乱読メモ

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この本は南方熊楠の伝記ではない。
しかしながら熊楠の生涯を辿りながら、
彼の粘菌研究や南方曼荼羅について解釈を加えていく。
生涯で誰一人として弟子も取らず、ただひたすら研究に没頭した
その生き様を決して真似ることはできないだろう。
その博識とあくなき好奇心には脱帽あるのみだ。

難解な箇所あるも、オートポイエーシス(生命システムの新しい考え方)まで
飛び出し示唆に富む書だ。

東大の講義でお世話になった生源寺先生(現名古屋大教授)による日本の農業に関する
概説書であり、わかりやすく解説されている。
基本的考え方は、前著「農業再建」でも述べられており、
今回は僕の理解を一部再確認しながら読むという作業になった。
そういう意味では一部復習し、一部補填した。

改めて思うことがある。
海外の大面積農地に対して日本が勝てる戦略はない。
何故なら、農地を一箇所に集めることができないからだ。
それゆえに、見かけ上、生産コストは10haで頭打ちとなる。
それ以上大きくしてもコストダウンできないのだ。
でも、これは繰り返しになるが見かけ上だ。
農地が集中すれば解決できるのだ。

次に農家のコミィニティー問題がある。
実家を遠く離れたリーマンの僕としては別提案したいところだ。
新しい農家コミィニティーの創生も含めた農業改革だ。

つまり、農業問題を解決するには、相当強い意思で変革するということが必要なのだ。
それを覚悟して進まなければならない。

こんなことを考えると、この国って? と思うことが多い。
既に言われていることばかりだけど、西日本と東日本の周波数が異なるという問題、
鉄道線路幅は依然として狭軌を続けていること(新幹線は標準軌)、
このようなインフラストラクチュアの原則が貫かれていない。
土地問題もしかりだ。

乱読メモを久しぶりに書いている。

毎週少なくとも1冊のペースで本を読了しているのだが
最近さぼってた。

今回紹介するのは、地震学者として著名な石橋氏が編集したものだ。
大震災を受けた日本でおびただしい数の出版物が発行されているが
中でもこの本は秀逸といってよいだろう。

まず、論点がわかりやすい。
技術の解説も平易だ。
なるほど、なるほどと読める。
著者達の筆力もさることながら主張がシンプルだからと思う。
それと編集者。
かなり赤を入れたのではないだろうか?
日曜の朝じゃないけど「あっぱれ」だ。

敢えて課題を述べると、代替えエネルギーのくだりだ。
やはり、ここは具体性と説得力に欠けざるを得ないのだ。
だからこそ挑戦しよう!

最後に・・・
僕はエネルギー確保の点で原発を極力残さないといけないと思ってた。
でも、いろいろな本を読み意見を聞いたりする中で、ようやく実態が見えてきたような気がする。
そのタイミングでこの本に出遭った。
決定的な出遭いだった思う。
原発を早く終わらせなければ日本は滅んでしまう。

僕が一番気に入ってるアイラ島のシングルモルトはアードベックだ。
この前まではボウモアだったし、もっと前はラフロイグやラガヴーリンだった。
でも、これからはブルイックラディになるだろう。
この書は、かのブルイックラディを再生した男達の物語だ。
ワインが一役買っているが、ライハが主役なのだ。
ウィスキー業界は効率化が進められていて、小規模の蒸留所は生計が成り立たない。
その中で、アイラ島で唯一、個人経営されているのが、このブルイックラディだ。
能書きはやめよう。
ウィスキー好きなら是非読んで欲しいし、味わって欲しい。

いつか、ブルイックラディのウィスキー・アカデミーに参加したい。
いつ行けるだろう?

1983年が初版である。
今さらではあるけれど驚きだ。
今日までこの書を読まなかった自分が恥ずかしい。
あまりにも無知ゆえに。

ケストラーの提唱するホロン(部分と全ての二面性を兼ね備えること)については
原則、大賛成だ。そして見事なまでに文献に裏付けられたホロン理論が説明される。
このようなシステム論は21世紀になった今でさえ通用する考え方である。
もちろん最新の科学・哲学のアップデートは必要だが、恐らく錆び付いていまい。

部分は部分であるとともに全体を構成する。
そして部分を積み重ねていっても決して全体にはならないし、
全体を要素に還元しても全体を理解することはできない。
その考え方はオキシモロン的でもある。

人間の脳は下等動物から始まって3つの階層から構成される。
最新のつまり最も進化した脳は理性的・論理的であろうとするが
最古層の脳は野生的・情緒的だ。これらが葛藤する結果、人類は頻繁に失敗する。
「神々の沈黙」によると右脳と左脳がつながったのは僅か三千年前らしいが、
この説が正しいとすると、人類は超高スペックの器官(つまり脳)を付与された結果、
使いこなすことができないまま現代に至っているということになる。

20世紀初めに粒子の波動性に基づくハイデルベルグの不確定性理論が提唱されたが
その時まで人類はそんなことを考えたこともなかったのである。
最終章でコメントされる超能力についても現代の陳腐な科学では否定されようが
もしかすると認知できていないだけなのかもしれない。

有袋類はオーストラリアに居住しているが、どうやら右脳と左脳がリンクしておらず
進化はそこで止まっている。一方、有胎盤類は見事に進化を遂げた。
但し、これらの骨格的特徴は類似していることを考えると、たまたま辿った進化のルートが
右脳と左脳を連結する・しないで大きくその将来を変えたことになる。

もっと興味深いのは、クモやサソリだ。
脳の中を食堂が通るという構造ゆえに(進化過程で失敗をしたのだが)、
食物を捕獲する知能を持つかわりに食道の空間を残すのか、
逆に知能を獲得し(脳を肥大化させ)消化能力を失うかのジレンマに出くわした。
結果、液体しか食道を通らなくなっている。

さて、ホロン理論に戻るが、この考え方は普遍的な事例に適用できる点で秀逸であり
沢山列挙されている。

これ以上のコメントは控えることにする。
ただ脱帽あるのみだ。

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