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   花燃ゆ 38 届かぬ言葉
 「革命には 血祭りが要る」ある文豪の一節、明治維新という革命(異説あり)後、
各地、各方面で目まぐるしい変化の嵐、その大変革の真っ只中、中央でも地方でも争いの火種は雑草のごとく次から次へ吹き出ます、特に地方はどうしても変化が遅くなるのは必定、しかし今回の話は倒幕の先頭を成した長州の内乱、中央にいる木戸にとっては無視出来ない事態、あの木戸が武力行使を決断するのだ、結末冷たい現実に行き着く。
 今回の演出家も もじり、恐らく前回と一緒に撮ったのかな?私の中のもじり、にしては良い出来だなぁ〜と途中まで見ていました、ですが結末が決まっているのであればそれはもう何でもあり、になってしまうので自由度が高く腕の見せ所、そのもじりの選択は、大沢の多用、今回は大沢の回と言い換えてもいいぐらい演技、台詞、桁違い。
 特に最後、大沢と東山の雪が降る中での2人のシーンは共に見事、回一番のシーン。
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        2人とも見事!

 
 結果が暗く冷たい事実に行くなら思わせぶりな期待など不要、徹頭徹尾貫くべきだ、だがそこはNHK、主演は奥だし戦争だけに徹する訳にはいかないか、だが今回は見やすかった。やはり上手い演者だとストレスフリー、極論、内容など二の次になる、振り返ってみれば内容は大沢の奔走のみ、内乱の内容と結果はナレーションで済ませている、演者の口から出たのはその兵の数ぐらい、@はオママゴト的なシーンのみ、しかし一番納得がいかなかったのは北大路の印籠芝居までやって?やっといて?
 あそこで大殿が出て行く必要があったのか非常に疑問、今見終えた直後に書いている、って理由もあるが今も後味が非常に悪い、あの一点だけ跳びぬけて違和感がある、もじりのしくじり。無理して使うことないのに、あれじゃ北大路が損したみたいだ。

 それともう一つ、反乱軍のリーダー役で雲仙なる人物が登場する、こんな人いたかね?と調べてみると・・・ない。資料が見当たらない、架空人物でほぼ間違いない。
何度か見た事ある人だが名前までは知らない、同局の「坂の上の雲」で兵隊をやっていたのは覚えがある、演技も十分な及第点をあげてもいい、いきなりの登場、しかも大河、あれだけできれば十分な実力がある、と各方面に認められるだろう、今後彼を見る機会は増える、名前は浜田学。たった1回の登場だがかなりオイシイ役だ、雲仙という役を引き寄せた実力は前提だが、その運にも乾杯、という感じ、見事にたいらげた。
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 最後に冒頭に書いた革命について少々、wikiには革命こうある、今だにその定義について議論がなされているそうだ、私の話は仏教専攻の院生との話で話題になった時の事でその院生いわく「天皇が変っていないので日本の明治維新は革命じゃないみたいですよ」だそうだ、今読んでみると下の方に日本の事があった、その院生の意見と一致している。私は一時、今もそうだがこの言葉そのモノに心奪われた時期があってむさぼる様に革命の文字がついたものを見たり読んだりした、やはり大きな所で面白いな、と思ったのは中国の辛亥革命辺りは面白くジャッキー・チェンが出演するこの革命を元にした1911って映画は初心者の私でもとても見やすかった、同時に孫文という世界に誇れる偉大な人物が中国にもいたという事実を知る。日本の著名な人物も関わっている。
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中国人を好き、と
何の抵抗もなく言える日本人は少ない、

だがこの孫文という医者であり、偉大な革命家からは学ぶべきものはある。

 世界に誇る
 革命家、孫文。

辛亥革命に日本人は無関係ではない。

 
 wikiより抜粋「そもそも中国国民党は50年前の日本の志士なのである。日本は東方の一弱国であったが、幸いにして維新の志士が生まれたことにより、はじめて発奮して東方の雄となり、弱国から強国に変じることができた。わが党の志士も、また日本の志士の後塵を拝し中国を改造せんとした」女性関係は派手だった様だが、日本の明治維新を目の当たりにし即座に日本の激変の現実を直視し、その思想や方法を取り入れようと行動した証ともいえる文、しなやかでやわらかく強い意志があり、絶対原則として人を、思想を平等に見る事ができる能力が伺える。器がやわらかくて大きい。
 
