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 3月23日(土)菅平スノーリゾートにてスポーツゼビオ主催のスキー試乗会があったので、参加してみた。
イメージ 1


 当日は、気温がマイナスのまま上がらず、前日までの緩んだ雪が一気に固まったという感じのハードなバーンが11時過ぎくらいまで持ったので、各スキー板の性格を感じるには好条件だった(試乗バーンは裏太郎ファミリー、20°くらいの中斜面)。

 今回は来期の購入を見据えて、小回り板を試乗した。
 基本は、1台で低速からそこそこ高速まで使える板が希望。
 各板のコメントは、当日の条件で、自分の滑りのスタイルでの個人的な感覚を述べただけなので、ご注意のこと(コメントは試乗順)。
※あまりに滑りが楽しくて板の画像を取り損ねてしまいました、申し訳ありません。

〇 ATOMIC REDSTER S9 165cm
 現在REDSTER S9iのモニター中ということもあって、乗り味の違いを確認したくて、真っ先に試乗。
 この板は、SL競技系の真っ赤な板。
 ブースのアトミックのスタッフに聞いたところ、ざっくり言うと、S9iとサイドカーブ、ビンディングが一緒で、芯材がまったく違う(しっかりしてる)というもの。
 また、純競技向けにはFISというモデルがあるので、競技モデル的な位置付けだが、ゲレンデユースにも適しているとのこと(海外ではiシリーズがないので、S9はRACE&DEMOの部類に入るらしい)。

 まずは、操作感を確認。
 やはりS9iよりもしっかりしている。だけど、操作に難しさは感じない。ズレの調整も楽だ。
 
 徐々にスピードを上げてみるが、しっかり感が安定感になり、バタつくことはなかった。
 ターンで踏んでもS9iと同様に板全体がたわみ、雪面をとらえる感じがあるが、フレックスは明らかにS9iとは違い、しっかりとしており、踏み込んだ分の板の走りもある。
 S9iと比べれば反応は早い。

 ターンサイズは、やはりショートからミドルがストライクゾーンだが、ロングも落差をとるようなターンでなければ十分対応できる。

 自分にとってはいい感じのしっかり感と操作感であったが、身体の傾きでターンをするような傾向があるスキーヤーにとっては、ターン弧の調整が難しいと感じるかもしれない。
 でも、特にズラしにくいことはないので、汎用性は高いと感じた。
 本日1台目の板であったが、自分の滑りにしっくりきた板だった。

 ちなみに、2時間後くらいに、若干バーンが荒れた段階でもう一度試乗したが、特に滑った印象に変化はなかった。

〇 VOLKL RACETIGER SL DEMO 165cm
 黄色系の板、数年前までプラチナムシリーズと言っていた部類の板らしい。
 過去にSDというモデルに乗っていたこともあって、その乗り味の違いを感じたくて試乗。

 低速での乗り味は、チューンナップのせいかもしれないが、足元での捉えは感じるが、板全体で乗っている感じがしない。
 固さはS9と似た感じを受けた。
 スピードを上げてみるが、この感じは大きく変わらず、この板のトップ幅が127mmと広いのに、ターンの捉えが甘く、硬いバーンでの踏ん張りも弱く、感触として板がたわんでターンするという感じを出すのが難しく、自分の技術レベルが低いのか、スキースタイルが合わないのか、気持ちよく滑るという感じではなかった。
 
 フォルクル特有のカラカラ音については、昔と変わらずにあり、この音が気になる人は要チェックだと思う。
 自分の技術的な問題が大きいのかもしれないが、ちょっと購入希望からは外れた。

〇 BLIZZARD FIREBIRD SRC 165cm
 オレンジ系の板、SL競技用のセカンドモデル・デモ上級という位置付けらしい。

 この板はしっかりしており(フレックスが固い)、同じような位置付けのS9よりどっしりしている。
 当然ながら、高速での安定性は高く、今日のようなハードなバーンでも問題なく、しっかりバーンをとらえてターンをしてくれる。
 ターンサイズもショートからロングまでいける。
 低速での操作性もそこそこあるので、普段使いにも使えると思う。
 
 しかし、SLセカンドモデルの位置付けといっても、しっかりたわませて滑るには、体重や筋力が必要と思われる板で、中年サラリーマンスキーヤーの自分にとっては、この板でまともに滑るとなると、きっと半日も持たないと感じた。
 ハードに滑るのが好きなスキーヤーなら選択肢にいれてもいいかも。

