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山内圭哉の頭の中がちょいカユいんだ!

書庫日記

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御報告


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老人の尿切れの悪さのような中途半端な残暑感ずる今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか?


私はと申せば、テレビ朝日金曜ナイトドラマ「民王」の撮影が完了し、十月一日に初日を迎えるこまつ座「十一ぴきのネコ」の再演の稽古に励んでおる日々で御座候。

八月は、とてもバラエティに富んだ月でありました。

「民王」の撮影は勿論、来期のNHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」の撮影、そして「EMPTY STAGE」というお笑い即興イベントにて独りで三十分喋るということもやらせていただき、更には「劇的!音楽祭」という演劇人中心の音楽ライヴイベントにも、自身のバンド・Wat Mayhem Orchestra(ワット・メイヘム・オーケストラ/以下W.M.O)で参加させて頂いた。
とても楽しく充実した夏でありました。

そんな充実した夏に御報告。
私のバンド・W.M.Oは、8/31のステージを以って解散させて頂くことにしました。

W.M.Oは当初から、「とにかく楽しめる場所にしよう」と決めておりました。
「楽しいこと」を必死でやろうとすると、「しんどいこと」や「面倒くさいこと」が必然的に生じるものなのですが、ここ何年か「しんどいこと」や「面倒くさいこと」が「楽しいこと」を上回ってしまってることが多く、なんだか本末転倒なことになってきたので、ならば止めれば?と思ったのでした。
私がそう思いだした時をほぼ同じくして、ドラム担当の前田一知くんが本格的に落語家になるため弟子入を考えていたのだから、タイミングなのでしょう。

私も齢四十三となり、これから先どれだけ新しいことと出会えるのか、考えるようになりました。
今あるものを守るより、新しいことをやっていきたいのです。

というわけで、W.M.Oは終わり。

ライヴ会場に足を運んで下すった皆様、本当に有難う御座いました。
皆様と共に作っていったようなものですよ、W.M.Oは。

W.M.Oで自分が作った曲などは、また機会あれば演奏したいとも思ってますので、また私が音楽活動する際には懲りずにお越し下さいな。

最後に、W.M.Oのメンバーに多大な感謝を。

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トークライヴ「山球」も無事に終わった。

相変わらず弾けた時の福田転球は日本一面白いな。しかしあれやね、話してると時間はあっちゅう間に過ぎるもんやね。なんてなこと思いながら、緑茶をすする朝。窓からは、けたたましく鳴く烏の声。春の兆し。

「ああ、若干烏がうるそおますが、おおかた穏やかなこってすなあ」と、今一度寝床に入って惰眠を貪りたいとこであるが、そうも言うてられんのはライヴが控えておるから。四月一日と三日に。

数年前に、音楽好きの方のみならず、演劇ファンにも楽しんでいただこやないか、言うてワット・メイヘム・オーケストラ(Wat Mayhem Orchestra/略してW.M.O)というバンドを始めた。私は。

そんなコンセプトなので、皆が盛り上がれるように、基本は人の曲やろか、ちゅて。
吉幾三さんとかPerfumeさんとかやしきたかじんさんとかきゃりーぱみゅぱみゅさんとかの楽曲をアレンジして演奏しょやないか、ちゅて。
ほたら、あんまり音楽興味ない人でも、知ってる曲やったらちょと楽しやんか?

あと曲と曲の間のお喋り(音楽業界ではこれを“MC”という。あ、知ってる?)も、通常のバンド・ミュージシャンよりは長めに、笑えるお話なんかしたりしてやね。皆様の御機嫌を伺おやないか、ちゅて。

バンドのメンバーも、中々に楽しい人達である。

劇団の頃よりの仲間で、伝説の落語家・桂枝雀師匠の長男である前田一知がドラム。
我が師・中島らもの長女・中島さなえがサックスとコーラス。
ハードコア界では知らない人はいない伝説のバンド・ニューキーパイクスの岩田有史さんがギター。
見た目は可憐な女子だか実は空手家、ベース弾く様は男勝りの中鉢優香がベース。
このレギュラーメンバーに加え、フレキシブルメンバーとして、容姿とは裏腹な尻子玉が抜けるよな変な声が魅力な女優・吉本菜穂子がアコーディオン。
立ってるだけで淫靡なニューハーフ女優・高山のえみがコーラス。
男三人・女三人・オカマ一人という混沌とした編成で活動しておる。

