の前を振り分けのサドルバックをつけた改造MTBが登っていきます。追い抜きざまに挨拶。「重そうなバックで頑張ってますね、何キロあるんですか?」という質問に対して「今日は2泊なので10kgくらい」という自転車乗りらしい答えが返ってきました。 そして10:00分杭峠に到着です。 ここでおやつを食べていると先ほどのMTBが上がってきました。またひとしきり話が弾みます。「どこから来たんですが?」とMTB氏。「横浜から。昨日は茅野に泊まって今日はしらびそを目指します」と山の子も微妙に見得をはった受け答え。 ところが、ここで予想外の反応「え!横浜ですか?私の実家は青葉区ですよ」、良く聞いてみると山の子の家から10分ほどのところに彼の実家がありました。奇遇ですねえ。またの再会を約して分かれます。 さて、これからが今日の本命、しらびそ峠です。しらびそ峠は大鹿村役場から距離26km、標高差1,230mの登りとなります。 登りの序盤は、美しい大鹿村の景色を楽しみながら上ります。 里山が美しい! 水の流れも涼やか!文字通り「信濃し麗し」ですね。 約600mを登り、12:43、地蔵峠に到着。ここは、日本のトンネル技術が自然の崩落に敗退した土地。国道152は途切れ、この先は蛇洞沢林道となります。まだ先はずっと上!頑張ろう。 西側の尾根の高さを越えました。おそらく標高1,600mくらいです。まだしらびそ高原ははるか上に見えます。 そして、14:11、標高1,833mのしらびそ峠に到着。峠にたどり着くと白い雪をかぶった南アルプスの広大なパノラマが目に飛び込んできます。感激で、おもわず声がでます。長い坂を登ってきて本当に良かった! 小休止をとって、さらにしらびそ高原(標高1,900m)を目指しますが、峠から高原までの坂が半端ではない険しさ。疲れきった脚で厳しいところですが、此処で押すわけにはいかない。ダンシングとシッティングを繰り返しながら、何とか登りきりました。14:22しらびそ高原着。ここで最後の食料を食べつくし、下りに入ります。 ところが、この下りの傾斜が半端ではなく厳しい。おそらくマイナス14%くらい。ステムを持つとブレーキを握る力が足りず、といって下ハンを握ると、ブレーキは握れるが肩にかかる体重が支えきれない。休み休みしながら坂を下っていきます。 此処は小栗の里。聞きしに勝る絶壁の村です。 東京近郊でいえば、風張林道と似た感じですが、スケールは風張林道の10倍大きい、といった風景。これも圧巻でした。 小栗の里を抜け、国道152号に復帰すれば、あとはゆるい下り坂。快調に飛ばして、16:40平岡の駅に到着。走行時間でみれば10時間ちょっと、走行距離140km以下という短い旅でしたが、距離以上にたっぷり走ったという充実感あふれる道程でした。 当日中に横浜までたどり着ける飯田線の終電(17:34)に何とか間に合いました。 飯田線→新幹線→横浜市営地下鉄と乗り継ぎ、22:50頃自宅へ帰還。家について疲れはそれほどではないのですが、長い車中でビールを飲みすぎ、家人が酷く疲れたと錯覚する、というオチとなりました。 この日のデータ
平均速度 13.1km/h 平均ケイデンス 56rpm 走行距離 135.76km 獲得標高 2,749m |
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山の子さん、おはようございます。綺麗ですねぇ。うっとりと写真を眺めてしまいました。又、人と人とのつながり、山の子さんのお人柄ですね。ぜひ、次回は我々も連れて行ってください・・・それまでに力をつけますから。
2010/5/4(火) 午前 8:02 [ 旦那 ]
>旦那さん
田舎道を走っていて自転車乗りに会うと懐かしい気持ちになります。出来るだけ声を掛けるようにしているのですが、これも自転車の効用ですね。糸魚川のあとの山ポタ、私も楽しみにしております。
2010/5/4(火) 午前 10:49
山の子 さん
お疲れさまです。
それにしても良いペースですね。さすがブルベ走者です。
だほんは一昨年と昨年に秋葉街道走りました。
写真のとおり、特にしらびそ峠のパノラマや下栗の里の絶景は素晴らしいですね。
同じく下栗の下りは死ぬかと思いました。
ここを逆に上ってくるサイクリストもいるので凄いですね。
下に昨年の秋葉街道のブログありますので良かったらどうぞ。
http://blogs.yahoo.co.jp/makotan402/5251046.html
2010/5/5(水) 午前 10:29 [ - ]
天竜川の源流巡り、いいなぁ〜。木曽川を下るプランを妄想中ですが、天竜川のほうが、車も少なくて気持ちよさそう。ごちそうさまです!
2010/5/5(水) 午後 1:07 [ chi*u*hi ]
>だほーんさん
去年の記事、読みました。雨の中の激走、素晴らしい。ヒョー越から浜松まで行くと、やはり2日かかるんですね。
「日本のチロル・下栗の里」という施設があるんですね。知らなかったなあ!今回は途中に手ごろな宿泊場所がみつからず、平岡から輪行にしましたが、此処を知っていれば私もヒョー越を走ったのに、残念!
2010/5/5(水) 午後 2:38
>Chikushiさん
この道、きっとChikushiさん好みですよ。特に杖突峠からしらびその登りが始まるまでの間(大鹿村)は、最高の景色です。ぜひ行ってみてください。ただし、分杭峠としらびそ峠の登り、および下栗の下りは強敵です。覚悟を決めていきましょう。
2010/5/5(水) 午後 2:42
秋葉街道、噂の通り、素晴らしいところですね! 私もいつか行って見ます。
2010/5/5(水) 午後 9:37
たっぷり満喫した!という感じですね。
これが本来の楽しみ方のひとつですね。
自分も行った先々を楽しめるようになれるといいのですが。
2010/5/6(木) 午前 8:03
>toyo3さん
このコース、toyo3さんは未体験だったんですか。ぜひいらしてください。山に雪が残るこの季節、天気がよければ最高ですよ。
2010/5/6(木) 午後 0:06
>ぬまっこさん
長い距離ではありませんでしたが、今回は心行くまで満喫できました。楽しんで走るのが一番です。
2010/5/6(木) 午後 0:07
南アルプスや里山の景色を独り占め。。。羨ましいです。
去年、行くことが出来なかったので、今年是非行きたいコースの一つなんですが、残雪が残るいま季節を逃したら、後は紅葉の季節がいいですかね。。
計画ばかり多すぎて、最近消化不良気味です^^;
2010/5/10(月) 午後 3:21
>ベルさん
消化不良はロードバイク乗りの共通の悩みですね。
このコース、紅葉の季節ももちろん良いと思いますが、しらびそ峠からの残雪の南アルプスがあまりに絶景なので、やはり春に行ってぜひベルさんにもこの景色を見てほしいです。
2010/5/10(月) 午後 4:18
先日、山の子さんのこの記事を参考にさせてもらって、念願の秋葉街道を走ってきました。私のブログ中で、この記事を引用させて頂きました。tラックバック張っておきます。
景色は夏よりも、山の子さんが走った5月の方が残雪の山々が見えていいですね。
2011/8/18(木) 午後 11:11
>toyo3さん
おおーっ、ついに行きましたね。夏に走るのは暑かったでしょうが、さすがtoyo3さん、涼しい顔で走りきっちゃいましたね。
私も18日に長野に行きましたが、山から麓に下りると余りの暑さで死にそうでした。
2011/8/19(金) 午前 11:54