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言葉にまつわること

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今日は『戦国へっぽこ列伝』が続くと見せかけてフェイント攻撃w

今日は、どんな仕事でも誇りと責任をもってしましょう、というお話です。ナンチテ。


何かと世間で噂の毎日新聞ですが、その中にちょっと面白いコーナーがあります。
その名は

「毎日漢字」


毎週テーマを決めて、そのテーマに関係する漢語を解説するというもので、昨今の漢字ブームに当て込んだものでしょうが、漢検が何かと問題になっている今、微妙な立場が予想されるコーナーです。

このコーナー、つい先日初めて気がついたのですが(基本的に毎日はスルーなので)、国語・日本語に興味がある方は一読の価値があるかもしれません。

例えば6月5日の「巻雲」。

巻雲

けんうん

 雲のうち最も高い所に現れる、白い繊維に似た雲。「まきぐも」とも読み、すじ雲ともいわれる。「巻」の字にケンの読みが当用漢字表や後の常用漢字表にないため、学術用語として一時「絹雲」という表記を日本新聞協会でも採用していたが、今は学術用語としても新聞用語としても本来の「巻雲」の表記に戻った。

私は真っ先に「まきぐも」と読みました。帝国海軍の駆逐艦にも海上自衛隊の護衛艦にも同名の艦がありましたから^^;

 然し、この記事を読むとつくづく戦後は日本語の危機だったんだなと思います。何故って、当用漢字表や常用漢字表に無いからと言って「巻」が「絹」ですよ!全然違うじゃないですか。当時は漢字を段階的に減らして最終的に廃止するというGHQの愚民化政策が罷り通っていた訳で、下手したら日本も今の韓国の様になっていたかも知れないのです。怖〜〜…
 勿論国語学者を初め、多くの方の抵抗のお陰で現在は反対に増やす方向に動いていますが、民主党が政権を取ったらどうなることやら……何しろ民団と日教組がバックにいますしね。(あ、もしかしたらこのキーワードの所為で、また検索に引っ掛からなくなるかも^^;)

因みに、その漢字削減とを率先して実行していたのは新聞です

代用字とか雑ぜ書きとかをして、日本語の単語を解りにくくしてしまいました。

 まあ、当時の政策ですから新聞だけを非難するのは酷かもしれませんが、新聞にはもう一つ大きな理由があったのです。

 それは、

活字を拾うのが楽だから

です。今はワープロから直接版が起こせる時代ですから問題無いですが、以前は職工さんが一つ一つ活字を拾って原版を作っていたのですから、活字の種類が少なければ管理も楽になり作業も楽になります。

 つまり厳しい言い方をすれば、「言葉を使って情報を伝える職業」の新聞が、効率化の為に「言葉を蔑にした」のです。

 70年代半ば頃、小学生の私が大阪の日経本社を見学した際、案内してくれた方が新しい版下製造装置を見せて下さって、「これからは活字を一つ一つ拾わなくてもいい」と仰っていたことを覚えていますが、当用漢字表に音訓が大幅に追加され、削減(全廃)方針から増加に転じたのが1973年というのは………まあ偶然でしょうねwww

 今日はやけに前置きが長くなってしまいましたが、本題はこの後です。
 6月15日週のテーマは「太宰治」でした。月曜日の第一回の言葉がいきなり「溺死」という、太宰ファンに喧嘩を売っているのかと思わせる選択で笑えるのですが、問題は火曜日の記事。

富嶽

ふがく

 富士山のこと。「富士には月見草がよく似合う」という一節があまりにも有名なのが太宰治中期の短編「富嶽百景」。この「嶽」が「岳」の旧字体だということはそれほど有名ではないと思われる。新字体に統一するなら「富岳百景」の表記になるが、それを採用している本は少ない。この例に限らず「嶽」「岳」の字は、固有名詞では旧字体・新字体の意識なく使い分けられている実態がある。

この「嶽」が「岳」の旧字体だということはそれほど有名ではないと思われる。


 新字体というのは、例えば「曾」と「曽」、「榮」と「栄」、「醫」と「医」、「當」と「当」の様に元の字を簡略化するなどして作ったものです。その元の字が旧字体。

 然るに「嶽」と「岳」は元々別の字です。所謂「異体字」というものでしょうか。
 もし「岳」が近年になって「嶽」の新字体として作られたものだとしたら、中国南宋の名将「岳飛将軍」は「嶽飛」だったことになります。然しある漢和辞典によれば「岳」は「嶽」の古字であり、人名等に使用されているとあります。つまり新字体ではなく、漢字制限に合わせて異体字に統一したと考えるべきでしょう。

 これが普通の記事上や、一般人のブログ上なら笑って許せることですが、仮にも言葉で飯を食っている新聞記者が、(わずか数行の記事とは言え)『毎日漢字』と銘打って書いた文章ですから、その辺のことはきちんと漢和辞典を調べて書くべきだと思うのですが。自分の仕事には必ず「誇りと責任」を持ちましょう。