 しかしやはりというか当然というか、やっぱりというか一番面白かったのはフランス革命  身分制度から火種が起こり哲学などが絡んで直後から連結して起こるナポレオン戦争は面白すぎた、暇でまだ手を付けてない高等遊民には是非オススメする。
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←は当時の身分制度の風刺画。


→は有名な絵のデッサン、よく書けていると思う。

 




 中でもトラファルガーの海戦この辺を知るとなぜ東郷平八郎が東洋のネルソンと崇拝されるのか理解できるし、何よりその偉大なる大勝利、凱旋門の象徴アウステルリッツの戦いと、今だにその戦果とルイ=ニコラ・ダヴーの指揮が信じられないイエナの戦いアウエルシュタットの戦いこの辺はヨダレものだった。
「ただ一撃で、この戦争は終わる」読んでいてシビレタのを今も覚えている。
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見た目で判断するとエライ目みるぞいぃ!そう、私の様な有能なハゲもいるんだぞぉ!
私が無敗のダヴーだ!ナポレオン指揮下で最強最高の指揮官と言われた男だ。
私無くして今のナポレオンはない。
  
 そういえばこの「花燃ゆ」の初回だったか、(ナポレオンと秀吉が戦ったらどっちが勝つ?)の問いに松下村塾の塾生達がそれぞれの答えを言い合っていたシーンを思い出した、私の答えは伊藤(劇団ひとり)と回答も心境も一緒だった。戦はやってみなければわからない、前原(佐藤)の回答になるかもしれない、入江の冷めた一言も最もだ、うん、今思えばこのシーンを深く理解できたのは喜びだった、歴史は自分の持っている知識と新たに入れた知識が結んで線になった時、言いようの無い喜びに変る。まだ手付かずの方は幸運だ、こんな面白い歴史事実を0から知ることができるのだから。
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  花燃ゆ 37 夫の忘れがたみ
 いよいよ深刻な事態だ、冗談半分で心配していた「最低平均視聴率」のタイトル、
TV界でのゴールデンラズベリー賞に手が届いてしまいそうだ、イヤ、ホント、マジ、
現在のタイトルホルダーはその呆れ果てる素人同然の演技力、空気を読めない鈍感さ、
共演者の中井貴一はそのあまりの下手さに笑う演技が噴出す演技になったほど、
(このシーンは平清盛で1.2を争う見所だと思っている、笑う、と、噴出す、では質が全く違う、見てるこちら側だって噴出しそうなシーンは山ほどあった、それを直で受け、へったくそだなぁ〜っと思わず笑いが噴出した形になってしまった中井貴一は責められない、責める気ない)と、まぁ〜私は素人だと思っている 松山ケンイチ君。
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 その昔、スタートを切ったばかりで仲間であるはずの舞台となる兵庫県知事から、
画面が汚い、見にくい、などと足を引っ張られ(これはさすがに知事の失言だと思う、県の広告大使を斬り付けた様なもの)さらにはまだ放送が残るのに公の場で最低平均視聴率の批判に「むしろ光栄」と大口を叩き、その姿は数年見なくなった、今、昔のアニメの実写で話題のドラマに主演しているが、それまでTVではまったく見なかった(カエルは別で書くかも)3年見なかった。あそびを〜せんとや〜うまれ〜けり〜
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 こらまて、清盛の記事ではな〜い、イカンの〜悪口になると筆がすすむの〜、
とにかくドラマの質は別としてタイトル争いの相手になることはもはや避けられそうにない、本編で美和が「久坂は私に何も残してくれなかった、あの世にいったら文句言ってやる」と言ったがこれは本気に聞こえた、久坂が東出でなければ・・・もう遅い、回想のシーンもちょとあったがその、ちょっと、でもむずがゆくなった、やはり下手だ。
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 今回は最初から安い連ドラの手口というか手段というか、ありえない形で美和と辰路が出会う、その側には目的の「久坂の子」も、ナレーションが入るがさすがに手抜きにも程がある(んなわけあるか〜)とツッコミを入れた人がほぼ全員だろう、今回の演出家は「安達もじり」この人の回はとっ散らかる事が多い、広く、浅く、散らかる、そして片付けない、そんな印象だ、天王山である鳥羽伏見もまるでこまい戦に見えたし、いらん過去回想も多く、つまらなかった、今後もじり、には要注意だ。調べてみると?
広く
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 王政復古も錦の御旗で終了、江戸城無血開城も大政奉還も戊辰戦争の先もなし、
いやまぁ〜はしょるはしょる、人件費削減?徳川最後の将軍も出てこなかった、これじゃ岩倉の出番が無くても文句は言えない、数年前会津戦争を描いた桜の葉もなし、
一葉もなし、なし、なしな〜〜〜し、ちょっとしたタイムスリップで明治に突入。
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 大殿が少々体調を崩し楫取を呼び寄せる、中央で重責にあったにも関わらず殿への忠義を貫き地元へ戻る、そこで重大な提案が楫取から出る。「版籍奉還」これは大戦後、GHQの占領下でマッカーサーが行ったのと一緒ですね、土地をバラバラに分けて住民にあげる、一家が力もちすぎちゃダメデス、コレ民主主義の第一歩デース、ハーイ。
 その魁、手本となるべく聖断をお願いします!お決まりの「そうせい!」を頂き名実共に諸藩の手本となる一歩を踏み出した。
ホンモノですが
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 当然、世継ぎを産んだ銀、お抱えの侍、その他もろもろ、課題は山積だが見てる絵はハッキリしている、返ってきた楫取は美和へ「これからはおまえを支えてやれる」
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その言葉に心洗われるかのような表情の美和、共に歩き出し、次回へ。まぁ〜次回は
その題からもタイミングからも内乱の話になりそうですね、ちょっと期待して寝る。
                輝いています。
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  花燃ゆ 36 高杉晋作の遺言
 題からど真ん中のストレート、数回前から高杉が喀血するシーンを入れ、皆心の準備は出来ていると言いたいが、やはり国を変えた英雄の死、ましてや20代での病死は知っていても辛い、酷だ、神はいるのか、いないのか、高杉の死を見つめると、どうしてもそんな事で懊悩する。行き着くのは大体同じ所になる。答えは出ない、無駄な考えに時間を費やし無駄な時間を過ごしたのか、果たしてこの先この問いの答えはあるのか、哲学も科学も宗教も、入り口や方法は違っても目指す所は同じ、真理の追究。