で、またライヴをやる。
四月一日に東京下北沢CLUB251、三日に大阪心斎橋サンホールで。

今回は事情によりフレキシブルメンバーの二人がお休みなので、ゲストメンバー欲しなと思て阿佐ヶ谷スパイダースの中山祐一朗さんに「今度のライヴでコーラスやりにけえへん?」とLINEした。
そしたら「あ、やりたいやりたい」と返信がきたので、「ほな曲送るからコーラスパート覚えてくれる?」と送った。
その返信が、「俺、鼻笛もできるよ」だった。
…鼻笛。鼻笛という楽器なのか、自身の鼻を笛にするのか、というか「コーラスパート覚えてくれ」に対しての返信が「鼻笛できるよ」である。彼らしい。
そんな彼のことだから、何かしらしでかしてくれるだろうと思う。乞うご期待。

で、先日の「山球」の際、福田転球と話してて、「暇やったらライヴ遊びに来なはれや」ちゅたら「あ、行こかな」ちゅもんやから「ほなあんたも歌いや」ちゅて。
ま、スケジュールが空いてれば、福田転球も来て歌う。東京公演だけやけど。

そんな貴重なライヴなので、皆来たらええやんかと思うわけですわ。
来て皆で騒ごや、ちゅて。
最近、おもんないこと多いやん?
たまに皆で集て歌て呑んで騒いで、また次の日から生きましょうよぅてな感じですかねー。ねー。

チケット予約は簡単らしいでっせ。
watmayhem@gmail.comに御名前・日・枚数をメールするだけやってねー。ねー。

あ、チラシ画像を載せときますわ。
全力で御機嫌伺わせて頂く所存ですのんで、是非是非ねー。ねー。

ねー。

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実在も実在

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役者を生業として生きさせていただいておるのだけれど、つくづく「役者ちゅのはいろんな役にならんとあかんねんねー」と、朝から頬を膨らませ珈琲を啜りながらあったりまえのことを思っておる。

だって、己が今までやらせていただいた役柄をざっと思い出してみると、ヤクザ、江戸町人、精神障害者、ネイティヴアメリカン、林正之助、探偵、殺人者、猫etcと、まあいろんな人・動物になってきた。

そして、こないだは川辺ヒロシさんになった。TOKYO No.1 SOUL SETのDJの方。

役者が実在の人物を演じる機会は多かろうと思うが、ほとんどは歴史上の人物であって、現存されて年齢もそない変わらない方を演じさせていただくことはあまりないと思うのあたし。

それは、NHK-BSプレミアムドラマ「461個の“ありがとう”」というドラマで、本日22:00から放送されるそうなので、良かったら観ていただければと思うし、私は普段自分の出ている作品のオンエアは観ないタイプの方なのだが、川辺さんを演じさせていただくという珍しいパターンの作品なので観てみようと思ったのだが、今夜は福田転球とトークライヴ「山球」@新宿ロフトプラスワンなので観れないやんかぁと、頬膨らませ珈琲を啜った。

