屋根の上のミケ

屋根の上から世の中を見渡している三毛犬(イヌ)の日記です。同じ三毛でも、猫ではなくワンコですのでご留意下さい。

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【写真は、報道された以外にも様々な書き込みが見える富田メモ】

A級戦犯合祀に関する富田メモの真贋

 A級戦犯合祀に関する昭和天皇の「お心」とされるメモが日経新聞の特ダネとして報道された。
このメモの内容が事実とすれば、昭和天皇が1975年から靖国神社参拝を中止された理由が、ご自身の言葉で明かされたことになり、中国からの内政干渉を待たずとも、日本人自身の手で、A級戦犯の合祀の是非について判断できる根拠が与えられたことになる。
 突如、歴史の闇の中から浮上するこの手の資料については、常に真贋(しんがん)を慎重に確認しなければ、田中上奏文に代表される偽書に騙される恐れをはらんでいる。
 私が、日経の記事を最初に読んだ時にも、肝心の陛下に関するメモの記述が、ノートに後から貼り付けられていたという点などから、「偽書ではないか」と警戒を持ちながら、「陛下のご発言をメモした本物だ」とする秦郁彦氏の識者コメントが記事に添えられていたため、素直に本物と信じてしまった。
 陛下が三国同盟を推進した松岡、白鳥(白取)両氏に対してお怒りを感じていたというメモの内容は、これまでに明らかにされている陛下の周辺人物の回顧録などから十分信じられるものなので、余計に信憑性を感じさせる効果を持っていた。
 しかし、私にとっては、日経とNHKニュースの両方に添えられていた真実性を裏付ける内容の秦氏のコメントが、決定的だった。南京事件における30万人説とまぼろし説の中間の4万人説を唱えることで、知られる秦氏のコメントだけに、資料の真贋については、十分検討された末のコメントに違いないと、思ってしまったのだ。
 少なくとも、秦氏は日経が報じたメモの実物を肉眼で見て、しかも日記全体も見て、全体的に真実性の高い資料だと判断を下したものだと私は、思ったのだ。
 だが、日経の報道直後からネットには、メモの真実性を疑わせる疑問点の指摘が相次いだ。いわく「貼り付けられたメモの部分だけが、他の部分と比較してインキも紙も新し過ぎる」、「記事で公表された以外の部分に陛下のお言葉ではないことをうかがわせる記述が書き込まれている」等々。
 私は当初、報道されたメモの内容が、真実、陛下のお言葉であり、お気持ちであればよいと思った。なぜなら、A級戦犯に対して、陛下がどのようなお気持ちを持たれていたかという事を知ることができれば、それは、これまで歴史の謎とされていた部分を埋めることができ、歴史の謎に対する私の心のモヤモヤを、その部分だけでも晴らすことができるからだ。
 しかし、私の乏しい知識だけでも、A級戦犯が合祀されたのは78年なのに陛下が靖国参拝を中止されたのは、それに先だって三木首相の私的参拝発言で公私の問題が起きた75年が最後だった。この3年の空白の説明が付かない不合理性は、すぐに気が付くことができた。
 しかも、下記の寺田嘉信氏の情報によれば、メモの日付である『1988年4月28日に富田宮内庁長官は、昭和天皇にお目にかかっていない』可能性まで指摘され始めてきた。 
 小泉首相の靖国参拝が予想される8月15日、9月の自民党総裁選挙、これらを目前にしての絶妙のタイミングでの公表。これは、公表の裏に潜む政治性を十分に疑わせる。
 これまでに公表済みの歴史資料から、昭和天皇は主なA級戦犯の各人物について「自分のために尽くしてくれた股肱の臣を占領軍に引き渡すのはしのびない」と述べておられたり、東条英機氏に対して好感を持っておられたことなどが知られている。
 それなのに日経報道によれば、陛下がA級戦犯各氏をひとくくりにして、靖国参拝中止の理由にした内容になっている。これは、私にとってメモの内容に疑問を感じさせる部分だ。
 いまの段階で私が希望するのは、現代の科学技術を総動員してメモの真贋(しんがん)を徹底して調べてほしいということだ。ただ、メモが真実、富田元宮内庁長官の手で書かれた陛下のお言葉だったにしても、それは、富田氏というフィルターを通した陛下のお言葉であり、富田氏の立場や配慮がメモに反映されている可能性は、排除できない。
 こうしたさまざまな要素を踏まえた上で、これから専門家の手で、メモの真贋(しんがん)と、真実、陛下のお言葉であれば、その意味合いを縦横に論議してほしいと思います。
 今回の報道が、国民の間であの戦争の意味を問い直し、より真実に迫る知識を広めるきっかけになれば、良いと思います。
 また、陛下のお気持ちは、それとして、日本のために尊い命を捧げた250万柱の英霊が靖国神社にお祀りされている事実は、国民としてないがしろにしては、ならないと思います。小泉首相、その後継者と目される安倍官房長官、さらに多くの日本国民が、靖国神社を大切に思い、折りに触れてご参拝下さるようお願いしたいと思います。
 靖国神社に対しては、色々な方々が、それぞれの気持ちをお持ちだと思います。以上は走り書きでは、ありますが、現時点での私の気持ちです。
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<以下は引用コピー>
【渡部亮次郎のメイル・マガジン 頂門の一針  第508号】より