近代哲学の祖とされるデカルトは「我思う、ゆえに我あり」有名で偉大な命題を残した。この命題は私も時に支えにしている思想で、考える時に背中を押してくれる。
 その一方、東大名誉教授の養老孟司は「自分探し、なんてやめろ、本当の自分なんてない」「人間を構成する成分の90%は一年で入れ替わる、本当の自分なんてない」など解剖学の観点からデカルトとは真逆ともとれる言葉を残している。

 この辺にしておこう、乖離する思想を同時に考えると非常にくたびれる、過ぎると
オカシくなってしまいそうになる、高杉の遺言とは何か、それが今回の命題だ。

 中老に出世し着物も艶やかになった美和、冒頭、傅役として興丸を世話する所から話は始まる、子供に野菜を食べさせる、今も同じ悩みの主婦は多いだろう、私も嫌いだった、単にマズイから食べない、素直なだけだ。ニンジンが嫌いだった人もステーキに付いてくるニンジン(グラッセ)は大抵の人が食べられたはず、おいしければ食べる。
 どうすれば、思慮し出した答えは、作ることから始める。共に土を耕し種を植える、
周りは騒ぐが最後は大殿も一緒になって土に触れる、ルシータ王女も言っていた、土に根ざしていなければ生きていけない、と。銀が大好きな賭けで騒ぎは事なきを得る。
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 そこへ小田村を通して高杉から美和へ一通の手紙が届く、話があるので来て欲しい、との内容。病で全ての任を解かれ下関で療養を命じられている高杉のもとへ世話をするように、との命も受けて宿下がりを許され、いざ下関へ、お節介かフィクションか高杉の妻と子を一緒に連れて行く、溜まった妻の思いを美和がかる〜く代弁し、死に近づく高杉に華を持たせる、ここで高杉役の高良君を褒める、数回前から病を持つ高杉を演じている、その演技は見事で声の出し方が絶妙なトーン、相当な稽古が伺える、かなり難しい演技だったと思うが最後まで演じきった高良君に拍手、賞賛を送りたい、高良健吾の高杉晋作は私の中に確かに残った、良く演じきった、27歳でこの質は驚きだ。
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  そして美和に伝えられた高杉の遺言とは・・・「京に子がいる、久坂の」
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 美和は当然驚く、怒りも当然やってくる、だがそれをぶつける当人はいない、困惑する美和に「どうする」と間髪要れずに聞く高杉、美和の気持ちを乗り越えて言う「引き取る気はないか、母となりその子を育てるんじゃ」あまりに畳み込んでくる高杉の言葉にほぼ反論できない、考える間すらない最後に「考えてみてくれ」一言。

