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○世は、令和の時代となって、元号令和の話で持ち切りである。元号令和は、「万葉集」巻五の、天平二年正月十三日の『梅花の歌三十二首』の序文、
   天平二年正月十三日、萃于帥老之宅、申宴會也。
   于時初春令月、氣淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香。(以下略)
から成るものだと言う。

○本来、元号は、昔から四書五経や史記などを典拠とするのが習いであった。それを初めて、「万葉集」に典拠を求めたわけである。極めて画期的な話であるが、いかがなものか。元号が一回きりのものなら、それで良いけれども、継続性のものだと考えると、今後、何処から元号を求めるのか。甚だ不安な気がしてならない。歴史を踏襲する話では無いからである。

○もっとも、日本文学を専攻する者としては、甚だ嬉しい話ではある。いまどき、「万葉集」など、なかなか読んでもらえない。そういう意味では、「万葉集」が俎上に上っただけでも良しとしなければならないのかも知れない。

○たまたま、大隅国大隅郡大隅郷を考える上で、枕詞『おおすみの』とか、枕詞『たかくまの』、枕詞『かもつきの』などの話をした。
  ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『大隅の垂水』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41727961.html
  ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『高隅の串良』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41729511.html
  ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『かもつきのあひら』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41730040.html

○こういう話をすると、単なる語呂合わせだとか、妄想だとおっしゃかも知れない。しかし、それは枕詞をご存じ無い方の言い草に過ぎない。「万葉集」の時代が枕詞の終焉期であることを、ほとんどの方がご存じ無い。

○そういう意味で、枕詞「天降付く」を例にして、お話したい。枕詞「天降付く」をご存じだろうか。枕詞「天降付く」は、現代では、皆目意味不明の枕詞だとされる。何処にも詳細な説明解説など、存在しない。

○枕詞「天降り付く」について、岩波古語辞典には、次のように案内する。
      天降り付く(あもりつく)
  ・[枕詞]香具山が天から降下したという伝説によって、「香具山」にかかる。
  ・天降り付く天の香具山霞立つ春に至れば〈万二五七〉

○諸本を見ても、これを越える案内はない。つまり、枕詞「天降り付く」は、香具山にかかる枕詞として認識されているが、それがどうしてかは、上記のような伝説以外にはないことが判る。

○現代でも、この説明は踏襲されている。つまり、万葉学界の常識がこういうことである。しかし、そんなおかしな話は無い。天から山が降って来たと言う説明など、小学生だって信じない。つまり、枕詞「天降り付く」は、誰も真面目に検証したことさえ無いことが判る。

○もっとも、枕詞自体が神代のものであるから、それを検証すること自体が無理だと誰もが思っている。ところが、日向国は違う。日向国では、現代でも、枕詞が生きている。日向国なら、普通に、枕詞「天降り付く」を説明し、検証することができる。

○当古代文化研究所では、枕詞「天降り付く」について、長い間、検証を続けて来た。その結果が結実したのが、2012年12月5日の、次のブログになる。
  ・書庫「竹島・硫黄島・黒島:ブログ『枕詞「天降り付く」の真実』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/37290249.html

○判るように、枕詞「天降り付く」の風景は、日向国なら、現在でも、普通に眺めることができるのである。つまり、日向国では、枕詞「天降り付く」の風景は、現代でも、実際の感動的な一風景なのである。そういうものがもともとの枕詞なのである。

○ついでに言うと、香具山も、もちろん、日向国のものである。香具山は奈良県橿原市に存在するではないか。嘘を付いてはいけないとおっしゃるかもしれない。しかし、あれは本物では無い。あれはレプリカに過ぎない。僅か標高150辰両山が香具山であるはずが無い。

○当古代文化研究所では、そのことについても、実際、大和三山に7回登るなど、丁寧な検証を加えている。詳しくは、以下のブログを参照されたい。
  ・書庫「大和三山」:121個のブログ
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/folder/1201946.html?m=l&p=1

○枕詞「天降り付く」についての検証も、次のようになる。
  ・書庫「竹島・硫黄島・黒島:ブログ『天降付く天の香具山』〜2012年10月17日〜
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/37128661.html
  ・書庫「竹島・硫黄島・黒島:ブログ『枕詞「天降り付く」の真実』〜2012年12月5日〜
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/37290249.html
  ・書庫「天孫降臨の世界山」:ブログ『中西進名誉教授に聞く〜其の七〜』〜2013年12月〜
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/38430690.html
  ・書庫「天孫降臨の世界山」:ブログ『天降付く天の香具山の風景』〜2014年1月12日〜
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/38467251.html
  ・書庫「邪馬台国三山」:ブログ『天降付く天の香具山』〜2015年1月30日〜
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/39404361.html
  ・書庫「日向国の万葉学」:ブログ『枕詞「天降付く」』〜2016年8月12日〜
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/40513610.html
  ・書庫「日向国の万葉学」:ブログ『天降付く天の香具山の風景』〜2018年11月11日〜
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41571088.html

○その後、ブログ『枕詞「天降付く」が教えること』を書き始め、これまで
  ・書庫「日向国の万葉学」:ブログ『枕詞「天降付く」が教えること』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41571780.html
から、
  ・書庫「日向国の万葉学」:ブログ『枕詞「天降付く」が教えること:其三十五』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41611494.html
まで、35回に渡って、書いている。

○こういう話を書いている最中に、鹿児島では珍妙な事件が起こって驚いた。それが『山頂に沈む夕日 「ダイヤモンド桜島」』事件である。桜島の山頂に太陽が沈む時期があると言う話である。2018年12月13日に、さも、最近起こった大事件のように、大々的に新聞で取り上げられ、テレビでも報道されて、驚いた。と言うか、笑ってしまった。

○最近の新聞やテレビは、まるで教養が無い。『山頂に沈む夕日 「ダイヤモンド桜島」』事件など、笑止千万、そんなことは、それこそ、神代の昔から普通に見られる風景なのである。いまさら、事件でも何でも無い。

○万葉時代の人々は、それを『天降り付く天の香具山』と形容した。「ダイヤモンド桜島」などより、遥かに高級な表現である。そんなことも知らないで、新聞テレビが大騒ぎする。まるで茶番である。

○そんなことより、目の前にある桜島が香具山であることの方が、遥かに大事なことなのである。そんなこともご存じ無い新聞やテレビと言うのは、何なのだろうか。ただ、驚き、呆れるしかない。

○このことについては、以下のブログに書いている。
  ・書庫「日向国の万葉学」:ブログ『山頂に沈む夕日 「ダイヤモンド桜島」』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41603074.html
  ・書庫「肝属町の三岳参り」:ブログ『ダイヤモンド桜島』
  https://blogs.yahoo.co.jp/yan1123jp/41635368.html

○枕詞は現代にも生きているし、それは現代でも、十分通用する。日本語表現の粋みたいなものが枕詞なのである。枕詞を研究することが日本語を研究することでもある。枕詞「天降付く」は、私たちに多くの事を教えてくれる。

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