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ぱっしょん・ぱっしょん・ぱっしょん。

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 遅れ馳せながら今ミタ。よくできていると思う。
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 なんでもカンでも、アニメ化、映画化、の流れが当たり前になった昨今、この作品は完全にアタリだと思う。別に将棋を指さなくったって楽しめる内容になっている。現に近しい友人は「面白かったです」となんの嫌味気もなく言っていた。私はその時まだ見ていなかった(映画館で見たそうだ)ので、内心(ほほ〜う)と微かな期待を抱いた。しかし読み物や観るものってのは好みがやはり出る。のであまり期待しないといういつものスタイルで今を迎えた、ってわけである。
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 二時間ではムリ、って作品がそこらじゅうに転がっているなか、この作品は貴重な成功例だと思う。冒頭の久保王将を始め、そこかしこで見られる本物の棋士たちが画面を引き締めている。成功の一因であろう。静かで、無駄が無く、所作が美しい。
 監修の先崎が「一番は手つき」と言っていた。こればかりは胡麻化せないと。
 そこはやはり俳優陣と本物の棋士とでは、やはりハッキリ違うが、他の将棋モノの様なワザとらしい大振りなどが無かった。結果やはりストレスなく見れた。
 棋士の一手には・・・・・・、クサいので以下省略。
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 個人的に一番良かったのは新人王戦の対戦相手の山崎、スキンヘッドで眉毛もないビジュアルはそれだけで迫るものがあるが、見た目だけではない、きちんと投了するシーンが一番よかったのである。悔しい気持ちを押し殺して飲み込んで全部背負って未練なく、無礼なく、短く、ちょっと”おっ”ってなった。ここまできちんと演じてくれると、嗜む者としてはなんだか嬉しくもなったりした。
 次にはやはり二階堂。演じた俳優は知らないが、見事の一言です。すごいハマってました。なんか他人行儀になってしまうぐらい二階堂だった。それで見ていて思ったのは、この作品には二階堂は欠かせない、ということだ。(他レビューでも書いた)
 後は憎らしいがやはり冒頭の幸田を演じたトヨエツがいい男っぷりで嫉妬した。が冒頭の重要な所で、見る者を作品の世界へ誘うのに必要な、姿勢や温度などを伝えてくれたので流石の一言である。
 他の俳優陣は普通かそれよりもちょい上ぐらいだったと思う。
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 ヒドかったのは女優陣。ひなたと子役の香子を例外として、他は酷いの極み。特に香子役の有村。あんないい役なのに、なのに!キャストミスレベルである。ちょっと肩だしたぐらいじゃあの役は務まらない。危なっかしいミステリアスな色気がないとムリなので、じゃあ他は?と言われると今すぐパッとは出てこないが結果的には大失敗だった。(思いついたら書くかも、っていらね〜か)
 あかり役の倉科も相変わらずの乳アピ&ブリっ子のワンパターンで呆れる。後編の涙とか・・・両の頬にウソ、水、と書いてあった。ももちゃんは対象外です、勿論。

 棋士の世界、勝負の世界なので女優陣には難があったかもしれない。がやはりどこか違う、という感は拭えなかった。将棋という名の殺し合い。残酷で容赦のない女性でも質の違う世界なのかもしれない。が、こればっかりはプロにならんとわからん。

 だが作品自体は良くできていて、見ていて退屈しないし、新人王戦の会場なんか最初は大袈裟じゃね?とか思ったけど、今になって見るとアリだな、とか思ったり。
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 けど実際は大コケだったみたいで、やっぱ将棋には興味ね〜のか、と現実をちょっと感じたりも、するけど。この内容なら胸張っていいと思う。誰のせい、とか今更だし、けど、いい作品だった。
 
 p・s 後編については一言二言、テーマを絞った方が良かった。既にアニメの方でこれ以上ない位(私の知る限り)深刻なテーマに向き合い、真剣に描かれているので、(マジな話、教材になると思う)短時間の映画ではやはり無理があります。アニメでもその部分は数話に渡るし気持ち入れないと見れませんし、なので、ミスった感はあります。でも作者の希望だったらのみ、話は別で一番伝えたいテーマなのだとしたら、そこはアリになります。覚悟でのあえてなら支持の一票を。それ程アニメはよく出来てる。そこに行き付く人が増えれば、やる価値あったと思います。

 おまけ 対後藤戦の終局一手前、先手の桐山は飛車を持ちます。 どぞ〜。
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映画の一瞬で詰ませた方には洋ナシ。
正解はコメント欄に。 

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    おまけ手順
    ▲3四飛車△2五玉
    ▲3六銀△2六玉
    ▲2七銀△同玉
    ▲1八銀△2六玉
    ▲2七金△2五玉
    ▲1六金まで。図から11手詰み。並べ詰みなのですが、3七2七にいる金銀に威圧感があり触りたくない、って感覚がありました。ちなみに▲3四と、から6一馬でも詰みますが、ちょっと複雑になる印象です。(手順割愛)上記の順が最も明快です。映画に相応しい何とも憎らしい図です。あ〜頭堅いな〜俺。
    やっぱり!そこのアナタも!やっぱり〜そうですよね〜。

    [ teiru ]

    2018/11/23(金) 午後 9:48

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