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経済産業省は26日、首都圏の地下にある「南関東天然ガス田」の調査結果を公表した。地下水にメタン濃度の高い天然ガスが溶け込んでいる地層がどの程度の深さに分布しているかを概略で説明しており、工業用水を採取している企業などに注意喚起するのが狙い。調査結果は同省のホームページで確認できる。報道発表
6月に東京・渋谷の温泉施設で爆発事故が起きたのを受け、同省が独立行政法人の産業技術総合研究所に調査を委託した。
分布範囲と対象層
千葉県を中心に東京都・神奈川県・埼玉県・茨城県に広がる「南関東天然ガス田はわが国有数の天然ガス産出地域です。
主に上総層群といわれる地層(砂と泥の互層)の中の地下水にガスが溶け込んだ状態で存在し、ガス層を形成しています。
上総層群は今から300 万年から40 万年前に海底で堆積した地層であり、所により差はありますが、おおむね深度100m から2,000m にわたる広い範囲で堆積しています。
天然ガスの性質
主成分はメタンガスであり、約99%を占めます。メタンガスは無色・透明・無臭であり、人体に有害でもありません。
ただし、酸欠や爆発には注意を要します。具体的には空気に対する比重が0.55 と軽く、密室では天井に停滞しやすい性質があります。
さらに、空気に5%〜15%混入しただけで火気にふれると爆発する可能性があります。
天然ガスの成因と産出状況
南関東天然ガス田のメタンガスは上総層群が堆積する際に植物等の有機物が取り込まれ腐敗して生成されました。
上総層群は海底で堆積したため、メタンガスは塩分濃度の高い地下水(「かん水」と呼ばれる)に溶け込んでいます。
したがって南関東天然ガス田に限って言えば、塩分濃度がガス胚胎の一つの指標になります。
また、天然ガスの溶解度は深度に伴って圧力に依存するものであり、上総層群内の国本層から黄和田層にいたる範囲で多量に融解しています。
ガス開発などで減圧され遊離した場合に、梅ヶ瀬層と大田代層で特にガス胚胎が大と報告されています。
この天然ガス自体はご存知の様に都市ガスの原料です。
日本のヨードは地下水(かん水)に含まれるヨウ素塩より精製しています。
日本はヨード産出量世界第二位、埋蔵量は世界一で数少ない輸出できる資源です。主産地の千葉県をはじめ、ヨードを含む温泉も各地に見られます。
ヨードは人体に必須のミネラルであると同時に、様々な性質を持ち、色々な分野で幅広く使用されています。身近なところではヨードチンキやうがい薬が挙げられます。 ちなみにヨード卵はニワトリにヨードの多い飼料を与え、卵にヨードが含まれるようにした商品です。 日本では、海草や魚介類を良く食べるため、不足することはまずありませんが、内陸の国々ではヨード不足が健康に深刻な影響を及ぼします。 千葉県では,モンゴルのヨード欠乏症対策支援として平成8年から5年間ヨードを無償提供しました。
ヨードの特徴 概要 備考
ミネラル 体内のヨードの大半が甲状腺に貯蔵、必要に応じホルモンとして放出される。
発育、中枢神経系の機能維持、などに関与する。
欠乏すると甲状腺肥大、肥満症、むくみ、疲れなどの症状、長期に過剰に摂取すると稀に甲状腺異常を引き起こす。
海藻類、とくに昆布に多く含まれる。 ダイエットや美肌、毛髪についても注目されることの多いミネラル。
栄養補助食品や食品添加物の原料にも用いられている。
日本人は食生活上十分に摂取しており欠乏症は見られない。
除菌 多くの細菌・ウィルスに対し有効で、即効性がある。 刺激性が低く、幅広く使用されている。
工業用途 写真感光剤、触媒、安定化剤、液晶表示板の偏光フィルムなど多くの分野で使用される。 酸化剤、還元剤両方の性質を持ち、反応中間体としても利用される。
温泉成分 ヨードは温泉法に定められる成分の一つ。
塩化物泉に分類される温泉に見られる。 ヨードの産地、千葉、新潟、宮崎をはじめ全国にヨードを含む温泉がある。
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