〇 STOCKLI WORLDCUP LASER SL 165cm
 青色の板、この板にはワールドカップSLと書いてあるが、SLセカンドモデルの位置付けのようだ。
 板にはR=13.6と記載があり、他の小回り板に比べればサイドカットは緩い。

 滑ると名前に似合わず、とても扱いやすい板と感じた。
 ブリザードSRCのような強さはなく、とてもマイルドな味付けで、操作性が高い板と感じ、名前とのギャップがある。
 高速での安定感もあるが、ブリザードSRCやアトミックS9と比べると、若干強さよりも、扱いやすさの方が前面に出る感じ。
 ターンサイズはショートからロングまでいける。
 小回りはサイドカーブが緩い分、たわませて弧を作る滑りを想定した板なのか、切って小回りをするには技術が必要かもしれないが、ズラしを入れた小回りなら楽にできる。

 名前からハードな板を想像していたが、対象レベルは広く、汎用性も高いので、普段使いにはいい板と思う。
 初めてストックリに乗ったがいい板と思った。
 問題は価格の高さ、ビンディングとのセットで20万円近いので、買うには勇気がいる。

〇 OGASAKA TC-SS(FLプレート) 165cm
 オレンジの板、デモ上級、全日本技術選選手使用板とのこと。

 まずは、滑る前にデザインがすごいことになっていることに驚き。
 最近のアトミックのデザインのテイストを取り込んだのかもしれないが、このオレンジ一色は、個人的には違和感がある。
 でも、滑りに問題がなければ、デザインがどうであろうと選択肢から外すようなことはしない。

 最初の滑り出しの段階で、当日の硬いバーン(アイスバーン)での不安定さが気になった。
 あまりの小賀坂人気で貸出が多くてへたっていたのか、長い間チューンがされてなかったのか、ちょっとびっくりするくらい踏ん張りがきかない。

 スピードを上げると、より顕著に不安定さが増す。
 本当に全日本技術選使用選手板なのかと思うくらい、怖さを感じるくらいの不安定さだった。
 小回りはクルクルと簡単に回るが、板の捉えとたわみの感じがしないくらいズルっとするので、カービング的な滑りは難しかった。

 技術選等で選手が使用しているので、本来のこの板の性能は絶対違うはずで、今回の板だけの問題だと思うが、とても残念だった。
 あまりに滑るのが怖かったのでリフト1本で滑るのをやめた。
 機会があったら、もう一度試してみないと小賀坂スキーに失礼と思う。

〇 ATOMIC REDSTER S9iPRO 165cm
 デモシリーズ(iシリーズ)の最上級機種、全日本技術選選手使用板ということで興味あり、試乗してみた。
 サイドカーブ、芯材、ビンディングはS9iとはまったく違い、どちらかというとFISシリーズに近く、S9iと同じようなデザインであるが、まったくの別物との説明があった。

 リフト乗り場までのスケーティングで、これは厳しいかもと感じるくらい、剛性の高さを感じた。
 他の板と同じく、滑り始めは低速でズラしの大きいターンからスタートしたが、最初の印象と比べて、ズラしにくいということはなかった。
 確かに板の強さがあって、たわませながらズラすという滑りでは技術がいるが、ズレが難しいという板ではないので、その点ではデモ用というカテゴリーの板らしさがある。

 スピードを上げて滑ると、しっかり感、安定感はとても高い。でも、しっかり板をたわませて滑るということになると、とても疲れる。
 自分の技術・体力では、カービング的な滑りをするなら、ミドルサイズくらいのターンが限度かなと思った。
 ミドル〜ロングなら、体重と遠心力と筋力を使って板をたわませて滑ることもできるが、ターンサイズが小さくなるほど、まともにたわませるとなると相当な技術がいると思った。
 その分、そのような滑りができるスキーヤーなら、ハイスピードの中で、板のキレ・走りを表現できるのだろうと思ったし、技術選の選手向けというのも納得がいく。

 この板を操作できるという意味では対象レベルの幅は広いのかもしれないが、この板の性能を生かすとなると、技術選の県予選上位レベルくらいでないとムリではないかと感じた。

 自分の前にS9iPROを試乗した年配の女性が「使いやすい板」と表現していたので、それぞれ感覚が違うところはあるかもしれないが、自分個人の感覚としては、既に相当の技術を持っている人は別として、これから上達を目指していこうと思っているスキーヤーなら、あえてこの板を選択しない方がよいと思う。

  


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