労働休息極端也

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まったくもって、極端である。

昨年は演劇を五本もやってしまったので、多忙であった。休む間がなかった。

「たかだか演劇五本やたからて、あんた休む間くらいあるやろ」と思った御仁は甘い。アメリカのチョコレート菓子くらい甘い。

通常、演劇は稽古に一ヶ月かかる。

「なんで一ヶ月も要んねんな、そなもんちゃっちゃと三日くらいで仕上げたらどやねんな」と思った御仁は甘い。並ばな買われへんドーナツくらい甘い。

演劇ちゅうのは総合芸術である。演出・役者・美術・音響・照明・衣装エトセトラが互いのチューニングを合わせ、大事に大事に積み上げて作っていくのである。
我々役者は、その演目の世界を演じるだけでなく、生きなければならない。ちゃちゃっと作ってごらんなさいな、それ風の上っ面な演技になってしまって、観客を世界に誘うどころか、眠りの世界に誘ってしまうことになるやないの、あなた。
だからして、最低でも稽古は一ヶ月は必要となってくる。
で、本番。東京公演が、ま、大体、三週間前後ある。
その後、地方公演に行く。不況の煽りか以前に比べて少なくなったとはいえ、二〜三箇所は地方都市に出向く。
すると、どうなりますぅ?(この「すると、どうなりますぅ?は、眉を八の字にして目を丸くして唇すぼめ気味で発音して下さい)。
これ全部含めたら、演劇公演一本につき、大体二ヶ月はかかることになる。
これ、あんた、年に五本やてみなはれや。ほぼ一年埋まってしまいますやんか。

「なんでやねな、二ヶ月五本で十カ月やんけ。二ヶ月空くやんけ。休めるやんけ」と思った御仁は甘い。元、立身出世劇場座長・関秀人のピロートークくらい甘い。

その空いたところに、ドラマやらライヴやらを詰め込んでいくわけだ。
「貧すりゃ鈍す」の逆で、忙しいとこには何故か仕事が集まってくる。
昨年の私はそんな状況であった。
その結果、得るものは大きかったが、心身の消耗も思ってたよりあって、「ま、今年はゆっくりしよやないかい」と舞台を一本に絞った。

「また極端やな、絞り方」と思った御仁、その通り。

「さて、休も」とリビーングのソファーに身体を沈めても、妙に落ち着かんのである。休み方がようわからんのである。急に休むから、僕。

労働と休息は、ええ感じにルーティーンせんと、逆に身体おかしなりそやわと思った今年初頭であった。

PS. 冒頭の写真は、4/1下北沢251・4/3心斎橋サンホールでやる私のバンド・W.M.Oのライヴ時に発表予定の新作CDのジャケ内の写真のアウトテイク。
良かったら、ライヴ来て下さいな。
あ、あの、その前に15日に新宿ロフトプラスワンで福田転球さんとのトークライブ「山球」がありますのんで、それも良かったらおいで下さいまし。て、長いなPS。

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今年は演劇公演は秋頃に一本しかやらんのだけれど、かといって、布団で惰眠を貪り、目が開いたらとりあえずスマホを弄りパズドラで潰すよな時間はなく、ドラマなんかの映像作品に参加させていただいたり、バンドのレコーディングやったりで、何かとせわしなく過ごしてはおるのだが、それでも舞台を五本やった昨年に比べればちょっとした時間はあって、こないだも家内の使いで、明るいうちからスーパーマーケットに参って「ほほう、今は白菜はこんなに値がはるのか」とか「うわ、旭ポン酢あるやんか。八尾の。大阪の。それが東京で買えるんですかー」とか唸りながら夕餉の食材を買い、その帰り道に薬局へ寄ってトイレットペーパー購入して帰宅、結果食材を買いすぎて家内に叱られ、泣きながらゴミ出しに行ったり、サッカー部の息子の試合を観に行ったはええが一試合目と二試合目がの合間にタイ料理屋でビイルを呑みすぎて途中で帰ってしもたり、庶民に、父に、旦那になったりして今日この頃を過ごしている。

昨年が忙しかったので、当たり前の日常を過ごすのが新鮮に感じる。おもろい。

先日も、とある稽古場の近くの大衆酒場が閉店すると聞いて、ご挨拶に伺った。
このお店のことは、2013年6月15日に「深く。せんべろ。」というタイトルでブログに書いたので、興味ある御仁は探して読んだらよろしやん。
したら、「G2」と書いた宝焼酎のボトルが残っていた。
おそらく、あの手の大きい演出家が入れはったボトルであろうと思われたので、私が責任を持って呑み干しておきましたとさ。

で、今はドラマの撮影のため、北海道は旭川に居る。

緩急の効いた毎日である。

寒い。

山内圭哉
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