 ということで、先週毎日新聞宛にその旨をメールしたのですが、今のところ無しの礫。まあ、今までの経験から言ってこういう指摘のメールに対して産経はきちんと回答をくれます(くれました。最近は怪しいですが)が、読売と毎日は返事無しですから、今回も来ないでしょう。
 因みに朝日は何のかんのと言い訳してきますwww


 尚、「嶽」「岳」について、もし本当に旧字体と新字体の関係だという情報をお持ちの方は、是非お知らせ下さい。毎日新聞宛に詫び状を送りますので。
私がとても好きな句があります。
ただ、どうしても出典が思い出せないんです。
川柳だと思いますが、もしかしたら雑俳の一部なのかも・・・

通りすがりの方でも結構です。
もしどなたか出典を御存知の方がいらっしゃいましたら、是非御教示下さい



さびしさは しかってくれる ひとがない




こういう句です。
意味は
自分は年を取った(または地位が上がった)。やりたいことも出来るし、尊敬もされているし、
充分幸せである。
然し、いつの間にか、自分が間違いを犯したときに、私を心配して本気で叱ってくれる人が
周りにいなくなってしまった。
そのことが寂しい・・・
・・・・・・という解釈でいいんだと思います^^;


年を重ねれば重ねるほど、この句が心に染みます。

最近は子供を叱れない親御さんや、叱ることがいけないことだと思っている親御さんも
いる様ですが、子供のうちからこんな寂しさを感じさせてはいけません
間違ったことはきちんと叱ってあげてください。

言葉の持つ意味

言葉と言うのは、面白いものです。

ア:あの店は美味しいけど高い
イ:あの店は高いけど美味しい

言っていることはどちらも〔味○、値段×〕なのに、店に対する評価は明らかにイ>アになっています。

「この近くに銀行がありますか?」

という質問は、形式的には「あるかないか」のYes-Noクエスチョンです。
でも、この質問をされて「はい、ありますよ」とだけ答えて去る勇気のある人がいるでしょうか。
日本人ならほぼ全て、この質問は「この近くに銀行があったら道案内をしてくれ」という意味だと理解するはずです。

また、日本語の場合助詞が一つ有るか無いかで、言外の意味が発生することもあります。

(合コンか何かで)
ア:あなた、きれいですね!
イ:あなたは、きれいですね!

イの方は、下手をしたら他の女性から総すかんを喰らうかもしれません。

ことほどさように言葉は難しく、使うときは細心の注意を払わなければならないものなのですが・・・
最近はそういう言葉の持つ真の意味や、所謂「行間」に鈍感な人が増えているように思えてなりません。一般人のみならず、言葉の専門家であるべきマスコミまで。

例えば次の記事。

 9日午前9時20分ごろ、栃木県警本部に男の声で「人間をこれから殺しに行く」と110番があった。県警は逆探知で宇都宮市明保野町の市文化会館敷地内にある公衆電話を特定、宇都宮中央署員が駆け付けたが、それらしい男はいなかった。市文化会館で同日予定されていた演歌歌手、島津亜矢さんのコンサートは延期となった。

 同署などによると、公衆電話は建物西側にある電話ボックス内にあり、電話は午前9時18分から約40秒間で切れた。男は具体的な方法などには触れなかったという。

 文化会館から連絡を受けた主催者は「万全を期したい」として、午前11時と午後3時の2回予定されていたコンサートを6月7日に延期した。2回の公演で計約2200人が入場予定だった。【山下俊輔】

今日(5月9日)の毎日JPの記事です。最近多い愉快犯でしょう。
記事自体は別段問題はないのですが、そのタイトルはというと・・・


これ、取りようによっては「島津亜矢さんが殺人予告電話をした」とも取れてしまいます。
というか、私は見た瞬間まずそういう印象を受けました。
私が島津さんなら、このタイトルを見てきっと不快に感じたでしょう。
記者は「:」が有るから良いとでも思ったのでしょうか。
これを「会場から殺人予告電話 島津亜矢さんのコンサート延期に」としても、字数もそれ程増えるわけじゃないし、確かに若干インパクトが弱くなりますが、誤解や失礼を避ける方を優先させるべきじゃないでしょうか。

このタイトルは、まだ「さん」が付いているから良いですが、これがもし「〜教授」や「〜大臣」の様に敬意を表すときも、単に記述するだけのときも同様に表記されるものだったら・・・



そんなことしていると、ただでさえ落ちてる信用がマイナスになっちゃいますよ・・・

国の手形の話

 我が家は代々朝日新聞が嫌いで、取ったことがありません。
と言っても別に政治思想とか記事の捏造とか、そう言う難しい話ではなくて。
「あさひしんぶん」って言えないんですわ、これが。

 うちは代々東京で、と言っても世に知られている「べらんめぇ調」の下町ではなく山の手の方なんですが、それでもやっぱり「ひ」と「し」の区別が一寸・・・布団は中学生になるまで「ひく」物だと思っていましたし、「ひしひしと」なんて未だに「ししししと」になったり「ひししひと」になったり・・・orz