【富田メモの信憑性】

          寺田嘉信

大新聞社・TV局の報道通り殆どの国民はメモを本物と信じて昭和天皇のご意思と信じたことと思われます。もし昭和天皇のご意思であれば今後皇室に対する思いは根底から考えを変えざるを得ません。今後の日本人の精神的拠り所は完全に崩壊します。 国民がそう感じ始めたとき彼らの術中に堕ちたことを意味するでしょう。

ノートに貼り付けられている元メモには19行から構成されており新聞TVで報道されているメモには6行の削除部分がある。削除された上6行には中曽根、奥野の名前と共に藤尾(文相)の発言とあり6行の削除により文面の意味が違ったものになる。

そして発表された、私は或るときにA級がとの文章につながるが、この文面通りとすれば藤尾文章の発言メモとも解釈される。なぜ日本経済新聞社は上の6行を削除したのか、意図的とすれば重大な問題であり文書改竄とも指摘せざるを得ない。

尚、情報によると『どうやら1988年4月28日に富田宮内庁長官は、昭和天皇に会っていない模様。』もしメモが昭和天皇の発言でなかった場合このメモを本物として記事にしたあるいは映像で放映したマスコミの全役員はすいませんでしたでは済まされないことを覚悟されることをご注意いただきたい。<引用終わり>

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PONKOさんへ メモの信憑性と言った時に、メモが本当に富田氏によって昭和天皇の発言を記録したものか、また、富田氏が本当に昭和天皇の発言を歪めずに正しく書き留めたものか、どうかが問題になると思います。しかし、PONKOさんが、おっしゃるように、私も「命を賭けて守ってくれた東條英機氏をはじめとするA級戦犯を天皇が悪し様に仰るとは」到底思えません。ミケ

2006/7/25(火) 午前 10:47 yan*na*tya*yo 返信する

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第一報で、すっかり信じてしまったのですが(苦笑)疑問点続出のようでありますね。私は、昭和天皇の松岡嫌いがアタマにあるもので、つい信じてしまったのです。しかし、これが仮に陛下のお言葉であったとしても、靖国をお祀りすること自体に何の影響もない。別問題であると考えています。将軍が批判された故に兵を弔わなくて良いという法は、受け入れることができませんから。

2006/7/25(火) 午後 2:46 single40 返信する

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singleandover40 さんへ すでに書かせていただいたように私も第一報で、すっかり信じてしまったクチです。昭和天皇の松岡嫌いが、アタマにありました。しかし、おっしゃられる通り「将軍が批判された故に兵を弔わなくて良いという法はない」と思います。ミケ

2006/7/25(火) 午後 3:48 yan*na*tya*yo 返信する

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「古い右翼」のかたがどういおうと国際的に裁かれたA級戦犯を悪くなかったんだと開き直ることは国際的には無意味です。A級戦犯を認めないという方々がもう一度戦争の総括をすればいいんですよ。国際社会はこの問題を決着済みと考えているわけですから。私は敗軍の将を裁けといっているのではなくもう裁かれているんです。完了形ですよ。 削除