 ここで変って小田村その功績により大殿から直々に「そなたはわしの右腕も同然」
と震え上がるような喜びの言葉、幕府から狙われるお前に何かあってはわしが困る、理由を述べられ 楫取素彦、と名を改める。この名が出れば群馬県に直結してくる。
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 周知の事実だがこの国の総理大臣は圧倒的に山口出身者が多い、異常な数だ、我が栃木県など戦時中、その腐った脳と体制で多くの兵を死に至らしめたファックユー東條の後に小磯國昭という人物1人だけだ、しかし群馬県は3人もの総理大臣を排出している、福田赳夫 中曽根康弘 小渕恵三 皆それなりに知られた歴代、ナベツネの傀儡だった中曽根が一番長く通算1806日、他の2名も2年近く就任している、この点は何かの因果があると思う、栃木の隣だからよくわかるのだ、北関東のローカルレースでは
群馬県がダントツのトップを走っている。関東七不思議の一つだ。(ジョーダンヨ)

 名を改めた楫取が高杉を訪ねる、その帰りの見送りの際美和が高杉一家を遠目で見つめながら名を改めた楫取にこうもらす、「私もああいう時を持ちたかった、久坂の子が生めればよかった」何故かは分らない、女の本音を言ったからか、今井上自身が本当に思っていることからなのか、この時の横顔、遠くを見つめる表情は非常に美しかった、とても印象に残っている。

 高杉の遺言 と題された今回、内容は(久坂の子が京にいる、男の子だ。美和、お前が育ててくれぬか)というもの、この題名が適当かどうかはいい、美和が受けるか、受けないかだ「他所の子が生んだ子です、私には無理です」美和は断る、当然だろう、夫の浮気相手が久坂の子を産んだ、それだけでも女として双方許せないだろう、んでもってそれが男だから引き取れって?高杉さんあなた相変わらず無茶を言いなさる、いくらなんでもそこまで出来ません。だが高杉はそこを超えて頼む、久坂家復興という第一目標も達成した今、その子を引き取って育てろ、この日本の未来の為に、松蔭の妹であるそなたが、伝え、育てよ。そなたに育ててもらいたい。新しい日本人を、それがそなたの天命じゃ、そう言い伝えて血を吐く。

 高杉の説得、久坂家の再興、その他数多の葛藤があっただろう、だが美和は全てを飲み込んで久坂の子を引き取る決意をし、都美姫と銀にその旨を伝える、女の意見の反対が噴出すが都美姫がこれを許す「悔しかろうに、それでも行くと申すのだ、余程の事なのであろう」(銀え?)「わからぬか、母となれなかった、女の気持ちは」松坂の安定感、重厚感が一言の重みを伝える。実際の都美姫は敬親との間に女子を産んだが生後4か月で亡くなっている、産んだ事はあるが母になった事はない、そんな所だろうか、子がない女の苦しみを知っている、美和の決意を許した、この戦の天王山ともいえる鳥羽伏見に向け準備で殺気立つ京へ美和は旅立って次回へ。
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 そして時が来た、誰もが行き着く時だがあまりに早い、国を変えた英雄はその新しい国を見る事なく世を去る。ここからは想像だ、本編には一切関係ない。