 私のことはさて置き、方言っていいですよね。
 私が生まれ育った所は方言が薄いと言うか少ないと言うか、あまり目立たない地域なので、標準語とはっきりきっぱりと違う方言がある地域が羨ましいです。
 
 水大師氏のブログ「田舎暮らし」の様に方言で書かれているものを読むとワクワクします!
『田舎暮らし』はこちらから

 最近は方言ブームで、各地で方言の復権が進んでいるようで嬉しい限りです。
 ただ、不満もあります。若い人の中にはまだ本来の方言ではなく、中途半端に標準語と混じった方言を使う人も多い様ですが、そう言う人の中に「そんな言葉は今は使わない。使うのは年寄りだけだよ」と言う人が多いですが、お年寄りだって今を生きている立派な地域社会の構成員ですよ?
ついでに言えばこれからの日本は超高齢化社会になる訳ですから、寧ろ主役は御老体の方です。

 勿論、言葉が時代と共に変化する物だと言うことは良く判っています。一応これでも日本語を教える立場ですから。
 しかし、言葉と言うのは出来る限り保守的に守る中で、百年単位の時間を掛けて徐々に、そして自然に変化する物ではないでしょうか。

 と言う訳で皆様、是非お年寄りと沢山話して、正しい方言を継承して下さい。




 因みに件の「朝日新聞」は、私の世代は(意識すれば)流石にきちんと発音出来ますが、やっぱり取りません。
反日は嫌いですから

以和爲貴

以下はただの妄想小説です。
決して本気になさらないよう、お願い申し上げます。(んな奴ぁいねえw)


今を去ること千数百年前。

大陸の東、黒潮の流れ行く遥か沖合いに連なる島々に一つの国があった。
大陸に比べれば狭い地であるが、海の幸山の幸に溢れ、人は純朴にして勤勉。正に国のまほろばであった。
遥か西、イスラム世界にまで知られ、『千夜一夜』にも記載されていると言うその国の名は「倭国」

倭国は平和で実り豊かであったが、悩みも抱えていた。

西のかた大陸や半島では戦乱相次ぎ多くの流民が発生、その多くが安寧を求めて倭国に雪崩れ込んで来ていた。
倭国を統べる大君は広き心を持って彼らを受け入れた。流民には知識階級や高度な技術を持つ職人が多く含まれていたので、倭国では住まいとともに職を与え彼らのたづきの道を開いてやった。

然し流民たちはその好意をいいことに自らの勢力拡大を図り始めた。
「倭国の発展には大陸や半島との交流が不可欠である。吾等は彼の地との縁故も深く、必ずや倭国の発展に寄与できると信ずるものである」

素朴な倭国の民は始めは彼らの言を信じ、彼らに援助もしていた。然るに、流民たちがまつりごとに手を伸ばし、国の舵取りにまで食指を動かし始めると、一部の倭人たちが彼等に疑問を抱くようになった。
「何故彼等は執拗に大陸や半島を礼賛するのか。何故ありもしない不安を煽り民に疑心を抱かせるのか」

やがて彼等流民たちの暗部が明らかになってくる。
彼等が目指すのは倭国の発展ではなく自らの利得。そして自らが栄える為には大陸や半島に国を売ることも厭わない。
然し流民達と彼等の飼い犬達が長年に亘って巧みに流した噂は、毒となって倭国の民の目を曇らせており、流民達の姦計は着々と完成に向かっていた。
彼等の陰謀を暴き美しい国を取り戻さんとした大君が暗殺されるに至っても、多くの善良なる民は噂に目を覆われ真実に気付かずにいた。

倭国の未来は風前の灯であった。


然しここに一人の英雄がいた。
先々代の大君の忘れ形見にして、ときの皇太子兼摂政。その名を厩戸皇子。

彼は内には流民勢力内の主流反倭派と傍流親倭派の争いを巧みに利用しその勢力を分散させ、外には大陸に対して堂々たる外交を展開することで国力を増強し、民に誇りと自信を取り戻させて行った。同時に大陸によってつけられた「倭」の字を改め「和」とすることで、民族自決の意志を示した。

勿論、彼に反対する者も多かった。流民勢力のみならず、身内である筈の朝廷の臣にすら彼に逆らおうとする者がいた。彼は傷付き、敵の姦計によって盟友も斃れた。

然し、最後の最後に彼は勝利する。
国法を大きく改め、流民勢力の力を大きく殺ぎ、大陸半島と一線を画し、そして和国を「和人の、和人による、和人のための」国として建て直したのである。

そして新たに制定した憲法の第一条にこう記した。

和を持って貴しと為す(以和爲貴)

この国に住まうからには和の文化を尊重せよ。そして国を愛せよ。その思いを込めて。

尚、この改革で追い落とされた流流反倭派勢力を、略して民主と言ったかどうかは定かではない。

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