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健康保険

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高額医療費

新しい書庫を作りました。
 
改めてみる随分と書庫が増えました。
 
 
さて、私め、カミサンと二人で不本意ながら年末に緊急入院をしました。
 
それは一酸化炭素中毒で平成22年の12月30日から平成23年1月4日まで合計6日間の入院でした。
 
二人とも救急車で運ばれて、入院の6日間は集中治療室にはいったままでした。
 
幸いにも現在は回復いたしまして元気なんですが、先日医療費の請求書が送られてきました。
 
怖いですねー、医療費。
 
いったいいくら?
 
 
病院を退院する時には医療費の清算が行われて、その額がわかります。
 
そのとき示された額はおよそ60万円で、これは医療費全額の3割に相当する金額です。
 
医療費全額でみたら一人6日間でおおよそ100万円、二人で200万円になりますね。
 
こんな金額、保険がなかったら頭痛で直ぐにもう一度入院ですね。
 
保険のおかげで3割負担二人でで60万円。
 
でも、この金額にしても当分立ち直れない相当な金額です。
 
でも、安心できるのは高額医療費制度というのがあるからです。
 
これは医療費が一定の限度額を超えた場合は、その支払は限度額の支払でよろしいという制度です。
 
つまりそれは
 
① 80,100+(医療費−267,000)×1%
 
この計算式で計算された金額を支払えばそれOKという制度です。
 
この計算式は70歳未満で健康保険の標準報酬月額が53万円未満の人たちに対するものです。
 
この制度のお陰で私達の支払金額は安く済みます。
 
ただし、この計算式の「医療費」には「食費」は含まれていません。
 
つまり食費は実費支払うということです。
 
その金額は1食260円で、1日780円です。
 
私達はそれぞれ13食いただいていました。
 
合計3,380円。
 
だから上の計算式で出てきた数字に3,380円を足した数字が支払額になります。
 
ちょっとその計算をしてみます。
 
おおよそでということで、食費も含めて一人100万円の医療費ということでやってみます。
 
② 80,100+(100万円−267,000円)×1%=87、430円 これが一人分です。
 
一人30万円支払うことを思えば安くすみますねー。
 
 
ところがですね、ここに落とし穴があるんです。
 
それはこの高額医療費は同一月毎の支払に対して適用されるんですよ。
 
つまりどういうことかといいますと、私達は平成22年の12月30日に入院をして、翌年の1月4日に退院しました。
 
2ヶ月にまたいで入院したわけで、私達の場合12月分、1月分と別個に計算されます。
 
それで、それぞれの月の額を計算すると
 
③ 80,100+(580,000円−267,000)×1%=83,230円 これが12月分
 
1月分は81、630円になります。
 
これらを合計すると、164、860円。
 
二人で329、720円になります。
 
もし、これが1月1日に入院して6日に退院していたら、最初に計算した87、430円で済むわけです。
 
約半額ですね。
 
二人でも17万円余りです。
 
同じ日数の入院でも月をまたぐと倍の金額になるんですよ。
 
みなさーん、入院する時は月初めにしましょうねー。
 
 
それはともかくとして、請求された額を全て医療費として計算したのでこの額ですが、食費などを含めない額で計算をして、後で食費などを加えるとこの金額はもう少しアップして実際には33万余りでした。
 
これでも3割負担である60万円に比べたら半額に近いですが、結構な金額です。
 
これが先日病院から届いたのです。
 
それでもこの金額、、、、、頭いたー、、、
 
 
 
でも、でも、でもですよ。
 
実はこの高額医療費の制度にはもう一つルールがあるんです。
 
それは「家族のなかで同一月に2人以上の高額医療費にあたる人があると、その医療費の額は合算して計算される」というものです。
 
これは高額医療費の計算式の「医療費」のところに二人の医療費の合計額を当てはめて計算された額の支払でよいということです。
 
するとですね、12月分は
 
80,100+(116万円(58万×2です)−267,000)×1%=89,030円
 
1月分は85,830円となり、合計174,860円です。
 
33万円余りが174,860円で済むわけです。
 
つまり簡単に言うと高額医療費の負担額は約一人分で済むということです。
 
いやー、助かりますねー。
 
例年より少し多めに出費した正月旅行であったと思うことで済ませられそうです。
 
この高額医療費はつい数年前までは、一旦患者さんのほうで3割を支払って後、請求手続をして差額が戻ってくるというものでした。
 
それが現在では病院側で差額が控除されて支払うようになってますので、一旦3割を支払う必要がなくなりました。
 
で、そう思っていたら、送られてきた請求書は「同一家族」として計算されていない金額のままでした。
 
何でこの金額なの?
 
私は仕事柄知識としては先ほど書いたことを知ってはいましたが、送られてきた請求書の金額を見て、その自信が少し揺らぎました。
 
「これ、おかしいわ。私行って聞いてくる。」
 
カミサンはそういうと、書類をもって年金事務所へ自転車で出かけていった。
 
健保協会は年金事務所にあります。
 
カミサンが年金事務所へ行っている間、私は条文を確認する。
 
やっぱり、「同一家族」の規定に間違いはない。
 
カミサンは直ぐに帰ってきた。
 
「あのね、受付の人に私が書類を見せたら、『あ、山海さんのご家族の方ですか。』っていわれたわ。それで名札を見たら社労士さんで○○さんっていう人だったわよ。知ってる人?」
 
「あー、○○さんね、そういえばあの人嘱託で受付をやっていたわ。そうか、今日はあの人の担当日か。」
 
「『今年になってまだお目にかかっていないけど、お体は大丈夫ですか』ってビックリしてはったわよ。」
 
「うん、まだ会ってないわ。ふーん、それでどうやった。」
 
「ええ、『家族が同じ月にって珍しいですから。』といって直ぐに調べて書類を出してくれたわよ。これに書いて出したらいいんだって。」
 
「あ、そういうことか、『同一家族』については病院も知らなかったということか。」
 
そういうこともあるのか。
 
一つ覚えた。
 
昼食後カミサンは直ぐに書類をかき上げると「行ってくるわ。」と言い残して出かけていった。
 
ところが今度は書類を出すだけなのに帰りが遅い。
 
心配していたら、やっと帰ってきた。
 
「ほんとに、頭にくる。」
 
「どうしたん?」
 
「それがね、行ったら受付の人が変わっていて、『そんな制度はない』って言うのよ。」
 
「それって、職員やろ。」
 
「そう、職員やった。」
 
結局押し問答の末、その職員さんは上司に聞きに行って「同一家族」のことを知ってやっと書類を受け取ったとか。
 
それにしても記入した書類まで持参しているのに。
 
みなさん、どう思いますか。
 
一般の人で高額医療の「同一家族」の制度を知っている人がどれだけいます。
 
「同一家族のルール」を病院が知らなかったのはともかくとして、健保協会の職員も知らないなんて。
 
もし、一般の人が最初にこの職員さんに対応されていたら、どうなっていたでしょうね。
 
あの人達の自覚のなさ、無責任さは相変わらずですね。
 
なんだか悲しいものがありますね。 
 
 
 
 
 
 
 

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