2006/7/26(水) 午前 0:13 [ shingood2006 ] 返信する

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shingood2006 さんへ コメントをありがとうございました。仰るとおり、いったん国際的に広まってしまった誤解や無理解を正すのは、大変なことだと思います。しかし、歴史の真実を知ることは、知的な楽しみでもあります。未公開だった当時の歴史資料も次々と公開されていますし、誤解に基づいた定説が、これから覆されてゆくことも多々あると思います。ミケ

2006/7/26(水) 午前 1:00 yan*na*tya*yo 返信する

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みけさん、残念ですがこれは誤解ではありません。最終判決がでて終わった問題なのです。A級戦犯が平和に対する罪で有罪だというのは国連という戦勝国連合の機能する国際社会では目をそむけようのない現実です。もしこの5大国が主導する国際社会に不満があるならもう一度アメリカと中国とを敵にして戦争しなければなりません。あなたはそれを望みますか? 削除

2006/7/26(水) 午後 4:26 [ shingood2006 ] 返信する

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昭和天皇と軍部は仲が悪かったのはいろんなところで言われてましたからね。張作霖爆殺事件では軍部に対し激怒されてますし、226事件では側近を重体にまでされてます、まあこのメモはその歴史的事実を補足するものでしょう。

2006/7/28(金) 午前 2:41 [ nuc*ea*arm*me* ] 返信する

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nucleararmamer さんへ 昭和天皇が軍部に強い不信感を持っていたのは確かなようですね。君臨すれども統治せずの立憲君主制(天皇機関説)を良いことに専横に走る軍部が、対米戦争を目前に強硬論をはいて、戦争に突入したのはよいが、ミッドウエーを境に連戦連敗。とうとう日本の大都市をすべて焼け野が原にしてしまった。これでは、軍部に不信感を持っても当然かと。ただ、東條はまじめな態度で陛下に接したせいか、陛下に好感を持たれていた節がありますね。ミケ

2006/7/28(金) 午前 7:07 yan*na*tya*yo 返信する

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歴史の真実を追求し議論することと、政治的にそれがどう決着したかということは別の問題です。A級は敗軍の将だから裁かれて当然だったと考えるか、裁かれるべきではなかったけど戦勝国の不当裁判で死刑になってしまった、日本は現在に至るまで政治的にそれを覆すまでに至ってない、と考えるかは天と地ほど違います。私のような古い右翼(笑)は、まず日本人に必要なのは歴史の真実を追究しようとする心だと思うわけです。 不当で理不尽ではあるが東京裁判は決してしまった。日本は国際社会に復帰する上で「諸判決」を受け入れました。死刑になった人の判決をひっくり返し諸判決を否定するかどうかという話と、死刑にはなったけどあの人たちは今でも日本のために尽くしてくれた英霊であると思うかは別の問題です。悪法も法であると死刑になったソクラテスを悪人と軽蔑するか偉大な思想家であったとするかは残された人の主観の問題です。いわゆるA級戦犯が英霊かどうかは日本人の主観であり歴史観の問題なのです。 削除

2006/7/29(土) 午前 2:50 [ TATSU ] 返信する

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実際問題、この話は「歴史家の範疇」に属すことでしょう。「将来の教訓・戦訓」は兎も角、少なくとも「不本意」とはいえ「死刑により責任を取った」皆様を「死者を鞭打つ(儒教圏では常識だが)」様なまねは「不快感」を覚えますね。

2006/7/29(土) 午後 8:24 [ tero19632001 ] 返信する

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TATSU さんへ ソクラテスのたとえは、うまい例えだと思います。記憶は正確ではありませんが、昭和天皇が、「A級戦犯は、米国から見れば犯罪者かも知れないが、日本から見れば、国のための尽くしてくれた功労者だ」と、おっしゃった事と同様だと思います。これに尽きると思います。ミケ

2006/8/1(火) 午前 0:54 yan*na*tya*yo 返信する

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歴史好きさんへ 死者にむち打つ文化、しかも永久に、中国のこうした文化は、日本人が、とても受け入れられるものでは、ないと思います。それよりも、日本人の死者の慰霊という文化の問題に、他国の中国が政治的意図を持って干渉するというのは、世界の常識からは、考えられない野蛮な行為だと思います。ミケ