 病床で散々に悔しがり、憎み、呪っただろう。俺がこの国を変えた、長州を救った、日本国をひっくり返す矛先になった、その様な自負心は大いにあっただろう、何せまだ27歳の青年だ、同時に何故今暫く天は待ってくれぬ、せめて新しき国を一目見てからでも、俺が変えたこの国の新しき形を見させてからでもいいではないか、もうすぐ、すぐそこの未来に皆と共に夢見た、語り合った、新しき国があるというのに、何故じゃぁぁぁあ、何故俺なんだ、何故今なんだ、ちくしょぉぉぉぉ!
 心のままの言葉なら恐らく文にならない、あの高杉がダマって死を静かに受け入れるまでには相当の時間と心の葛藤を経たと想像する、あの暴れ牛がただ黙って死を受け入れるまでには死より辛い身と心を引き裂かれる様な苦しく、辛い、残酷な時間があっただろう、血を吐きながら弱っていく体、その手が真っ赤に染まっても、その赤を、病を握りつぶすと言わんばかりに力の限り握り締めた拳、その赤く染まった拳を噛み、せめて後1・2年でいいんだ、生きたい、生きたい、まだ死ぬ訳にはいかない、何故俺なんだ、どうしてこの俺なんだ、噛んだ拳と頭を畳の上に叩きつけながら自分の運命を呪う、こんな事ならなぜ天は俺を選んだ、こんな所で死ぬ運命なら、なんで天は俺を選んだのだ、答えろ!天にいる者よ、答えろ!俺をただあざ笑っただけなのか、ただの捨て駒だったのか、何でもいいから答えろ、答えてくれよ・・・目からあふれる涙が畳の上の赤に落ちる、くっそぉ!ちくしょおぉ!ちくしょおおぉぉぉぉ!、うわぁあああぁぁぁぁあああ!声にならない嗚咽とともに高杉は泣いた、泣きに泣いた、血を吐きながら、涙を流しながら、自分の運命を呪って泣いた。
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 そして泣き疲れると心も体も疲れ果て寝ているのかあの世にいるのか分らない闇を彷徨う、そんな毎日を繰り返していくと、悔しがる事も、憎む事も、呪う事も出来ないほど心も体も弱っていく、そうしてどうしょうもなくきかなくなった体が死を感じるようになる、徐々に動かなくなる体から強制的に心へ死が入ってくる、そこで初めて本当の死を覚悟する、その覚悟をはっきりと認識した瞬間はどんな思いだったのだろう、
 
     やはり無念、この一言に尽きる。   高杉晋作 享年27歳。
 
 日本人はアナタを忘れない、あなたの志を、あなたの無茶を、あなたの友情を。
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  花燃ゆ 35回 孤高の戦い
 ついに幕府軍との戦が始まった、やっとこだ、なげ〜なげ〜前回が看板だけの空内容だっだだけによけい長く感じた、今回は期待したい所、前回の最後で伊藤いわく数では15万対6千の戦い。高杉の「腕が鳴る」って言葉も虚しく聞こえる戦力差、単純に25倍、数では勝負にすらならない、さてどうするか?準備が整っていない、これが明確な現在の状況、時間を稼ぎたい、ってな訳で小田村が幕府軍駐屯所、広島へ向かう、その胸には、死は覚悟の上、って決心を殿に伝え出発する。幕府との交渉は見ていて笑ってしまう内容、流行病、行方不明、脱藩、死去、ハッキリ馬鹿にしている、私が幕府軍の交渉人で権限があれば即・・・たろう、しかし処分は禁固、後に幕府軍の不利が続くと幕府軍の上役が相談にやってくる、そこで小田村は「私が行って納めてくる、必ず」大嘘をついて脱出する、ぬる、ヌル。ぬるぬる〜逃したのも独断、張本人は処罰、まったくどこと誰と戦をやっているのだが、呆れる内部分裂ぶりだ。
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 ここで単純な疑問が沸き上がってくる、どうして幕府はこの戦に負けたのか?
単純に思ってしまう、これだけの戦力差なら戦術などいらない、突っ込めばいいだけだ、同時にバラさず突っ込む、これだけで十分。なのにどうして負けたのか?温存などとぬるい考えで相次ぐ逐次投入を続けた事や諸藩との連携不足、指揮官、兵、共に鍛錬不足だった事などなど探せば理由はある、薩摩の不参加は同盟で長州は承知、この点は幕府の諜報不足は否めない、だが15万と6千だ。簡単に言おう、25対1のケンカだ。
普通にやれば負けない、負ける方が難しい。
 
