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西条の街並は古いが、新興の中層マンションやホテルと混在している。 その中で煉瓦製の煙突群は時代の流れに負けないようにと気を吐いているに見える。 歩いていると何気なく複数の煙突が一つの風景に収まる場所に出くわす。 所々で仕込み水を貰うことができる。 持ち帰りが多いみたいだけど、その場で飲んでも良い。 人が並んでいるところもある。 氷屋がある。古い。 冷凍庫は「氷室」と大きく書かれている。 その昔、位の高い人に夏、氷を供するために作られていたのが氷室だ。 日影の薄暗い山中にある。京都にある氷室は天皇家に氷を届けるために作られたところだけど、現在でも交通手段が乏しいところだ。 再び通りに戻る。西国街道(旧山陽道)だ。 道のはずれに小さく煙突が見えた。(右写真) 石の道標が残る。 竹原から続いている道だ。(左写真) 酒蔵通りの界隈には円通寺という禅寺がある。 小さいけれど立派なお寺で手入れが行き届いている。 住職さんの心がけ、志が高いということだ。 修行の道からすると当たり前かもしれないけれど、石庭を維持することは並大抵のことではないはずだ。酒をきちんと造るという街の気質は街中にDNAとして行き渡っているのかもしれない。 亀齢酒蔵醸造所の表札。年季が入っている。 酒泉館の奥には藍泉館がある。藍染工房だ。 釜の中には藍が眠っている。こんなところで藍染に出会えるなんて、色材研究者として嬉しい。 今は使われてないと思うけれど、釜の工程管理をする電気設備が残る。 温度や攪拌羽根の回転数を制御していたのだろうか? 新聞記事のコピーが掲示されていて、見ると飴村秀子さんのいう藍染の巨匠について 書かれていた。「世界一のブルーを目指す」のフレーズが目を引いた。 このように西条駅界隈に見所が集中していて、駆け足で巡ってもそこそこゆったりと味わえるくらいの
規模の街です。だけど、そこの凝縮されていて、灘、伏見と並ぶ三大銘醸地と称されているところだけのことはあります。 今度は宿泊して夜の街を楽しみたいところ。 駅北の松尾神社も併せて・・・ |
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