2006/8/1(火) 午前 1:03 yan*na*tya*yo 返信する

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TATSUさんがおっしゃる真実とはなんでしょう?自分たちでA級戦犯真犯人を見つけますか?それとも自衛戦争だったと言い張りますか?国際社会が60年前に出した判決を覆したいなら自分たちで5常任理事国を説得して反証する必要がありますね。まあ不可能でしょうけど。国内でいくら吠えても負け犬の遠吠えにしか聞こえません。意見広告でワシントンポストにでも投稿してみたらどうでしょう。国家における戦争とは政治的、道義的責任をともなうもの。死後も批判されても文句は言えないのです。 削除

2006/8/2(水) 午後 7:17 [ shingood2006 ] 返信する

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初めて書き込みいたします。 東京裁判が誤りだったことは、世界の国際法学者の間で定説になりつつあるという話もきいています(『世界がさばく東京裁判』明正社刊、など)。 削除

2006/8/5(土) 午前 0:15 [ 三日月 ] 返信する

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shingood2006さん、別にワシントンポストに投稿しなくてもマッカーサーが日本の戦争は自衛戦争だったと言ってくれてますけどね。1951年5月3日〜5日、米上院軍事・外交合同委員会聴聞会での証言です。そういったようなことは歴史研究のレベルでは60年たった今でも次から次へと様々な真実が明らかになりつつあります。 削除

2006/8/5(土) 午前 0:17 [ TATSU ] 返信する

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そもそも避けられる戦争だったのか、そうだとしても本当に責任があるのは誰なのか、そういうことを追求することは本当の意味で平和を希求することであり、歴史から学ぶことであると思います。憲法にせよ大東亜戦争の総括にせよ、それは本来は日本人自身の手によって成し遂げられなければならないものと「古い右翼」である私は考えるのです。 削除

2006/8/5(土) 午前 0:18 [ TATSU ] 返信する

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死せるソクラテスを死罪にふさわしい罪人だと考える人間も居れば、偉大な哲学者であったとする人間もいます。それはそれぞれの結論でしょう。所詮、プラトンが何をほざこうと負け犬の遠吠えかもしれません。しかし、あの毒杯裁判をやり直そうか、ということとは違うレベルの話です。 とりあえずMIKEさんのところを借りての議論は一旦この辺にしておきます。このテーマでは15日前後に私のブログにエントリーを上げますので、よろしければご訪問いただければ幸いです。 削除

2006/8/5(土) 午前 2:46 [ TATSU ] 返信する

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三日月さんへ 東京裁判について国際法をはじめ、さまざまな観点から批判や疑問点の表明が行われるようになりました。これまで東京裁判については、歴史の中に封印されていたかのように忘れ去られ、批判もタブー視されていました。しかし、東京裁判の結果は、日本人のものの考え方や歴史観を大きく歪めてきたと思います。東京裁判にもう一度、理性の光を当てて見直すことは大切なことでは、ないでしょうか。ミケ

2006/8/10(木) 午後 3:42 yan*na*tya*yo 返信する

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TATUさんことSilly Talkさんへ たくさんのコメントをありがとうございました。TATUさんは、ご自分を「古い右翼」とおっしゃいますが、私はSilly Talkのブログを拝見していて、当然、若い方だと思っていました。これは、ブッシュ大統領がイラク戦争に関して「古い欧州」と呼び、ドビルパン仏外相が自ら「古い欧州からの声」と名乗ったのと同じで、比喩的表現なのだろうと思っています。ミケ

2006/8/10(木) 午後 3:47 yan*na*tya*yo 返信する

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TATUさんことSilly Talkさんへ 日支事変で、「日本と米国を咬み合わせる」というのは、蒋介石、ソ連、中共の一致した戦略でした。そこに易々と引き込まれてしまった日本のうかつさがあったと思います。しかし、ルーズベルトの側近や米国政府の要所に入り込んだ共産党工作員の影響力などを考えると日本が、あの泥沼の戦争に引き込まれずに済んだ可能性がどの程度あるのか、まったく分かりません。これからも様々な歴史資料の公開が行われるはずです。歴史の暗部に知性の光が当てられることを期待したいと思います。ミケ

2006/8/10(木) 午後 3:56 yan*na*tya*yo 返信する

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