 15万の兵糧は莫大な出費になる=短期決戦、当時いくら長州が豊かな幡であったとしても一番武器、弾薬を保持していたのは幕府だ、型に関しても最新の物が揃っていた、そしてその差、武器の差はほとんどなかったと言える、その差はやはり軍の鍛錬、団結力の歴然たる差。260年平和ボケしていた幕府諸藩は戦を心から望んでいなかたっし、一橋慶喜の意地だけで始まった様な戦だ、事実幕府側にも反対派は多くいた、しかし幕府の面子、徳川の面子が引き起こした、徳川の錆びれた権威が起こした戦だ。

 よほど指揮官が無能だったのだろう、兵力は分散してはいけない、兵法の基本。
(今やっているネトゲのボスも口すっぱくその事を言う、それまで私は挟撃は兵法の基本と思っていて挟撃は?の質問に、薄くなった片方を抜け、が答えだった)まさに第四次川中島の上杉謙信だ、あの戦は引き分け、とか前半は上杉、後半は武田、とか言われるがハッキリ上杉の勝ち、だと私は思っている。
 
 そして本編でも言われる大儀ってのがなかったのであろう、何の為にこんな西の果てまで来て担ぎたくもない幕府って名の神輿を担がねばならんのだ、どうせ先鋒は我ら外様だ、ホレ見たことか直参は温存だ、やってられんよまったく、こんな具合の寄せ集めだった、それなら勝機は生まれてもおかしくない、要するに幕府は限界だったのだ。各藩は変化を望んでいたのかもしれない、いやきっとそうだろう、口では協力と言っても本気で戦する気はなかった、事実戦が始まっても日和見、対岸の火事とダンマリを決め込んだ幡も多い、骨のある奮闘した幡は浜田、小倉、この二つだけ、中でも小倉は激戦で孤軍奮闘した、九州男児の心意気か、しかしここで将軍家茂が急死、援軍も見込めぬ状況になり、城に火を放って小倉口の激戦も終局へ、ここに幕長戦争が終わった。

 結果から言えばなんという勝利だろうか、幕府軍は一つの口も勝てなかった、惨敗なんて言葉では生ぬるい程だ、25対1で負けて、それでも俺の言うこと聞け、なんて大将について行く者がいるはずがない、この戦で幕府の権威は失墜した、決定的に。
 
 ここでクロているの時間、前回のからっぽの内容、今回の駆け足の内容、ほんとに雑というかムラがある、戦争関連は楽しい、しかも自国の史実だ、もっと詳しく丁寧に描く事は出来たはずだ、主人公は美和、という理由はどうにでもできる、今回は駆け足すぎて歴史的にも重要な幕長戦争が実に軽く簡単なモノになってしまった。もっと視聴者や、歴史好き、これから歴史の入り口って人達にも解りやすく丁寧に、そして重厚に。大人の視聴者が、見てよかった、勉強になった、人間模様が面白かった、そんな風に受け止めてくれる作品を届ける、それが予算と回数に余裕のある「大河ドラマ」のはずだ。一年通して目の肥えた大人を相手にするのは簡単ではない、出来が良くても1.2回では正直見向きもしてくれない、毎回、限りなく毎回でないと数字には表れない(それはここ数年でわかる様になった)しかしそこを越える人も予算も十分に集まるはず、
 正直「篤姫」以後、満足できた作品はない、篤姫の成功で今の宮崎あおいがある。何の異論もない、見事すぎたぐらい見事だった。今やCMとたまの映画でしかその顔を拝めない、あの若さでだ、やはり大河の影響力は絶大。来年は今の天下人、当然期待は大きい。そして個人的願望だが恐らく、そう遠くない未来の満島ひかりに期待している。
 
