全体表示

[ リスト ]

骸骨を乞う

骸骨を乞う  主君に一身をささげて仕えた身だが、老いさらばえた骨だけは返していただきたいの意
         《「晏子春秋」外篇から。》辞職を願い出る。
 
 
 
 大好きな、『彩雲国物語』のさいごのお話。読み終えました。
 あまりのお話の重さに、途中何度も挫折しそうになりました。
 女の子向けライトノベルだったはずなのに、あのライトさはかけらも無くて。。
 
 
 登場人物たちの、過去とその後のお話でした。
 知りたくなかったような、知ってよかったような。。。
 
 短編集だったのが、救いです。あの話の一つ一つを、あれ以上深く語られたら、立ち直れないです。
 たかが小説なのに、こんなに落ち込まされてしまうなんて。
 
 最後の短編。「運命が出会う夜」だけ、時系列が違ってたので、他界してた人達が元気で。。
 思い事柄を取り扱ってはいるのですが、何故か明るくて、、救われました。
 こんなに感動させられて、なんか悔しい。
 
 あまりにも理想的な宰相として描かれていた「悠舜」。
 この人の行動や言葉は、何が真実で、どこまで信じていいのか、つかめない人で。。
 すべてはそういうことだったんだねと、しっくりきました。
 それでも。ありすぎる程にいろいろあった人だけれど、最後の最後に幸せに包まれて、良かった。。
 
 それから、生きることへの執着が薄かった彼が、もう少し生きたかったって、思えるようになったこと。
 もう無理なんだけど、そう思えたことも、彼には救いだったように思います。。
 
 
 「旺季」 この人も謎。
 悪い人のはずなのに、、なんで主人公の敵側の人達からあんなに慕われて、支持されてるのか疑問でした。
 本編で解決されなかったその謎が明かされました。。
 私は、知りたくなかったかもしれない。
 いっそ悪い人のままでいてくれた方が、辛いことも痛みも全部、この人のせいに出来たのに。
 
 あんな風にしか、生きられない損な人。回り道ばっかりで、弱いものに手を差し伸べることをやめられなくて。
 仕方がないって言葉で、すべてを受け入れて。。
 この人には惚れたくない。辛すぎるから。
 
 
 「悪夢の国試組」の三人。
 最後のお話で、主役でした。
 悪魔の国試。
 本編では詳しく描かれていなかったその試験での出来事を、きっちりと、、、
 重い内容ながらも、明るく書かれていました。
 
 あの三人が、無事合格するのは分かっていけれど。でもやっぱりハラハラして。。
 
 優秀だったからこその国試合格ですが、就職したら、そこからまたさらなる成長・精進が必要で。
 合格は、終わりじゃなくて、スタート。
 
 スタートのお話が、この短編集の最後におかれていて、
 あの何年後かに、彩雲国物語第一巻の世界が始まるのだと思うと、
 終わってしまった話だけれど、この世界はまだここから続くんだって、妙な希望も持てました。。
 
 私は、主人公・秀麗のように、幼子を残して逝く運命なんて、冷静に受け入れられないけれど。。
 私にとって、これからも大切なお話の一つであり続けると思います。
 
 彼女の上司だった「皇毅」
 私は今も、この人が一番好きです。
 

閉じる コメント(2)

顔アイコン

「旺季」、確かに損な役回りの人的に書かれてました。でも、私にとっては「晏樹」という怪物を拾った確信犯です。悪夢の国試組\(^o^)/

2013/10/18(金) 午後 2:45 [ あか ]

顔アイコン

ご無沙汰しております。
「骸骨を乞う」わたしも読みました。
サブキャラだった人々が、ぐぐっとクローズアップされるのは大好きです^^
逆に、メインキャラがなんだか遠いような…それが寂しかったですけど。^^;

2013/10/19(土) 午前 2:15 kohuzi


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事