 今回の大河は「軽い」と言わざるをえない、井上の演技は決して下手ではない、むしろ上手い、下手だな〜と感じた事がないからだ、では何が原因だろう?突き抜けた所がないからだろうか?女性受けが悪いのか?若過ぎるのか?松潤ファンが許さないのか?
 私はやはりコンテンツだと思う、松蔭の妹、ってだけじゃ数名の演出家もどう描いていいのかわからない、ってのが画面から伝わってくる時がある、憶測だが演出家の本音ではないだろうか?演出家が違えば回もまったく違う、当然だが見ている方は違和感があるし、疲れるし、ガッカリするし、時に満足して落胆する。

 さて、その主人公の話も少々しよう、城の地図を広げ兵法を公儀するシーンは・・・私は何とも思わなかったが女性の視聴者受けは悪かったと思う(お前ごとき下っ端が偉そうに、何様だ)と思った女性は多いのではないだろうか?女はそういう生き物だ。男もそうですね。
このシーンでよかったのは嫌がらせ担当の日出、変な顔。美和に言われるのは癪だろうがそこはドラマ、ふんっとむずがゆそうな表情の後に
   「一杯どころか二杯三杯くわせてご覧にいれます」
このセリフはアドリブっぽい、周りの反応がリアルすぎる笑いに満ちていた。
無愛想で納得いかぬ表情で「承知いたしました」辺りが本当のセリフだったか?ここは美和のシーンだからだ、だが二杯三杯とセリフに掛けて盛った。そんな風に想像すれば皆のあの笑いが納得できる。演技、撮影を越えて皆笑っている、いいシーンだ。

 高杉の妻、雅も胸に積もる想いに突き動かされ夫に会いに行く、しかし時の英雄、
モテないわけがない、女がいて嫉妬に苦しむ、その想いを美和と共有し慰めあう。
これは時代が時代だし今でも浮気や不倫はある、太古の昔からあるものだ、英雄や王となれば当然、というか必然というか、辛いのはわかるが「妻は私よ」ぐらいの大きな気持ちで許すのが一番だと思う、というのは男のわがままな意見だろうか?浮気しない男はいない、とよく言われるが、本当に浮気しない男もいる、稀だがいる。
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 その英雄高杉、今回からはっきり病が明るみになる、後の死因になる結核が悪化する様子が描かれる、これは有名なので書くが彼は明治維新を目前にその病でこの世を去る、世を変える無茶を実行し狂いに狂った張本人が新しい国を見ずに死ぬのだ、これでいいのか、ここが死時だったのか、わからない、だがその名を生涯、私は忘れない。
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 最後に美和が中老に出世する、恐ろしいスピード出世と言えるだろう、それと共に
久坂家の再興も許される、(夫の無念を晴らす)との想いで奥に入った美和、この恩賞で一応の目標は達成した、といっていいだろう。出世コースに完璧に乗った美和、今後の進展はある程度知っているが、残り十数回で数字をどれだけ取れるか?心配だ
 井上のファンでもなんでもないのだが「平清盛」の松山ケンイチ君と数字が変らない、ってか下回っているのはさすがに納得できないし少々の同情もする、あんなヘタクソと一緒にされてはたまったものじゃないだろうし、もし、もしも負けたら生涯の傷になるのは必定、松山と一緒じゃ可哀想だ、演技力は比べるのも失礼、というか松山ケンイチ君は俳優ではない、嫁が有名な素人だ、プロの女優として素人に負けるわけにはいかない、今の数字は製作陣の責任も大きい、だが責任を取るのは主演、井上真央。
プロとして一切の言い訳は出来ない、清盛越えだけはしてほしい、健闘を祈る。
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 2017年NHK大河は柴咲コウ主演の「おんな城主 直虎」

芸能界も相当な人材不足らしい、気の強さだけで1年もつのだろうか?

「グッド・ラック」が絶頂期だった、女は30から、と30まで、に分れる 井川・柴咲

なんせ色気がない、女として魅力をまったく感じない、私だけだろうか?

イツモアリガトウゴザイマス、シニア層への接待キャスティングにしか見えない、

大河は誰がやっても10%は取る、そろそろ大博打が見たい。

渡辺謙を期待している訳じゃない、変化を望んでいる。

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         本当の変化を望んでいるのは

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